〔098〕霧島山 (1,700m)

標高差:420m

2008年04月27日(当時58歳)


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宮崎県えびの市大字原田
登り:1時間05分
下り:2時間00分
トータル:3時間10分(休息時間含む)
ウィキペディアから
  北海道の大雪山と同様に、霧島山という固有の山はなく、地元でも個々の山を個々の名で呼ぶ。
従って「霧島山」とは霧島山群を指し、「霧島」は、山々に加えて多くのカルデラ湖、高千穂河原や
えびの高原などの観光拠点、霧島温泉郷などを含む意で使われる。 JRや高速道路など交通の便も良く、
ミヤマキリシマの群生地や、野生のシカも多く、1年を通して、登山客や観光客でにぎわう。
また、霧島一帯は霧島屋久国立公園として全国で最初に指定された国立公園のひとつでもある。
Road Map :えびの高原は宮崎県であるが、大浪池は鹿児島県になる。
Route Map:韓国登山口から山頂を目指し、大浪池側に下山して九州自然道を韓国登山口まで戻る。
韓国岳 避難小屋 大浪池 県道 韓国登山口
7:05 7:37 7:56 8:48 9:05
韓国岳を登り終えて
  簡単に登れて大展望が得られる良い山だった。 今回、下山路に選んだ道は自分的には大失敗と思ったが、ガイドブックには面白く無い道、詰まらない道とは書いておらず自分で行って始めて判るものなのでしかたがないか。 ネットに山紀行を書いている人も自分が歩いたコースを美化する傾向があり、面白くない道ははっきりと面白くないと書いて欲しい。 しかし、良い、悪いは季節、天候で大きく変わるので難しいところがありますわな。
高千穂河原に移動する
  縦走が出来なかったので、車で ”高千穂河原”まで移動し、当日に ”高千穂峰”に登ってしまう。
韓国岳登山口 三合目 六合目 八合目 韓国岳
5:55 6:18 6:42 6:49 7:00
前日の移動
  桜島観光後、函館からのハイカーを ”霧島いわさきホテル”に送って行き、えびの高原に入る。
まだ明るい時間だったので硫黄山を軽く散策する。 韓国登山口の駐車場で車中泊にしようかと思ったが、
若干硫黄臭いので少し下った空き地で夜を明かす。(現在、霧島いわさきホテルは廃業しています。)
前日の道中で見た滝
前日のえびの高原から見た韓国岳
前日の硫黄山散策

突然、国道に現る滝
”丸尾の滝”は、霧島温泉郷丸尾温泉にあり、湯煙を上げ、霧島温泉のお湯を集めて落ちる珍しい温泉の滝です。 高さ20m、幅20m。 滝は、国道沿いにあるのでちょっと寄り道には最適です。

遠景は相変わらずもやっているが、陽が傾き韓国岳が綺麗な姿を見せてくれた。
韓国岳登山
'08年度の九州の山遠征
04/26 04/26 04/27 04/27 04/28 04/29 04/30 04/30
開聞岳 桜島 霧島山 高千穂峰 祖母山 大崩山 由布岳 阿蘇山
”硫黄山”から見た ”不動池”。
その後ろに ”白鳥山”(1,363m)、
遠く ”栗野岳”(1,088m)が並ぶ。
”韓国岳登山口”に早く着いてしまい、暇なので硫黄山を散策する。
殺伐とした ”硫黄山”の全景。 '02年5月に訪れた時には
イオウが噴出していた様な記憶があるが、今はその面影は無い。
少し登った所からえびの高原と ”登山口駐車場”を振り返り見る。
”韓国岳登山口”の駐車場は悪性ガスが流れてくる恐れがあるので、
少し宮崎側に走った空き地に車を停めて車中泊とした。
早朝に登山口に戻ると函館の人がタクシーでやって来た。 ここまで
2千円で済んだらしい。 昨日は迎えに行くと言ったが断られた。
函館の人から少し遅れた 5時55分に登山口を出発する。
前回、5月に来たときはミヤマキリシマが
満開であったが、今回はまだ蕾が固い。
代りに ”シナミズキ”の黄色い綺麗な
花が満開になっていた。
二合目から山頂まで一合置きの表示があった。登山口から山頂までは2.1kmの距離。
登山道は山頂まで火山石のガレ場状の道であり、歩き難い。
終始展望は良く振り返ればどこからでも ”えびの高原”が望めた。
左、えびの高原、右、硫黄山が望め、白鳥山の手前には
2つの池があるはずだが、山影になり見えていない。
振り返ると幸いガスは掛からなかったが、黄砂の影響か? 見通しは悪かった。
1時間05分にて ”韓国岳”の山頂に着く。
縦走すると言う御夫婦が登ってきたので話しをすると、高千穂河原に
車を置いてタクシーで韓国岳登山口まで来たらしい。 料金は4千円
だったとか。 その値段を聞いて縦走は諦めた。(一人では痛過ぎる)
前回はガスでまったく見れなかった火口壁を見る。
もやってはいるが ”開聞岳”に続きリベンジ成功である。
韓国岳山頂から ”高千穂峰”の優美な山容を見る。
縦走してバスで帰る手もあるが、縦走時間もバスの時刻も判らないので
やっぱり諦める。手前の火口跡は ”琵琶池”、右に少し見えているのが
”新燃岳”の火口跡。
下山は ”大浪池”側とした。
登山道は山頂から真っ直ぐに整備された木道が
”大浪池”まで続いていた。
登山道の両側は背の高い笹で覆われ展望は無し。
殆んどが木製の階段で整備されておりまったく面白く
無い道であった。 これを登りに使う輩も多いが、
2度と歩きたくない道だった。
詰まらない道を下ること28分で ”避難小屋”のある分岐に出る。
左に行けば ”大浪池登山口”、右に行けば ”えびの高原”に戻れる。
東回りが ”大浪池”を見るのに近いと勘違いし、
しばし東に歩くが地図を見て西回りの方が余分な歩きを
しなくてよいことに気付き引返す。 毎度の道間違いである。
登山道から10分程登るとコバルトブルーの綺麗な ”大浪池”の展望地に出る。
残念ながらミヤマキリシマはまったく咲いていなかった。
お花目当てで来た訳ではないが1週間違いで、お花が見れないのは残念だった。
下山 1時間43分にて県道に出る。
”きしりま高原散策道”付近にはまったく
人怖じしないシカ君が遊んでいた。
分岐からは谷間の道なのでドロ道が多く、樹木が生い茂り最悪の道を
歩いている感じがした。 しばらく雨が降っていなくてもドロ道なので、
雨後はどんな状態になるのか想像もしたくない。 県道手前0.5kmの地点になると笹原が無くなり気分よく歩ける道になってきた。
”韓国岳”の山頂から見た火口湖の ”大浪池”。
霧島山系にはこの様な火口湖が沢山点在していた。
日本百名山前回はガスガスで山頂からの展望を得られなかったが、今回でそのリベンジを果たす。
最高峰は韓国岳
きりしまやま
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”えびの高原”のパノラマから ”不動池”を中心に見る。
”えびの高原”のパノラマに入っていなかった ”甑岳”を見る。
高山帯の様に背の高い樹木がまったく無い、
大展望の道を外輪に向けて登って行く。
”五合目”ではあるが、距離的には山頂の方が近くなった。
”高千穂峰”までの縦走を考えたが、駐車場に帰るタクシー代が高く付きそうなので割愛した。
2024年1月20日改定