三国岳(776m)

2014年10月07日


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滋賀県高島市朽木村
Road Map :湖西バイパスから。R477→R367を北上し、県道783に入る。
Route Map:登山口はいくつかあるが、朽木村側からの最短コースから登り、枕谷へ下山する。
    標高差:212m
累積標高差:403m
滋賀県の山』   この辺りでは山頂を峠と呼ぶらしいが、地図上では三国岳となっている。
登り:33分
下り:1時間36時間(迷走時間含む)
コースタイム:2時間09分
みくにだけ
R367から県道783号線に入ると、舗装されてはいるが半分は離合出来ない道の狭さ、対向車に冷や冷やしながら走り続けるが、工事通行止の看板が二度程出て来る。それを無視して走り続けると本当に道路工事していた。作業員に登山口まで行きたい旨を話しして通して貰う。登山口より先の林道は本当に通行止らしい。
三国岳
  元々、枕谷を地蔵峠まで歩きたかったが、時間の関係でピストンにしようと思い登り始めた。 が、意外と早く山頂に着いたことから、初心貫徹の周回にしてしまった。 所が土地勘の無さと早く下山したい焦りから、よくある勘違いからの道間違いに繋がってしまった。 途中でショートカットしてしまったが、枕谷は凄く良く思える所だった。 あのカエデが紅葉するればどんなに綺麗なのか見てみたい所である。
本流側の滝を見る。 登り時間は33分だったが、下りは迷走も含めて1時間36分掛かってしまった。 ただ、”地蔵岳”まで枕谷を下っていれば林道歩きで更に1時間は余分に掛かっていただろう。
登り時には通り過ぎた登山口近くの無名滝を見る。
滝は2つあり、ここから見えていない右側の滝が右写真の滝。
登って来た道を下り、結局、最後はピストンになってしまった。
ここを下れば ”長池”近くの登って来た道に戻れる。
長池周辺が道迷いし易いと言うのはこんな道があったからなのか。
イワカガミが一杯茂る登山道をルンルン気分で下山して行く。
縦走路の登山道は方向が保障されているので安心して歩ける。
下山を始めて1時間、突然、道標と出合えた。 林道に出るまでに尾根筋を地蔵峠まで行く縦走路があったのだ。 地蔵峠に行くのは諦めて三国峠に戻ることにした。 これで明るい内に車に戻れそうだ。
薮は直ぐに終り、再び歩き易い斜面になる。 GPSには林道が出て来な
くて林道までの距離が判らない。 出来ることは上に登って行くことのみ。
最初は下草、低木が無かったので楽に歩けたが、案の定、薮扱きの
斜面になってくる。 薮を避けながら上へ上へ進んで行く。
踏み跡は直ぐに消えてしまったが、尾根を越えれば林道に
出られるのは判っているので、斜面を登り切ることにした。
ここまで道標が無く、地蔵峠への道として合っているのか不安になってきた。 沢はここから
先でゴルジュ状になっており、登山道も現認出来なくなってしまった。 左岸を見上げると登山道に見える踏み跡があった。 陽が暮れる焦りからそれを地蔵峠への登山道と勘違いして、その踏み跡に取り付くが、それは登山道ではなく、直ぐに姿を消してしまった。
渡渉を何度か繰り返すが、橋などは一切無く沢水が少ないので
靴を水に入れながら渡渉する。
でかいブナと思ったので写真を撮ってみた。 時折、赤テープが
巻かれた杭が立っているのであるが、これが道標の代わりなのか?
崩れ掛けの道を歩く場面もあったが慎重に進めば問題は無かった。
枕谷の沢水は少ないが、小さい滝もあった。
谷沿いに茂る雑木を良く見てみると、全てカエデ類の樹木ではないか。
今はまったく紅葉していないが、11月に入れば見事な紅葉を見せて
くれるものと思われる。
枕谷の沢を歩くのではなく、10m程上の沢沿いの道を下山して行く。
由良川源流がどこにあるのか判らなかったが、
枕谷沿いの登山道に入ったのは確かだった。
既に由良川源流、枕谷への斜面であるが、登山道はトラバースしながら
伸びている。 曇り空になり陽が陰って来たが、周囲の雰囲気は最高だ。
由良川源流に向けての登山道は広く歩き易い斜面だった。
樹木越しに見ることが出来た ”百里ヶ岳”(931m)は'09年に登っているが、ここから見る山容では
判別が付かなかった。 山頂までは短時間で着いてしまったので、枕谷へ下山して周回することにした。
緩やかに標高を稼いで行くと・・・
たった33分にて ”三国岳”(776m)に着いた。 G・Bには山頂からの
展望は良好となっていたが、周囲を樹木に囲まれ展望は殆んど無い。
比良山系は樹間から少しだけ、百里ヶ岳は樹木越しに見えているだけ。
ひと登りするとフラットで広い場所に出た。 この辺りが ”長池”と呼ばれている場所なのか?
水が無く、表示もないので判らない。 長池周辺は道間違いし易いとあったが、
確かにどこでも歩ける感じだった。
ごちゃごちゃに絡んでいる木の根っ子。
展望は利いていないがブナ林であり雰囲気は良好。
登山道は人工的には整備されておらず自然道であり、いい感じ。
木の根っ子はステップを形成してくれており滑り難くなっている。
沢沿いに登っていくものと期待したが登山口から
直ぐに沢から離れて斜面に取り付く。
急斜面をジグを切って登って行く。
2時50分に登山口を出発する。 遅い時間になってしまったので
山頂をピストンするだけにしたいと思っている。
沢の奥には小さい滝が見えていた。
登山口横には東屋と奥には大きなトイレがあった。 この先の通行止はくさりのゲートが張られており本当に通行止だった。