〔097〕阿蘇山 (1,592m)

標高差:692m

2006年03月28日(当時56歳)


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熊本県一の宮町宮地
仙酔峡登山口 R・W火口東駅 火口展望台 中 岳 高 岳
6:10 6:49 7:04 7:28 7:44
登り:1時間34分
下り:1時間20分
高 岳 仙酔峡登山口
7:45 9:05

前日の移動
  宮之浦岳登頂後、屋久島フェリーを17時20分に鹿児島港で降りて、九州自動車道を熊本I・C
まで走り、仙酔峡登山口に向う。 今日も満天の星空であるが、これには何度も裏切られている。

仙酔峡登山口
  メインはR・W乗客者用の駐車場ではあろうが、平日でもあり、朝が早いので車は我々の1台だけ。
駐車場にも火山弾シェルターがあり、コーヒーを沸かす風避けに持って来いである。

三度目の阿蘇山
  阿蘇山へは登ったことにしていたが、自転車旅行でも修学旅行でも火口東展望所までしか行っていなかった。 今回は高岳山頂を踏むことが出来、名実共に日本百名山のスタンプを押すことが出来た。
火山性の山、特に阿蘇山の荒々しい山容は是非、天気の良い日に訪れたい、その時にはR・Wでの観光になるかも

帰路に着く
  小金くらいは持っているいい年したおっちゃんが普通車で4泊もするのは涙もんであるが、若い頃はこんな旅をしてきた連中なので、昔懐かしい思いだったに違いない。 後はひたすら高速道で帰るだけであるが、先輩達がほとんど運転をしてくれたのは感謝ゞである。 結局、一人当たりの往復の交通費は3万円を切ってくれたが、その分、アルコール代に消えてしまっている。

トータル:2時間55分 (休息時間含む)
Road Map :九州自動車道を熊本I・Cで降りて、国道57号線を走り、仙酔峡登山口へ。
Route Map:仙酔峡登山口からR・W下の遊歩道を火口東展望所へ。中岳から高岳最高峰へ。下りは仙酔尾根へ。
駐車場から見る高岳山頂風景は十勝岳とよく似ている。
車の向こうは火山弾用のシェルター、今日は風が強く、
風避けに持って来いの建屋であった。
駐車場からは簡易舗装された道と階段が火口東展望所まで続く。
1965年にここを歩いた時には簡易舗装はされていなく、
岩だらけの道を歩いたのを記憶している。
39分で ”R・W山頂駅”に着く。 風が強く体が温まらない。
観光遊歩道は山頂駅から火口東展望まで続いている。
シェルターは至る所に設けてあるが、実際に火山弾が飛んで
くればここから出られない羽目になるのでは。
阿蘇山はもうもうと噴煙を上げる活火山である。
”火口展望台”に着き阿蘇山のカルデラを眺めるが、
黄砂が接近しているのか? 見通しは最悪であった。
遮るものが無い大展望であるが、スモッグが掛かった様な見通しの悪さであった。
下から見る分には穏やかな稜線に見えたが、実際はかなりの
やせ尾根で風が強いので飛ばされない様に注意しながら歩く。
誰の行いが悪いのか今日もガスってしまった。
この景観は魅力的であり、次回は4度目の正直を果たしたい。
1時間18分で ”中岳”(1,506m)に着く。
風が強いのをいちびって表現しているだけで実際は
それ程でも無かった。
1時間34分にて阿蘇山最高峰である ”高岳”(1,592m)に
着く。 何故か小さなお地蔵さんが置いてあったので
写真に入って貰った。
”高岳”からは仙酔尾根側に下るが、ここの斜面は半端な
勾配ではなく、こちらを登りに使うのは大変と思う。
が、72歳のおじいちゃんが登って行った。
溶岩ゴツゴツの斜面であるが、手袋で岩に触れると
表面は不思議な程によく滑った。
”仙酔尾根”からR・W下の遊歩道側を見る。
天気は徐々に良くなってきた。 登る時間が少し早かった様だ。
気温は6.5℃、風が強いのでいくら歩いても
体が暖まらず、上着が脱げない。
無事 ”仙酔尾根”を通り駐車場近くに戻って来た。
下山1時間20分にて駐車場に帰り着く。 山頂のガスは無くなり、晴れてしまった。
R・Wに乗って登り直すことにしようとしたが、風が強くR・Wは運休してしまった。
草千里に行く
  下山を終えた時点でまだ9時過ぎ。 充分時間があるので火口反対側の
草千里へ観光に行くことにした。 草千里側は仙酔峡側と違い、牧草地が
広がる穏やかな山容であり、火口への道乗りも随分近い様に見えた。
写真ではよく見たことのある ”米塚”も観光するが、生憎と逆光になっ
てしまった。
今回の遠征
03/25 03/26 03/27 03/28
モッチョム岳 宮之浦岳 屋久島観光 阿蘇山
日本百名山』 大きさ日本第二位のカルデラに圧倒される。
最高峰は高岳
あそざん
深田久弥著の「日本百名山」から
  なるほどこれは大きい、とつくづく思ったのは、九重山の上から、祖母山の上から、眺めたときで
あった。 阿蘇より高いそれらの山から陥没火口を覗きこむ事が出来た。 その中央に立っている所謂
阿蘇五岳も数えることが出来た。
時間があれば登ってみたかった”米塚(954m)。
薄いガスが出て見通しは悪かったが、途中の展望所からは大展望が得られた。
展望所からこれから下山していく ”仙酔尾根”を見る。
2024年1月17日改定