兵庫県神戸市北区道場生野

2022年12月09日


日本のダム湖巡りに戻る
ダム湖巡り』 ダムを見るならば吐水、放水が欲しかった。
千苅ダム(ウィキペディアから抜粋)
  神戸市が管理する高さ42.4mの「重力式粗石モルタル積ダム」で、神戸市への上水道供給を目的とした市内最大のダムである。
  羽束川と波豆川がダム湖で合流しダムの2km下流で武庫川に注ぐ。
ダムは神戸市北区に位置するが、ダム湖は宝塚市・三田市にもおよび、ほとんどは宝塚市に属する。
千苅水源地の周回
  ダム湖周回歩きは高低差が少ないので始めた訳であるが、今日の千苅水源地周回は高低差が多く、距離もべらぼうに長いと思われる。 陽の短い冬季に再チャレンジするのは危ないかも知れないが、もう少し体力を付けてから再チャレンジするかどうかを考えてみたい。(再チャレンジしないかも)
川下川ダムに寄ってみる
  千苅ダムの直ぐ近くある ”川下川ダム”に寄ってみる。
千苅ダム
  ”千苅ダム”自体は2007年1月14日に ”大岩岳”に登る際に登山口として通っており、ダムは充分見学しているが、千苅ダム湖である ”千苅水源池”に以前あった湖岸遊歩道で周回出来るのかが気になり出し、遊歩道はどんな状態なのか?
その気になれば周回出来るのか挑戦してみることにした。
せんがりダム
Road Map :JR道場駅に向かう道入り、東側に進むと千苅ダムの駐車場がある。
Route Map:千苅ダム見学者用の駐車場が大岩岳、右岸遊歩道の起点となっている。
千苅水源地周回失敗往復時間:3時間15分

千苅水源地周回は失敗する
湖岸沿いの道を歩きたい焦りから道間違いをしてしまった。
随分歩いたと思っていたが、GPSの軌跡から殆ど歩いていなかった。
”ヤマボウシ”さんのHPで見付けた千苅水源地右岸の軌跡地図。
今回、この地図を持って行かなかったのが途中敗退の原因となった。
”千苅貯水場”の施設前にある広い無料駐車場に車を停める。
9時30分、今日は金曜日なので車は1台も来ていない。
駐車場にあった親切な案内板。
直ぐに左岸への連絡橋と ”千苅ダム”が見えて来た。
貯水場施設と羽束川に挟まれて狭い道を進んで行く。
前回に来た時にはダム堰堤の全面に水が流れていて綺麗だったが、
今日はお湿り程度で、水はまったく流れていなかった。
前回に見た滝となっていた吐出水。
ダムの構造的にはどうなっているのか知れないが、
前回は左岸にある吐出口から滝の如く水が流れて
いたのだが、今日は一滴の水も流れていなかった。
右岸ルート入口付近に立っていた ”千苅貯水池”の案内板。
右岸ルートは荒廃した薮道かもと心配したが、歩き易い道が続いた。
心配していた右岸ルートの遊歩道入口ゲートは開放されていた。
ここを右に曲がればダムの天端に行くことが出来る。
展望地があったので、千苅水源地、千苅ダムを眺めてみる。
旧道にはしっかりと通行止めされていた。
左写真を少しズームして見る。
樹木でダムの下半分が見えなかったが、
展望が得られてだけでもめっけもんだった。
又、展望地に出た。 ここを第二展望地としておく。
遊歩道を登り続けて行くが、どこまでも良く整備されていた。
標高を稼いだ分、第二展望地からは千苅水源地の全体が見える様になった。
遠くには懐かしの ”羽束山”、”大船山”、近くには ”大岩山”が望めた。
尾根道がしばらく続くと、水源地への下り道に入って行く。
登り切るとアップダウンの殆ど無い快適な尾根道となる。
水源地に向けてどんどん下って行く。
水源地を見ながら下って行く道も丸太階段でよく整備されていた。
随分と歩いたつもりであったが、千苅ダムが近いことが判った。
ここにも展望地があったので水源池と千苅ダムを眺める。
古いナビテープが点々と出て来たので、
この道で間違いないと思われる。
展望地で行き止りとなったが、振り返る水源地方向へ下る道があった。
土砂崩れ通行止めになる前は、ダムの天端からここまで
湖岸遊歩道が通っていた様である。 復旧は無いのか?
水源地付近まで下って来ると、水源地側はフェンスで覆われていた。
この道が崖崩れ通行止めになる前の遊歩道の続きだった。
沢から続くわんどに出た。 遊歩道は光明寺側に曲がる様であるが、
湖岸沿いを歩きたくて、湖岸側にも遊歩道があるのではと勝手な
判断で、ここを右側に曲がる。
しばし、フェンス沿いの道を進む。
湖岸側へは錆びた鉄条網が張られていたが、踏み跡は現認出来た。
踏み跡はしっかりと現認出来ているので、
水源地沿いに歩けると信じていた。
わんど(沢)はここまで入り組んでいた。
何を意味しているのか判らないが、至る所にナビテープが
巻き付けられていた。 この先からは踏み跡が消えて行く。
踏み跡は無くなり、上に下に踏み跡を探して徘徊となる。
どこでも歩けるが、全てが薮扱きであり、肉体的にも精神的にも疲れて来た。
大きなケガをしない内に諦めて、引返すことにした。
道が整備されているのが助けであった。
分岐に戻って ”光明寺”に進めば良かったのである、浪費の
時間が長かったので、完全撤退として来た道を戻ることにした。
ここから尾根筋までの登りが始まる。
踏み跡探しから、この山を越えようと思ったが、山越えをしなくて良かったと思っている。
踏み跡の無い所での踏み跡探しが一番辛かった。
第三展望地から改めてダムを見ると、まったく進んでいないことを実感した。
長く山歩きをサボっていた体力では、諦めて引返すのが妥当だと思う。
道が整備されているのが救いである。
第三展望所から尾根筋までは長い登りが続く。
尾根筋の穏やかな道に戻れて歩きながら休憩出来た。
第二展望に戻って来た。
再度、第二展望所からダムを見る。
第一展望所に戻って来る。
同じく、再度、ダムを見る。
当初の予定では右岸コースの入口に戻って来るはずでは無かったが、
戻ってきてしまったので、天端まで行ってみることにした。
優しい下り道となって来た。
天端までは良く整備された道が続く。
冬の陽の傾きは早く、ダムへの陽当たりが悪くなって来た。
天端へはしっかり施錠されており、天端に入ることが出来なかった。
正面には昔は通れたと言う、水源地遊歩道の入口であるが、崖崩れ
事故後はがっちりと通行止めされている様だ。
ダムはデザイン的に好きな感じである。
ゲートの隙間から天端の写真を撮っておく。
天端を歩きたかったなー
千苅ダムにはダムカードの発行が無い様である。
ダムのデザインからはダムカードの発行が欲しい所である。
ダムの下流側を見る。 川跨ぐ水管が独特の形状である。
帰り際に再度、千苅ダムの全体写真を撮っておく。
駐車場には車が1台増えていた。 途中ですれ違って
いないので大岩岳方面に行ったものと思われる。
山歩きの長いブランクで体力はすっかり無くなっていた。
結果は残念であったが、大きなケガは無く、
無事で帰れたことを喜ぶ。