標高差:305m
累積標高差:517m

2013年07月20日


川上岳に戻る

岐阜県下呂市萩原町
登山道間違い編
  登り:1時間31分
  下り:1時間25分
  トータル:3時間02分
Road Map :高山市街からR41を南下して、県道455号線にから位山峠を抜けて山之口に入る。
Route Map:林道奥の荻原登山口から山頂を往復する。沢道ルートは素人には困難な様子。
道間違い編』  徘徊老人の道間違い。
この後も諦めずに
  車に戻り、林道を下るが、まだこの林道のどこかに登山道があると信じて、更に枝道を登って行くが、そこも林道が終わり、踏み跡もなくなったので引き返す。
川上岳から余りにも離れた場所を徘徊していた
  GPSがあれば現在地が直ぐに判るはずであるが、余りにも川上岳から離れていたので、現在地を特定出来なかった。 徘徊している時は川上岳の直ぐ近くだと思っていたが、あの尾根を進んでいたら何時間あっても川上岳に着かない所だった。 全ては帰宅したから知ったことである。
GPSには助けられる
  残雪期の山では登山道が雪で隠されGPSに助けられたが、薮山で助けられたのは初めてかも知れない。 歳を取った徘徊老人にはGPSは貴重な存在だと痛感した。
林道を下ると
  最初に見た川上岳への道標の直ぐ横に二つ目の道標と道成りにも道標があり、5kmの距離があったものの簡単に登山口に行くことが出来た。 3時間のロスタイムであったが、さぁ、登りなおしだ。
林道間違いまでの経緯
 萩原町上之田に着いた時、一つ目の川上岳登山口の道標が目に入り、橋を渡り広い林道に入ってしまった。
その少し先に”川上岳登山口5km”のもう一つの道標があり、これには目が行かなかった。道標通りに進ん
でいると本人は信じているので、林道を間違っているとは夢にも思わず、登山口を探すのに必死になっていた。
川上岳周辺
かおれだけ近くの山
林道は何箇所も崩壊しており、四駆車でも上れない状態だった。林道歩き25分で林道終点となるが、登山口を示す表示がまったく無い。林道終点奥にも顕著な踏み跡が無い。本人はまだ間違いだと気付いていない。
かなり荒れた林道を上り詰めて行くと、普通車では無理な状態になり、路肩の広い箇所に車を停める。 4時53分に林道を歩き出す。気温は17℃、朝の内は涼しかった。
古い石畳道が出てきた。 「これは登山道に間違いない」と思ってしまうが、石畳道は長くは続かなかった。
「メジャーな山なのに、こんな道?」と半信半疑に成りながらも薄い踏み跡を追って行く。 赤いテープがあり、これが背中を押してくれた。
踏み跡は薄くなり、その内に道が無くなる。 反面、ササが生い茂り、背丈を越す様になる。 ラッセル車の如きササを掻き分け、押し倒し進んで行く。頼りはGPSに出て来る稜線だ。
稜線に出れば縦走路が通っているはずとササを書き分け1時間31分で稜線に到達するが、「なっなんと!稜線には縦走路が見当たらず、一面のササ原しかなかった。 ササは全面、背丈より高く、微塵の踏み跡もない。このササ原尾根の走破も考えたがGPSを持ちながら現在位置が判らず、どの位、藪扱きが必要なのか判らないので、鉄則である元の位置まで引き返すことにした。
深いササ原を登って来たので、当然、下り道が判らない。
GPSの奇跡を見ながら軌道修正して、石畳道まで戻ることが出来た。今日ほど、GPSが頼もしいと思ったがことがない。
少しは踏み跡のある所まで戻って来た。 本人、川上岳とまったく関係無い所を登っているのに気付かず、反対方向に登山道を探しに行く。
反対方向にも踏み跡があり追って行くと無くなってしまった。
しかも林道終点から離れてしまい、又もやGPSのお世話になり、林道終点に戻る。