高知県安芸郡東洋町生見

1979年某夏


日本の海岸、湖に戻る
日本の海岸、湖』  ジェットスキー開発の仕事としては乗っていたが、レジャーとしてジェットスキーに乗るのは今回が初。
JS440試乗会
  カワサキのジェットスキーはアメリカ生産であり、逆輸入すると当時の価格で百万円以上
掛かり、軽四輪が買える価格より高く、庶民が買えるものでは無かった。 それに試乗出来るとの事で多くの職場関係者が集まった。
ジェットスキーエンジン開発
  ベースのエンジンはスノーモービル用空冷エンジンの転用であるが、世界初の小型船舶であり、船体がひっくり返っても、何の支障も無いエンジンにする必要があり、スノーモービルエンジンとはまったく違うものに豹変した。
甲浦・生見海岸
  数枚の写真と楽しかった思い出が残っているだけで、記録はなく、あやふやな記憶で
まとめてみたが、どこまで信憑性があるのか定かではない。

回顧録
  1973年発売された小形船舶 商品名 ”ジェットスキー”は当初、2st400cc
エンジンで発売されたが、直ぐに440ccにボアアップされた。
  忙しく開発している中、ジェットスキーの試乗会をしようとの話しが出て、乗りの良い
課長から2台のジェットスキーを貸し出して貰える承認が取れた。
  設計、実験、事務関係者を含めると25名の参加者となり、幹事は取りまとめに苦労した。 開発に関係ない者も数名居た様な?
Road Map :当時、明石フェリーと鳴門フェリーを乗り継いでR55南下して、
             東洋町生見海岸に向かう。
Route Map:サーフィンをしていたので、南端をジェットスキー基地とした。

サーファーの迷惑にならない地点で店開きした。
当時、明石大橋も鳴門大橋も出来ていない時代だったので、
フェリーで明石海峡と鳴門海峡を渡り、四国に入ることになる。
甲浦に近い、生見海水浴場に店を開く。  ここはサーフィンでも有名な海岸であり、
今日も数名のサーファーが来ており、彼らを刺激しない様に端っこを走航する。
ジェットスキーは2台しか持って来ていないので、試乗は順番待ちとなる。
サーフィンは波を落ちる様に下るが、ジェットスキーは波に
向かいジャンプすることが出来、これが楽しい。
当時、ジェットスキーを乗りこなせる者は数名しか居なかった。
ジェットスキーが上手だと持てたのかは定かでない。
小形船舶免許が必要になったのは、当時より後のことだったと思う。なので、ライフジャケットも無しで遊んでいた。
かんのうら・いくみかいがん