兵庫県篠山市今田町下小野原

2019年01月14日


兵庫100山に戻る
兵庫100山』 山の存在は昔から知っていたが、登ったのは今回が初めてだった。
  デカンショ街道を走っていると和田寺山はカーナビにも出て来るので、山自体は20年前から知っていた。兵庫100山のガイドブックにも登録されていないので、登山の対象にはなっていない山と思っていたが、
改めてネットを検索すると、多くのハイカーが登っており、登山コースも沢山ある様だった。
多くの兵庫の山は登っているつもりであったが、登り残しがあったことで喜んで行ってみる。
和田寺山(わでんじやま)
  山自体は昔から知っていたが、これまで登ろうと思ったがことが無かった。 兵庫県の山で登ったことのない山を探している内に ”和田寺山”が浮上して来た。 想像出来なかった程に良く整備された山ではあったが、山頂を含め展望が得られなかったのが最大の欠点か。
それに対して2つ展望台がカバーしているのかも知れない。
和田寺山 (591m)
わでんじやま
Road Map :デカンショ街道のR372を今田町まで走り、県道392号線から和田寺に向かう。
Route Map:和田寺本殿に向かう道路入口に車を停めて、右回りに周回する。
登り:1時間32分(小山丸展望台を経由する。)
下り:1時間08分
往復:2時間40分(休憩無し。)

    標高差:325m
累積標高差:486m
駐車場としては和田寺霊園に停めることも出来るし、和田寺本殿への道路にも
小さな駐車場が5ヶ所程あり、本殿にも駐車場がある。
登山道は道標も整備されて歩き易いが、表示の ”急登”部の0.4kmは滑り易く、下り方向には不向きに思える。
霊園横に立っていた簡易地図。 Pマークには実際に駐車場があった。 霊園には綺麗なトイレもあり。
駐車場から道路を挟んで反対側に ”小丸山展望台”へ行く遊歩道が始まっていた。
右回りの周回とする場合に一番無駄な歩きの無い本殿への道路の入口にある小さな駐車場に車を停めて9時15分に歩き始める。 朝の気温は0℃、今日は天気が良さそうなので直ぐに気温は上って来ると思う。
さっそく分岐となる。 和田寺山に登るには右に曲がると一番早いのであるが、
左に曲がりあえて遠回りになる ”小丸山展望台”へ向かう。
霊園の西側に沿ったヒノキの植林帯を進んで行く。
道の状態は思った以上に良かった。
よく整備された遊歩道が伸びていた。
霊園から伸びる林道を渡り ”小丸山展望台”への遊歩道に入る。
展望台からは再びこの林道を下って来る予定だったが・・・
途中には休憩ベンチもあり、まさに遊歩道であった。
遊歩道は ”小丸山展望台”のあるピークを廻り込んで行く。
22分で ”小丸山展望台”に着く。
”和田寺山”に登るには無駄な時間と思えるが展望の良さで、それは払拭された。
展望台から見た東方向の山々。 ”虚空蔵山”はもっと右側で写真には入っていない。
遠くに見えているのは  ”白髪山”だろうと思う。
展望台から西方向を見ると左側に473mのピークとこれから登る ”和田寺山”が望めた。
分岐入口を反対側から見てみる。
立派な道標も立っており道もしっかりしているのでこの道で間違いなさそうだ。
”小丸山展望台”から下り、林道に戻り、元の分岐に戻る予定だったが、
手前にも分岐があった。 ここからの方が多少は近道の様なので入ってみる。
間違って沢方向に入ってしまいそうな分岐にも道標が立っていた。
道は落葉で覆われているが、凹み具合で道ははっきりしていた。
自然木で整備された階段道は歩き易い。
階段道は結構長く続いた。
50分にて ”和田谷展望台”に着く。
ここからは東方向の展望は広がっているが、西方向は樹林で展望は無かった。
展望台へは ”和田寺本堂”からの道も伸びている様であった。
それより(この先急斜面注意)の文字が気になった。
”和田谷展望台”からは先程こちらを見ていた、
”小丸山展望台”が眼下に見えていた。
登山道は徐々に勾配を増して来た。
”展望台”からは少しの間、急登であったが、
その後は穏やかな道となった。
登り方向なので何とか登れたが、この道は下りには使いたくない。
道標に書いてあった通りの急斜面になって来た。
写真では緩い斜面に見えるが、
土の一枚斜面なので足を滑らせながら這い上がって行く。
山頂周囲はフラットになっている様で水平道が続く。
400m程の急斜面をこなすと、フラットな道となった。
道標が無ければ ”迷いの森”である。
ここにも分岐があり、注意しないと飛んでもない所に行ってしまいそうだ。
唯一の山頂表示。 ぱっと見、三角点は無かった様な。
1時間32分でまったく山頂感のない ”和田寺山”(591m)に着く。
山頂表示が無ければ絶対に山頂だとは気付かないだろう。 展望はまったく無しだった。
”ぬくもりの郷”とは北側にある ”こんだ薬師温泉”のことだろう。
又々、分岐が出て来た。 ここで間違えば山の反対側に下りてしまう。
緩やかな下りも長くは続かず、この先からは水平道となる。
緩やかに下って行く。
尾根筋の道ではあるが、常緑樹林が濃過ぎて展望がまったく得られいない。
岩が出て来たので変化があるのかと思ったが、この限りで終わってしまった。
唯一、樹間から少しの展望が得られた場所からはデカンショ街道を
挟んだ ”西寺山”が見えたのみ。
再び、下り斜面となって来た。
初めての登り返しが出て来た。 左には巻道らしい踏み跡が見られたが、下手をするとどこかに行ってしまいそうなので無難に登りをこなす。
再び展望のない登山道に戻る。
登り返しと言っても1分程でピークに着く。
ピークには何の表示も無かったが、これが地図上の標高413mピークだろう。
広い登山道に下り立つ。
尾根筋から離れ南側に大きく下って行く。
階段道で整備されていたので歩き易かった。
どこを歩いているのか判らなかったが、突然、前方に自車が見えた。
下山1時間08分で道間違いなく周回出来たのだった。
涸れ沢に下りて、沢沿いに下って行く。
ここからも ”和田寺山”への登山道があるはずであるが、
登山口が見つからなかった。(事後なので真剣に探していない)
下山後、車で ”和田寺の本殿”を見に行く。
帰路、デカンショ街道から見た ”和田寺山”。
この山容は過去何度もデカンショ街道から見ていた。