高 山 (298m)

2007年01月05日


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兵庫県姫路市

高御位山、桶居山の播磨アルプスを歩いていると、北側に高御位山と同じ様な標高の山が見える。地図には高山(298m)と表記されており、溜池から伸びる登山道も見えるので、充分、登れそうな感じがした。
ネットで調べると1件だけ薮扱きをして登っているのがあったが、それは東西への縦走歩きだった。もし、薮扱きが必要なら即敗退の気持ちで行ってみることにしたが、県道65号線の溜池周辺には駐車スペースが無い。先日も適当な駐車スペースが見付からず取り止めとした経緯があるが、今日は少々遠くても車を停めて桶居山から見えていた道を歩いてみる。

Road Map:兎に角、高御位、桶居山の北側、県道65号線沿い。
標高差:240m
ヤセ尾根を過ぎると雑木林に覆われた歩き易い道が緩やかに下って行く。但馬の山の様な植林ではないので雰囲気は悪くない。
”ロバの背”を渡り、次のピークまで行くと ”見晴台”と書か
れた標識がぶら下っており、その先には松が茂っているものの
”ロバの背”と同じ様なヤセ尾根が続いていた。
雑記
今日は山なんぞには行く気がなく、家でゆっくりしていると姫路のしみけんさんからメールが入り、内容は”高山は北側からアタックすればどうですか”だった。地図を見ると確かに北側には駐車スペースが一杯有る様に見える。しかし、どこから登って良いのか判らない。そのメールを見た瞬間から急に高山に登りたくなり、昼飯を食ってから家を出る。(午前中は最高の天気だったが、昼からは薄曇り)結局、高山には登れなかったが、昨日の笛石山からの縦走と違い、簡便に絶景を得られる尾根としてお気に入りになってしまった。背中を押してくれたしみけんさんに感謝。
後日談
その後、01/20にしみけんさんは提案通りに北側の清住から薮扱きをして ”高山”に登られていた。
未だ山名同定は出来ないが、家島諸島の島名同定は出来る。
溜池の前に大きな空地がある。 駐車禁止の看板は無いが、
車を停めて良いのかどうかは不明。 ここに停めるなら自己責任で!
先日は駐車スペースが見付からず敗退したが、
今日は県道を3往復して道路脇の駐車スペースを見付けた。
溜池の堰堤に上がると、奥にも大きなピークが見える。右にも大きなピークがある。溜池は綺麗な水を湛えていた。
溜池の堰堤前から見ると三つのピークが見える。この時点では一番高いピークが高山と信じていた。(地図を持ってきていない)
ここに自衛隊の射撃演習場があるのは桶居山で会った姫路のしみけんさんから聞いていた。 左の看板下には12月と1月の射撃予定表が張ってあったが、土日にはやらない様である。
逆に射撃演習を見たくなってきた。
堰堤下にあった注意看板。
射撃中は、とあるので、それ以外の立入りは問題ない様だ。
”桶居山”から見えていた通りに、登山道は最初のピークを
目指して真っ直ぐに伸びている。
急勾配の道には小さくステップが彫られており、相当整備されている
感じがした。 是非、駐車場の確保を願いたい。 (勝手なお願いです)
1つ目のピークに登ると雑木林の穏やかな道となり、”高山”の山頂と信じて
3つ目のピークに登ると高山の表示は無く ”ロバの背”の標識だけがぶら下っていた。
先には思いも掛けなかったヤセ尾根が続いていた。 先のピークが高山か?
登り始めると広い ”射撃場が見えてきた。 発射場から
的までは200m位ある感じがした。 当るんだろうか?
登るに従い ”桶居山”への展望がどんどん良くなり、山間から ”瀬戸内”も見え出した。
駐車場から1つ目のピークまでは15分、2つ目までは22分、3つ目までは26分。
”ロバの背”の両側は急峻な落込みであるが、背の幅が5m程あり、恐怖感はまったく無く、
景観が楽しめた。
西側に見える大きなピークが ”高山”かも知れないと思い、行けるところまで行ってみることにする。
肉眼では姫路市街、瀬戸内、播磨北部の山々が見えており展望はすこぶる良かった。
32分歩いた地点でT字路となる。 高山は東方向らしいが、”ヤブコギ”
との表示があり道も相当の薮扱きに見えたので、薮扱き嫌いの私としては
即、行かないと決める。 西方向には広い道が続いているので行ってみる
ことにする。
東側に見えるピークが ”高山”らしい。
薮扱きをしてまで行きたいピークには見えなかった。
振返ると、歩いて来た ”ロバの背”の岩峰、その向こうに
”高御位山”、右に ”桶居山”が見える絶景であった。
西側に伸びる歩き易い道をどんどん進んで行くと40分で見晴らしの良い岩峰に出た。 この先も道は続いている様には
見えるが、ここまでの道とは違い、薮扱き臭くなっている。 今日は無難にこの岩峰ピークで休憩して引き返すことにした。
下山時に見た ”ロバの背”やはり落ち込みは急峻だ。 馬の背、牛の背はよく聞くが、
”ロバの背”の名前は珍しい。 まぁ、適当に付けたんだろうが名がある方が嬉しい。
下山時に見た最初のピークへの直登。 今日は年寄りに必要なつえを
持ってこず、通勤靴なので滑り易い下りはおっかなびっくりで降りる。
この尾根筋は赤松が多く、マツタケは採れないものかと思ってしまうが、入山規制をした形跡が無いので、マツタケは採れないのだろう。 1時30分にて山歩きを終える。
兵庫100山』   極低山ではあるが岩峰の続く面白い山だった。  最高峰の ”高山”までは行かなかった。
たかやま
登山口としての標識は無く、駐車場も無いのが不便だった。