兵庫県相生市
標高差:280m
天下台山には登山道が縦横に走っている様で、違うコースからもう一度登って見たいと以前から思っていた。冬季に北斜面から登るのは逆光が強いので嫌いなのだが、北側からトンビ岩を含むコースで周回してみる。
登り:49分(岩屋谷コース)
下り:1時間09分(北尾根コース)
極々低山ではあるが
山頂の標高は321mしかないが、登山口の標高も35mと低く、
結構登り応えはあった。 何時間も掛かって展望の無い高山に登るよりは低山でも展望があれば良しとする様になってきた。
岩屋谷公園に入るが、どう進んで良いのか判らんない。
取り合えずは公園内を南方向に進んでみる。
岩屋谷公園の入口にあった駐車場に車を停める。
駐車場はここだけと思ったが、公園内にもある様だ。
12時06分に歩き始める。
右手の尾根を見上げると奇岩があった。 あれが ”トンビ岩”
なのだろうか? だとしたら下山はあの尾根筋になるのだろう。
親水公園となっているのか、水遊びも出来る広い立派な公園だ。
岩屋池の堰堤へ登り、岩屋谷公園を振り返り見る。 この堰堤の北斜面が ”お花畑”と称され、
馴染みの花名札が並んでいたが、この季節に見るべきものは何もない。
初夏にでもお花を見に来てみたいものだ。
堰堤より ”岩屋池”を見る。 水位は随分低いが水面は綺麗な色をしていた。
”岩屋池”から離れる辺りで地道となるが、
車でも走れそうな広い林道であった。
湖畔沿いの舗装された散策道を進んでいくと ”天下台”との
道標があり、この道で間違いないことが確認出来た。
更に長い階段道が続く。
低山とは言え、舐めてはいけない。
穏やかな道から一変して偽木で整備された階段道となる。息切れがした頃、階段道を振り返り見る。
日差しがポカポカと暖かくここでW・Bを脱ぐ。
40分にて何やらの分岐に着く。 数あるコースの分岐の様だ。
急峻な階段道を一登りするとフラットな散策道となる。
山頂には見覚えるのあるトーチカ状の鳥瞰図も健在だった。
49分にて ”天下台山”(321m)に着く。
山頂からは360°の展望が得られるが、眺める価値があるのは瀬戸内の景色だけだった。
前回はパスした展望所、今回もパスする予定。
少し南に下りた地点より山頂のトーチカを見る。
下山に入ると直ぐに ”立見岩”の標識が
目に付いたので行ってみる。
登山道から少し入った所に ”立見岩”なる展望岩があった。
”立見岩”からは、相生市街から相生湾まで広く見渡せた。
”立見岩”からの展望は、 ”天下台山”の山頂から見た展望とほとんど変わらない。
”北尾根”の分岐には小さいながら道標があり、”北尾根”に入ることが出来た。 登山道は極端に狭くなる。
下山途中から次の登るであろう ”北尾根”の
最初のピークを見る。
最初のピークから ”天下台山”を振り返り見る。
取り止めのない里山だ。
まずは先ほど見ていた最初のピークに登る。
ザレ場で歩き難い道であるが展望は良好だった。
”えぼし岩”なる表示があったので、又、寄り道してみる。
シダで覆われた道、雑木で覆われ
展望の無い里山らしい道が続く。
”えぼし岩”からの相生市街の展望。
知っている山も見えていると思うが、まったく同定は出来ない。
右手下には ”岩屋池”も見え出した。
と言う事は ”北尾根”も終盤?
再び面白くない薮道を進んでいると前方に”トンビ岩”が見え
出した。 今日のハイライトは”トンビ岩”になりそうだ。
奇岩としては ”御在所岳”の”おばれ石”とか”地蔵石”の
足元にも及ばないが、展望岩としては一級と思えた。
49分にて ”トンビ岩”に着く。
”トンビ岩”より下って来た ”北尾根”を振り返り見る。
”トンビ岩”より岩屋谷公園、岩屋池を見る。
つい先程には ”岩屋池”からこの ”トンビ岩”を眺めていた。
”北尾根”の終盤から ”岩屋谷公園”の駐車場を見る。
”トンビ岩”まで散策に来るハイカーが
多いのか、道は広くて歩き易かった。
北尾根を下り切ると登山口は墓地だった。 登山口の表示は
何も無く、登山口は見付け難いと思うが、細長い墓地の北端に
登山口がある。
てんかだいやま