〔012〕赤坂山 (824m)

2009年09月21日(当時60歳)


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滋賀県高島市マキノ町
ウィキペディアより
  野坂山地に位置する山で、高島トレイルの一角を担い、景観の良さから多くの登山客が訪れる。
山頂は県境となっており、尾根沿いに縦走する高島トレイルと共に近畿の登山家にはよく知られ
ている。 尾根沿いを越える峠としては黒河峠や粟柄越などがある。 花の山として有名で、ツツジ
やスミレ、カタクリなども自生しているなど植物が自然の姿を保つ緑豊かな山である。
Road Map :北陸道を木之本ICで下りて、琵琶湖北岸を西進し、マキノから県道533号線に入る。
Route Map:黒河林道を歩き黒河峠の登山口から明王の禿を経由して往復する。下山時には三国山にも寄ってみる。
    標高差:526m(三国山)
累積標高差:1,047m
林道歩きは大失敗
  2つ目の山なので楽そうな黒河峠からの往復を選んだのに、野坂岳の往復3時間より長い往復4時間30分も掛かってしまった。 しかもアップダウンが多く、林道歩きも含めて歩き易い野坂岳よりきつかった。 林道を車で上り詰めて2つ目の登山口から登れば楽しい山歩きが出来ると思う。(車でのゲート突破は自己責任で!)
楽しい山だった

  赤坂山より”明王の禿”に期待して来た訳であるが、期待を裏切らないハゲハゲ岩峰は良かったし、赤坂山からの展望も良く、次回はマキノスキー場側から登ってみたいと思う。
関西百名山』 ”明王の禿”が荒々しく迫力があった。
登り:1時間59分(内、林道歩き33分)
林道ゲート 登山口 三国山分岐 明王の禿 赤坂山
12:00 12:33 13:16 −−− 13:59
赤坂山 明王の禿 三国山分岐 三国山 登山口 林道ゲート
14:09 −−− 14:47 15:00 16:00 16:31
下り:2時間22分(内、林道歩き31分、三国山往復含む)
ロープのゲートから少し手前に駐車スペースがあったが、車が1台停まっていただけだった。 人気の山なのに車1台はおかしい。
多くの車がゲートを突破しているのではと思ったが、ゲート前の
駐車場に車を停めて、12時丁度に歩き始める。
林道を ”黒河峠”まで上り詰め、楽して ”赤坂山”を往復する
つもりであったが、途中にロープが張られ進入禁止の表示があった。
一瞬、ロープを越えて車で進入を考えてみたが、峠まで近いのではと
思い、紳士的に林道を歩くことにした。(大きな判断ミス)
林道は広く立派で最近のタイヤ痕も沢山見れた。 15分程歩いた地点で下りてくるハイカーが来たので、この黒河峠までを聞いてみると
”まだ遠いですよ”と言う。 やはり車で来るべきだったと後悔する。
林道のグレーチングの中からこちらを見ている動物が居た。 一旦は逃げて行ったが戻ってきてこちらを見ている。
”イタチ”の子供の様であるがメチャクチャ可愛い。
しばらくにらめっこを楽しんだ。
林道歩き33分にて ”黒河峠”に着く。 予想通り、車2台とスクータ
1台が停まっていた。 やはり車で来るべきだった。 正直者はバカを
みるだけ。 峠にはトイレと狭いが駐車スペースもあった。
気を取り戻して登山口から登り始めるが・・・
高島トレイルとは 、こんな縦走、俺には出来ない。
沢沿いの気持ちの良い登山道を9分程登ると林道に飛び出して
びっくり、黒河林道がここまで伸びている様だった。
林道歩き3分程で再度、登山道に入る。 林道はこの先で
行止りらしいが、ここまで車で来るのがベストに思われる。
登山道は雑木で覆われているが南面は樹間からチラチラと
景色は見られた。 小さなロープ場が一ヶ所あっただけで
総じて緩やかな道が続いた。
登山口から23分にて見晴らしの良い箇所に出るが、
周辺の山名はさっぱり判らなかった。
休息場となっている綺麗な沢を渡り、一登りすると1時間16分にて
”三国山分岐”に出た。 ”三国山”へは下山時、
元気だったら登ってみようと思う。
沢には一面 ”ミズゴケ”が生茂っており
コケ好きの自分には堪らなかった。
湿地帯には木道もあったが、総じて樹林帯の中の緩やかな登山道が続く。
前方に崩壊帯が見えてきた。 これが ”明王の禿”なのか? 見応えありそうだ。
一登りすると広々とした ”明王の禿”に出る。 ”琵琶湖北岸”、”赤坂山”が見えて展望はすこぶる良かった。
鉄柵の向こうは崩壊した絶壁。 立入り禁止の表示はまったく無し。 それでは少しだけ入らせて頂きます。
鉄柵を乗り越えて崖っぷちに寄って見るが、ザレ場で崩れそうな岩ばかりなので、
下を覗き込むまでには至らなかった。(クレヨンしんちゃんの臼井さんの事故があったばかりだし)
”明王の禿”を下って ”赤坂山”側に進んだ地点から振り返りみる。
奇岩が連立し、高度感がたっぷりなのでしばし見とれてしまう。
”赤坂山”への最後の登りで息が切れた。
登っている途中からは ”赤坂山”はまだまだ遠い感じに思えたが、
穏やかな道であり時間的にはそう掛からなかった。
1時間59分、登山口からは1時間26分にて ”赤坂山”(824m)に着く。
琵琶湖を望める360°の大展望の山であった。
山頂より ”三国山”(874m)方面を見る。 ”三国山”の麓から歩い
て来たんだ。 考えてみれば ”三国山”の方が50mも標高が高い。
山頂より南面の山々を見る。 正面に ”函館山”、遠く
”武奈ヶ岳”が見えているのであろうが同定は出来ていない。
下山を始めて同じ道を引返し、38分にて ”三国山分岐”に戻る。
”三国山”へは止めたい気持ちもあったが、折角だから登ってみることにした。
片道400mはきつかった。 写真は三国山への最後の登りを見ている。
”赤坂山”の山頂より ”明王の禿”を見る。
帰路の道路からもこのハゲハゲは緑の山の中に真っ白に見えていた。
岩の上に立てば北側にこの程度の展望は得られた。
直ぐに下山する。
分岐から13分にて ”三国山”(876m)に着く。
山頂の展望は悪く、残念なことに ”赤坂山”は見えなかった。
分岐に戻り、少し下った所にある綺麗な沢と休息場。
冷たい沢水で汗でしょっぱくなった顔を洗う。
湿原には短いながら木道が設置してある。
今は枯れ草だけであるが7月にはお花で一杯になる様だ。
登山口間近の地点から林道を見る。
又、長い林道を歩いて帰るのか、気が重い。

あかさかやま

奇岩群は下の方まで続いていた。
林道通行止めゲートに戻り、”赤坂山”、”三国山”を終える。
2024年8月21日改定
三国山(876m)