米国アリゾナ州モハーヴェ郡
『日本の海岸、湖』 ジェットスキーの世界選手権の開催地であるレイク・ハバスに行くことが出来た。
同じジェットスキーの名称ではあるが
ジェットスキーは水上バイクの商品名であり、一人乗り(たち乗り)、2人乗り、3人乗りまであり、一人乗りに立って乗るのは熟練が必要であるが、2人乗り以上は小型のランナーバウトであり、独特のハンドル操作さえ学べば誰でも乗れる。
今回の仕事は2人乗りジェットスキーの改良の仕事であり、個人的には乗りたくない機種であるので、気合は入らなかった。
レイク・ハバス
18日間のアメリカ出張
大した仕事内容ではなかったが、アメリカに行って来いと言われて喜んで出発する。
ところが、約30kgの2st3気筒のジェットスキー用エンジンを手土産で持って行くことになり、空港ロビーを引きずって歩く姿は、注目の的となった。
仕事内容はエンジンの失火原因を突き止めることであったが、優秀な電装系エンジニアがアメリカ子会社に滞在していたので、殆ど、出番はなしだった。
様々な場所でのテストに立ち会い、カルフォルニアの観光旅行をしている感じであった。
Road Map :関空からロスに飛ぶ。会社まではイエローキャブで向かう。
Route Map:いつも車に乗せて行って貰っているので、道路は判らない。
最初のテスト地はダナポイントの漁港であった。
コロラド川
ダナポイントの海岸に行く前には、会社の近くにある人口池で、事前確認のテストを行う様である。
当然、英語での会話なので、黙って見ているだけ。
塗装されているのが、量産艇で、塗装がされていないのが開発艇である。
ボート揚げ降ろし用のスロープがあるので、トレーラを沈めれば簡単にボートを降ろせる。
ダナポイントの海岸でテストを始める。
日本ではクレーン付きトラックで、ジェットスキーを運んでいるが、
アメリカではトレーラを引っ張るのが一般的である。
西海岸の ”ダナポイント”でテストを始める。
ダナポイントの漁港は広く、大型レジャーボートも沢山係留されていた。
テストは沖合でされていたので、何をしていたのか把握していない。
西海岸から砂漠の真ん中、”レイク・ハバス”に移動する。
”レイク・ハバス”と呼ばれているが、アメリカを代表する大河、コロラド川の
川巾が広くなっている個所を ”レイク・ハバス”と呼んでいる様だ。
ジェットスキーの開発は ”レイク・ハバス”で行われており、常に日本人
スタッフが2〜3人、常駐しており、 3ヶ月単位にメンバー交代をしている。
ここ ”レイク・ハバス”では世界各国からジェットスキーのトップライダーが集まり、世界選手権が行われる地である。
役に立たない出張者がジェットスキーに試乗する!
スピードガンを片手に、最高速テストが繰り返されていた。
開発目標は世界最速のジェットスキーである。
作業小屋となっているポンツーンは前線基地である。
所長の案内でレーク・ハバスをクルージングして貰う。
水上での100km/hは車での200km/hの体感に相当する。
レイク・ハバスまではスタッフと1日掛けて車移動したが、帰りは20人乗りのプロペラ機で1人で帰ることになった。
たまたま、席がパイロットの直ぐ後ろで、バスの様にパイロットとの間に仕切りが無かったのが異様であった。
出張中にもお休みを頂き、別の仕事で来ていた仲間と
ユニバーサル・スタジオに遊びに行く。
ジェットスキーのアトラクションが最高に面白かった。
ジェットスキー世界選手権の様子。(MG MARINE のHPから無断借用しました。)