鹿児島県屋久島町栗生

1984年07月25日〜30日


日本の海岸、湖に戻る
日本の海岸、湖』  ゴンドウイルカを銛で突いたことがあるが、それより感激したのが今回のイセエビだった。
屋久島でのダイビング
  当時は35歳、若いとは言えないが、何をしても面白い年代であった。
このHPを作ろうと思った時は71歳、衝撃的な話はよく覚えていたが、細かい話しは
記憶から消えてしまっていた。 やはり、旅日記は付けておくべきだったと反省する。
屋久島ダイビング
  会社の盆休みを利用して、職場の仲間と屋久島へ海釣りを兼ねたダイビン
グに行く。 5泊6日の予定であるが、宿泊の予約はまったく取っていなく
て、行き当たりバッタリの旅行である。 空港から市バスで南下して、適当
に下車した所にあったのが、”国民宿舎 ホテル屋久島”1泊2食 5千円
であった。 偶然であったが、ホテルの裏側から遊歩道が伸びており、それが
”谷崎鼻”の海岸まで下りることが出来た。 屋久島での潜り1発目は夕食を
食べて、陽が暮れてから、ここに潜ってみることにした。
Road Map :屋久島空港から県道77号線の外周道路を右回りに走り、
            尾之間地区から南下して国民宿舎 ホテル屋久島に至る。
Route Map:ホテルの裏側から伸びる遊歩道で谷崎鼻まで下りる。

当時は ”国民宿舎 ホテル屋久島”であったが、
現在は ”JRホテル屋久島”として建て替えられている。
旅行記を付けていなかったので詳細は不明であるが、屋久島空港に
着いてからは、市バスに乗り、適当に宿泊先を探した様である。
”谷崎鼻”と言う岬の先端に建っていた ”国民宿舎 ホテル屋久島”が、1泊2食付で5千円だったので、ここに宿泊することにした。
最近、調べてみると写真の国民宿は取り壊されて、4階建ての1泊2食付2万5千円の高級ホテル ”JRホテル屋久島”に生まれ変わっていた。
夕食までの暇な時間に周辺をウロウロすると建屋の裏側から ”谷崎鼻”へ
伸びる遊歩道があるのを見付けてしまった。 夕食まで部屋で寛ぐ。
国民宿舎から見た海岸線は全てが潜りポイントに見えた。
食事を終えて素潜りの準備を始める。
陽がすっかり暮れてから ”谷崎鼻”まで下って素潜りを始める。
海に入って沖に泳いで行くと黒潮の影響で潮の流れが早かったことである。
ヘタをすると泳力より潮の流れが早くて、どこかに流されてしまうので
今回は沿岸漁業?とする。 まずは大きな ”ミズダコ”を2匹ゲットする。
持ち方が悪かったので 雑巾状に写ってしまった。
次に大きな ”イセエビ”をゲットした。 この ”イセエビ”のお腹には、
卵から孵った子供が一杯張り付いていて、悪いことをしてしまったと反省する。
素潜りライバルの彼もイセエビゲットポイントの横を潜って
いたらしい。 自分が獲れなかったの非常に悔やんでいた。
国民宿舎に戻って、厨房にイセエビの料理を頼むと、無料で姿作りにしてくれた。 レストランでは小さなイセエビも半身を料理に出していたので、コックとしては心苦しかったのだろう。
夕食を食べてから、こんな御馳走を出されても食べられない。
食欲旺盛な彼はヒゲの肉まで食べていた。
朝一番の市バスで、次のポイント、宿泊地を探しに行く。
何故、栗生地区の漁港で下りたのかは何も覚えていない。
栗生地区の県道沿いにあった 民宿 ”亀”に宿泊を申し込み、朝食をお願いすると、朝からサバの刺身が出て来た。 ならばと朝からビールを?む。
磯釣り宿であるここの親父に潜りポイントを聞いていると、タンクがあるから潜って来い。 と行き成りスキューバーセットを無料で貸してくれた。
なんと言う、ラッキーな民宿なのか。
早速、近くの磯で、3人順番にスキューバーを楽しむ。 1人はスキューバ未経験だったので
2人で特訓指導する。 この際、座学講習は無しで行き成り潜らせる。
魚を突く気ではいたが、透明度の高い昼間に大きな魚を突ける訳がない。
3人でタンクを空になるまで使ったが、エラーは親父が無料で充填してくれることになった。
余りにものサービスの良さに心苦しくなり、あくる日からはスキューバーは借りなかった。
あくる日は、民宿で無料で借りたワンボックス車で屋久島1周のドライブをする。
まずは栗生地区のすぐ近くにある、日本の滝百選である落差88mの ”大川の滝”を見る。
この写真を誰が撮ったのか? 自分自身の謎であったが、車には民宿で同泊だった屋久島に
”カブトムシ”採りに来た若者を乗せていたのだった。 彼にシャッターを押して貰っている。
外洋は波が高かったので、見付けたタイドプールで素潜りする。
ここで磯釣りの真似事もしてみた。
釣れたのは、モンガラ、カワハギ、ブダイの外道ばかり。
釣れた魚を民宿に持ち込むと、青森出身の奥さんから 「こんなの食えない!」と捨てられてしまった。 ブダイの腹が臭いのが嫌なのかもしれない。 ブダイは高級魚ではないが、美味しいです。
河口で夜釣りすると、チヌとかアジの高級魚が釣れた。 奥のあんちゃんがカブトムシを採りに来た鹿児島の若者。 カブトムシとイセエビでは意気投合出来なかった。
7月26日 市バスに乗り、次の宿泊地を探しに移動する。
Road Map :屋久島空港からは県道78号線での反対側になる。
Route Map:栗生地区の民宿 ”亀”を次の基地とする。
こんな民宿ってあり!
  たまたま、2つ目の宿に選んだ県道沿いの 民宿 ”亀”であったが、磯釣りの基地にもなっている民宿なので、海鮮料理は一級品であった。
  親父が気さくな方で、スキューバー経験、ライセンスの有り無しも聞かずに、行き成りスキューバーセットを無料で貸すから潜って来いと言ってくれた。 エアーが無くなったら、これも無料で充填しておく言う。
  あくる日にはワンボックスを無料で貸すからガソリンだけは自分で入れておけ、と車まで無料で貸してくれた。 お蔭で屋久島1周ドライブが出来た。
屋久島空港から屋久島外周道路の反対側に栗生地区がある。