数曽寺山塊 (298m)

兵庫県加東市

2007年05月20日


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Road Map :デカンショ街道を挟んで三草山の北西の山塊。
Route Map:登り口が判らないので歩きながら考えることにした。歩いた範囲はほんの少しだけ。
初めて三草山に登った時から、あるいはデカンショ街道を車で走る度に数曽寺の裸岩剥き出しの山塊が気になっていて、いつかは歩いて見たいと思っていた。しかし、この山塊だけで来る気にはなれず、帰りの駄賃と考えていたが何回も時間切れで見送っていた。今日は虚空蔵山の帰りであり充分時間があるので登ってみることにした。
展望は最高の山だが・・・
  ナタで木を切っても良いのであれば毎週でも来てボランティアで登山道を整備したいと思う
ほど展望の良い山である。 別荘所有者と山地の所有者との関係もありそうで、偏屈親父も出てきそうで、おいそれとハイキングコースにはなりそうにないか。
標高差:203m
R372のデカンショ街道から見た数曽寺の山塊。
ハイキングコースでは無いので見た目と違い薮扱きが多いらしい。
登り口がどこにあるのか判らないので手探り状態の山歩きになりそうだ。
羨ましい限りの別荘地を歩き、登り口らしい別荘を目指すが谷間の
道に入ってしまい、目的の別荘からは離れてしまった。 もう少し
奥の道に行かなければ尾根の登り口には行けない様だ。
数曽寺の別荘地にはへんくつ親父が居ると聞く。 この標識を見て
深追いは避けて手前の空きスペースに車を停めたが、結果的には
別荘地内にも空きスペースはあった。
(揉め事があるかも知れませんので自己責任で)
尾根筋に出て景観を楽しむ。 眼下に別荘地、道路を挟んで昭和池と
三草山が望めた。 日曜日なのに昭和池にはジェットスキー1艇が
走航しているのみだった。
谷間の舗装道途中から尾根に向かって直登することにした。
かなりの急登である上に岩盤には浮き石が一杯乗っており滑り易い。尾根筋を目の前にして最後は薮扱きとなる。
右に見える尾根も左に見える尾根もすばらしい岩壁を見せてくれる。
今、歩いている尾根も他の尾根から見れば凄い岩壁になっているものと思われる。
先ずは手前の小さなピークに登る。 それを越すと前方に298mのピークが現われる。
下山時、三草山と水の綺麗な ”数曽寺池”を見る。
46分にて298mのピークに着く。 歩き易い尾根に見えたがここまでは結構な薮扱きであった。 この先にも尾根が続いており更に高いピークがあるが、薮扱きは大嫌いなので、ここで引き返す。
この景観は和気アルプスにそっくりである。 和気アルプスは藤本さんが登山道を整備され開拓されているので
道標もしっかりしており道も歩き易いが、”数曽寺”の山塊は手付かずで物好きだけが来る山になっている。
この山塊にハイキングコースが整備されればどんなに素晴らしいかと思うが、
多分、別荘地のへんくつ親父が反対するんだろう。
登って来たのは左の尾根、右の尾根も歩いてみたいが、
やはり薮扱きが激しいのだろう。
下りは更に東側の尾根を数曽寺池に向かって下ることにする。
薮扱きは少ない様に見えたが、途中で踏み跡も無くなり、
本格的な薮扱きとなる。
踏み跡を見失ってからは薮扱きの酷そうな数曽寺池側への下りを諦めて、谷間の舗装路に下ることにした。 最初の岩峰下りは良かったが後半は
薮扱きとなり、薮扱きが少なそうな雨水路の沢を歩くが苔生していて
滑り易く、クモの巣との戦いとなる。
東の尾根から谷間の舗装路から登った岩峰を見る。
ここから見るととても登れる岩峰には見えなかった。
1時間30分で谷間の舗装路に出ることが出来、無事生還する。
下り終えて ”数曽寺池”から298mピークを見る。 歩き易い尾根に見えるのにねー
  山容を見ている分にはうまく歩けば薮扱きをしなくて済む。薮扱きが
多くなれば引き返そうと思っていたが、結局はどんどん深みに嵌ってし
まった。 30分程で周回出来る行程であるが、薮扱き中、歩き易いルートを探しながらとなるので時間ばかりが経ってしまった。 更に高い奥のピークにも行ってみたい気になったが、更なる薮扱きは嫌で引き返した。 それでも結構な薮扱きを強いられ、下り終わった時には擦り傷で腕の数箇所から血が出ていた。
兵庫100山』   いつも ”三草山”から見ていた ”数曽寺”の山塊に登ってみる。
すそうじさんかい
”昭和池”は山蔭になり、殆どが隠れているが、もっともっと広い池である。
これで登山道が整備されていれば嬉しいのだが、薮で歩き難い所が多い。
尾根筋には馬ノ背的な露岩が多く、とても300m以下の山には見えない。