西穂高岳 (2,909m)
2001年08月25日
RW駅から ”西穂山荘”までは展望が利かない退屈な登山道であり、
徐々に登りがきつくなってくる。
数箇所に道標があり、1本道なので道を間違うことはまずないだろう。
56分で ”西穂山荘”に到着する。 天気良く、ここからの景観は最高。 後の苦労を考えるとここまでで充分良いような気がした。
32年前に登った時の ”西穂山荘” 今は建屋が立て直されている様だ。
この時は残雪が残る ”西穂高岳”を運動靴で登っていた。
”西穂丸山”の山頂から ”笠ヶ岳”(2,897m)、”抜戸岳”(2,813m)を見る。
同じく ”西穂丸山”から振り返り見る赤茶けた ”焼岳”(2,455m)と、左後が明日登る予定の ”乗鞍岳”。
”西穂丸山”のピークよりこれから進む登山道を見る。 ハイキングなので、この展望で充分ではないか。
あまりの遠さにビビってしまうが、”丸山”までは穏やかな道に見えた。
”丸山”(2,452m)を過ぎて ”西穂独標”(2,701m)までの登山道は険しくなって来る。
”西穂独標”への最後の登り。 息子は山頂で手を振っている。
若さのパワーには太刀打ち出来ない。
”西穂独標”に着く。 背後には ”笠ヶ岳”が聳えていた。
この先、”ピラミッドピーク”、”西穂高岳”の登山道は、まだまだ険しい道が続きそうだ。
32年前に登った時の ”西穂独標”(2,701m)。
運動靴での残雪(5月)登山は若さではなく馬鹿さから出た無謀であった。
”ピラミッドピーク”から最後の登り、”西穂高岳”を見る。
”西穂高岳”への最後の登り。 赤丸印に息子が先行して登っている。
32年前の最後の登り。 岩に雪が載っており、
この尾根筋の登りは本当に怖いと思った。
今回は残雪の無い分、楽な登りであるが、それでも足を
踏み外せば奈落の底の恐怖は付きまとう。
32年前に ”西穂高岳”に登った時には、山頂に居たハイカーと服装、
装備に雲泥の差があり浮いてしまっていた。 登山家のおっさんに”お前
ら死ぬ気か!”と怒られたが、それでも下りはシリセードで雪面を一騎に
滑り降りた。 本来、白黒写真であるがソフトで疑似カラー化している。
3時間25分にて ”西穂高岳”(2,909m)に着く。
時代は変われども山の姿は変わらない。
”西穂高岳”の山頂から ”間ノ岳(正面)、”奥穂高岳”(正面奥)、”前穂高岳”(右)、等を見る。
”槍ヶ岳”も見えていたが、この写真には入っていない。 ”奥穂高岳”から縦走して来られたハイカーの姿も見られた。
その他の山に戻る


・鍋平から7時10分始発の第二ロープウエイに乗り、約6分で2,156mの西穂口駅に着く。
・7時23分、登山届を出して登り始める。 最初は平坦な雑木林に覆われた道であるが、その内一旦、谷筋へ下り、登り直して急登を
  登り切ると1時間弱で西穂山荘に出る。
ここで一気に景観が開け、南に焼岳、乗鞍岳、東に霞沢岳、西に錫杖岳、北にはこれから登
  る穂高連山が見え、眼下には大正池を代表する上高地が見える。 が、最近の天候不安で空気が霞んでおり、写真写りが悪い感じがする。
・山荘からは高い樹木がなくなりハイ松程度の低い潅木となり見通しの良い、石ころだらけの急登を登っていく。
・西穂丸山のピークから先を見ると高いピークが幾つもあり、地図で見た平面の距離と大層違う感じがする。
・独標(2、701m)、ピラミッドピークと登っては下り、登っては下りを繰り返し、一歩間違えば100mは滑落のスリルある岩場を数箇所
  交え、ミスをしない様に慎重に足を進める。
・10時46分、3時間25分で西穂高岳山頂に立つ。奥穂からの登山者と重なり山頂は沢山の人で賑わっている。
  山頂でおにぎりを食べて、ゆっくり休憩を取り11時30分に下山とする。
・いつもの悪い癖で下山は飛ばしに飛ばし、西穂山荘まで1時間20分、西穂口駅までは2時間半で下り終える、急いで降りようとした
  せいかZさんは足首を捻挫してしまい、びっこを引いている。 明日の乗鞍岳に差し支えがなければよいのだが・・・。
・2時のロープウエイで車に帰る。

標高差:753m

Road Map :高山から安房を経由して新穂高に入る。
Route Map:新穂高ロープウエイに乗り、西穂山荘から西穂高岳を往復する。
その他の山』 3千m級を舐めた格好でちょっとハードなハイキングを行う。
”西穂山荘”に戻って来るとジジババハイカーでゴッタ返していた。
にしほだかだけ
岐阜県高山市
”西穂高口駅”で既に標高2,156m、真夏であるが上着が必要だった。
新穂高RWを利用して ”西穂高口駅”に着く。
背後には ”笠ヶ岳”からの山並みが見えていた。
息子もZさんも近くの山へハイキングする格好である。
特に息子は頑固に運動靴を履いている。
”西穂山荘”の展望テラスからは北アルプスの山々、乗鞍岳、御嶽山を望むことが出来た。
”西穂独標”から次の目標である
”ピラミッドピーク”を見る。
普段、山登りをしていないZさんはなんとか気力で付いて来ている。
親父とZさんは登山靴を履いているものの普段着姿。
息子は運動靴の完全普段着で ”西穂高岳”を制した。
下山途中から、これから通る各ピークを見る。