〔027〕ポンポン山 (679m)

2014年01月11日(当時64歳)



京都府京都市西京区大原野小塩町
ウィキペディアより
 山頂はベンチやテーブルの設備もあり、休憩に適しているが、樹木の成長により、一時展望がほとんど無くなっていた。近年一部の樹木が伐採され、京都市南部方面と大阪市・高槻市方面の展望が良好に得られるようになったが、この伐採は実は何者かが地主に無断で違法に行ったものである。 登山道は東海自然歩道の南側である高槻市の神峯山寺・本山寺からの道と、北側の京都市西京区の善峯寺からの道、高槻市出灰からの道、大阪府三島郡島本町の大沢から釈迦岳山頂を通過する道がある。
Road Map :名新高速を大山崎ICで下りて、京都市西京区の善峯寺を目指す。
Route Map:善峯寺を基点に釈迦岳側へ登り、下りは東海自然歩道側に下りる。
    標高差:430m
累積標高差:651m
関西百名山』 前回は高槻市側から登ったが、今回は京都市側から登ってみる。
登り:1時間23分(釈迦岳経由)
下り:1時間03分
コースタイム:2時間26分(休息無し)

(加茂勢山)
 ポンポン山には12年前に高槻市側から登っているが、その時の我がHPを見るとダラダラと歩くだ
けで面白くない山と書かれていた。 ならばと今回は京都市側の善峯寺側から登ってみることにした。
善峯寺(よしみねでら)に向う途中で見た高槻、京都の市境の山。
この時はどれが ”釈迦岳”か判らなかったが、帰宅後に送電鉄塔の位置から同定することが出来た。
”ポンポン山”は更に奥でここからは見えていない様である。
”強欲寺”を見てやれと裏口から ”善峯寺”に向う。
善峯寺の駐車場まで行くと\500の有料駐車場となっていた。
引返して手前の駐車場に行くと 「バス専用、ハイカーの駐車禁止」と
書かれていた。 無断駐車には警察に通報するとも書かれていた。
一応、気を使って一番端っこに車を停める。 写真の建屋は綺麗な水洗
トイレだった。 遅い時間になってしまったが、11時34分に歩き始める。
建屋が色々建っており、どれが本堂か判らないし興味も無い。
有料の ”善峯寺”の駐車場を通り正門側に進んで行く。
”善峯寺”の山門を潜る。
良く整備された歩き易い登山道を緩やかに登って行く。
道路脇に ”釈迦岳”への登山口があったので、沢を渡って
登山道に入る。 気温は4℃であるが風が無く寒くはない。
一部、自然道の様な所も出て来るが、大半は歩き易い広い道であった。
展望の利かないヒノキの植林帯の中を進む。
雨水で深く掘れ込んでいるが、左側の土手上にも道が出来ていた。
分岐表示が見えて来た。 左側は長岡京市側への道の様であるが、
何やら展望所がある様なので寄ってみる。
こんな広い道が一般的だった。
普通のハイキング道が続く。
日陰では積雪とは言えない程度だが雪が白く被っていた。
ここまで44分、分岐から直ぐ横の ”展望所”に着く。
オジンが一人休憩していた。 高槻市側の展望が得られているが、
霞みが酷く展望と言えない景観だった。
里山らしく、各方面からの登山道分岐が多い。
探しています」の下には顔写真と共に行方不明者(61歳)の情報が
書かれていた。 低山とは言え、気を付けなくては・・・
雑木林の中、気持ちの良いハイキング道が続く。
55分にて ”釈迦岳”(631m)に着く。
登山道から2m程高い箇所に山頂表示があるだけで、”釈迦岳”の立派な
山名からはまったく不釣合いな山だった。 展望もまったく無しだった。
”釈迦岳”から少し進むと送電鉄塔の下に出た。
鉄塔したは展望が良いものであるが、ここは
展望がまったく利かなかった。
左写真の古びた鉄塔から直ぐ近くにカラフルな鉄塔が立っていた。 この2つの鉄塔のお蔭で
麓から釈迦岳を同定することが出来た。
”杉谷”からの道の分岐の出てからも穏やかなハイキング道が続く。
殆んど、フラットな緩やかに下る道が多い。
いつ登りに転じるのか?
1時間23分にて ”ポンポン山”(679m)に着く。
各方面から登られたハイカーがお昼休憩としていた。 ジジーハイカーがここで
会った山ガールを相手に 「この辺りの山はどこでも知っているから案内するよ!」の
言葉が聞こえて来たが、二度と相手にしてくれないと思うよ。
道が登りに転じて少し歩くと山頂が見えて来た。
違法伐採されたと言う山頂からは京都市街が一望出来るが、霞みが酷く
まったく絵にはなっていない。 今日は昼飯を持って来ていないので
写真を撮って直ぐに下山する。
12年前に見た山頂標識は今も健在であった。
下山16分にて登って来た分岐に戻り、”杉谷”側へ下山する。
山頂直下に ”出灰”(いずりは)からの登山道の分岐があった。
もし次があるとしたら ”出灰”から登ってみたい。
”杉谷”側の道も広く歩き易い道が続く。
白く雪が残っているが、滑る程の心配はまったく無かった。
下山途中に展望所と言うほどの所ではないが、
開けた所から京都市街が見えた。
後半は登山道らしい山道となってくる。
落葉が堆積してふかふかの道になっていた。
登山道らしい道が続くが、はやり落葉が積もり過ぎ。
滑り易い道には手摺りが付けられていたが、これは
味気ないだけ。 手摺り道を下り終えて振り返り見る。
小さな沢であるが、沢沿いの道は雰囲気が良かった。
ここが ”杉谷”なのか? 沢沿いの道となる。
電撃柵に平行した林道を下って行く。 この辺りに駐車地はないが、
一台だけなら停められそうな場所はあった。
橋を渡り、少し進むと林道に出た。
下山38分にて舗装道路に出る。 バス停横には善峯寺まで
1.6kmの表示があり、えらく遠くなんだと落胆する。
下り一方なので歩きは楽なのであるが、くねった舗装道路なので
距離が長い。 下山1時間ちょっとで駐車場に戻る。
 記憶は完全に失せていたが、12年前に登った我がHPに書かれている程の悪い感じはしなかった。
ただ、面白い所はまったくなく、無難で平凡なハイキング道だったとの印象が残っただけの山だった。
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2024年8月30日改定