〔014〕氷ノ山 (1,510m)

2007年10月21日



鳥取県若桜町
鳥取県側から登る
これまで兵庫50山として、そして兵庫県の最高峰として兵庫県側から何度か氷ノ山に登っていたが、鳥取県標高第二位の山、そして日本二百名山として鳥取県側から登ってみたくなった。
1ヶ月前にはこの日に氷ノ山観光協会が”紅葉登山大会”を行うのを知っていて、この日だけは避けようと思っていたのだが、当日はまったく忘れていて、氷ノ山に向ってしまった。実害は無かった。(^・^)
Road Map :国道29号線を北上し、戸倉峠を越えて鳥取に入る。国道482号線に入り氷ノ山スキー場を目指す。
Route Map:旧伊勢道の登山口である響の森をスタートして氷ノ越、山頂、三ノ丸を経て周回コースを取る。
標高差:640m
トータル:4時間17分 (休息時間含む)
氷ノ山 三ノ丸 三ノ丸登山口 響ノ森
10時05分 10時51分 11時42分 12時34分
下り時間:2時間10分、一般道歩き19分
登り時間:1時間44分
響ノ森 氷ノ越 氷ノ山
8時17分 時02分 10時01分
鳥取県側からの氷ノ山
  響の森からの旧伊勢道は兵庫県側からの福定から登りより標高差で200mは少ないので楽に短時間で氷ノ越まで行くことが出来た。
期待を持って通った三ノ丸への道は背丈以上の笹原が広がるだけの面白くもなんともない道だった。 ただ、一面の積雪になりクロカンでも出来ると評価は一変することになると思う。
地域びいきではないが、山容は兵庫県側から見る方がカッコ良いし、登山道の雰囲気も良い様に感じた。 次回は仙谷コースを歩いてみようと思っている。
響の森駐車場には出発時の朝には2台しか泊っていなかったが下山してみると満車になっていた。 こらはハイカーの物ではなく、バーベキューパーティをやっていた様だ。美味しそうな臭いだけを頂いた。
晴天下、一般道を20分程歩いて響の森に帰る。
3時間58分にてゲレンデ歩きから開放されて林道に出る。
一応、登山口の表示有り。 停めてある車は途中ですれ違ったハイカーの物と思われる。
スキーもせずに歩いて下るゲレンデはバカみたいで情けない。 ゲレンデは綺麗に刈り込まれているが、それでも歩き辛い。 三ノ丸を経由してのここまでの道は見所無くまったく面白くなかった。
リフト下り場からリフトに平行して下る階段は相当なものだった。
氷ノ山スキー場は若い時に来ているのだが、記憶はまったく
残っていない。 ロッジまで見渡せる展望は最高であるが、
スキー場なので感激は薄かった。
3時間25分、急な尾根道を下って行くと急に展望が開け
スキーリフトの最上部に出た。
たまにカエデの紅葉が目を楽しませてくれるだけ。
イノシシのぬた場が所々に見られた。後は多くある鹿の糞だけ。
分岐からも背の高い笹原が続くのみ。 ちょうど、笠形山の
”鹿ヶ原”を思い出す雰囲気の悪い道だ。
若狭側への分岐に出る。 ここまでは笹原しかなかった。
三ノ丸避難小屋の前でお昼にする。 山頂の騒々しさと違ってこちらを通る人はほとんど居ない。 天気予報通りに天気はどんどん良くなってきた。
氷ノ山から三ノ丸までは笹原で展望が利かず、鞍部には泥濘が続き、腹が立つほどに面白くない道と感じた。 こんなのなら仙谷コースを下りていれば良かったと後悔するが、来てみないとこれは判らない話しだ。
'03年04月の残雪期に歩いた時は展望の良い気持ちの良い道だと思ったが、無積雪は背丈以上の笹が生茂っているだけの本当に詰らない道だ。 ここは積雪時に来るべし。
山頂を後にして三ノ丸方面に進んでいると ”千年キャラボク”なるものがあったので見てみる。 古木としての古さは感じるが際立った樹形ではなかった。
トイレ展望台からは”扇ノ山”までは見えるがそれ以上の
遠景は霞んで見えていない。
展望台のあるトイレに寄ってみる。
鉢伏山までの尾根を見る。 お陽さんは出たり隠れたりでまだ好天にはなってくれない。
二百名山としての記念撮影だけしてさっさと三ノ丸に向う。
気温は9℃まで上がったが風があり寒い。
1時間44分にて ”氷ノ山”(1,510m)に着く。 東尾根側からの
登山大会の人と合わさって沢山の人が展望を楽しんでいた。
こしき岩からの展望は抜群で山頂からの展望より良い感じがした。
目の下に歩いているハイカーを見るのも楽しい。
正面からの直登を諦めて登山道を進んでいると裏側からこしき岩に登れるかすかな踏み跡があった。 薮道であり ”キジ打ち場”にもなっているが簡単にこしき岩の上に立てた。 これなら頑張って直登すれば良かった。
仙谷分岐”に着く。 仙谷コースも歩いたことがないが
今日は三ノ丸に行く予定なので次回は是非歩いてみたい。
1時間20分で ”こしき岩”に着く。 これまで岩に登れると思ったことが無かったが、見てみると道が付いている。
登ってみると左に廻る細いテラスがありその先は行き止まりであったが展望がすこぶる良い。 戻って直登しようとしたが、
下りが困難そうに見えたので諦めた。
まだ陽が差してくれないが、登るに従い黄葉は増えてくる。
見頃は来週末当たりの感じがする。
見えてきたこしき岩の周辺は充分な紅葉が広がっていた。
ブナ林に赤のワンポイントはカエデの紅葉。
紅葉、黄葉にはまだ早いと思っていたが、結構色付いてた。
氷ノ越から山頂までは気持ちの良い道が続く。
45分で ”氷ノ越”に出る。 避難小屋前のおっさんに行き成り
”スタンプ押します”と言われて一瞬、何かルール違反でもしたかと思ったが、ここで登山大会のことを思い出した。 休憩しているジジババ軍団は登山大会の参加者だった。
ここまで急登部も無く、ほんと楽な道である。 もう少し登ると氷ノ越に出る。 歩きの遅い前のじっちゃんは俺が近付くと急に足が速まった。 あの歳で対抗心があるんだ。
歩くこと29分で氷ノ越まで0.6kmの地点に着く。
本道(旧伊勢道)は幅が広く昔の峠道を
思わせる雰囲気の良い道である。
さざれ石から直ぐに分岐点に出る。 ここまで歩いて来た道が
ショートカットで分岐点の道が本道の様だ。
登山道は杉の植林帯の中ではあるが横には沢も流れており雰囲気は
悪くない。 今日の天気予報は午前中は薄曇りとのこと。
8時17分に響の森駐車場を出発して少し道路を歩くと登山口に着く。”氷山命水”なるものがあったが、行かず終いで登り始める。
響の森から見た氷ノ山の山脈であるが、ここからは氷ノ山は見えていない。
左ピークの鋭い岩峰が気になる。次回にはあのピークに近付いて見たい。
10分程歩くと ”さざれ石(細石)”なる物が現われる。
「君が代」の歌に出てくる”さざれ〜いしの〜”の歌詞らしい。
こしき岩の上には簡単に立てます。
三ノ丸周辺は単調過ぎる。
ひょうのせん
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