〔064〕学能堂山 (1,022m)

2012年03月19日


関西百名山に戻る

三重県津市美杉町
  大洞山から南に4.7km、三峰山から北に5.2kmにある特徴のない山であった。
R368沿いの杉平から水谷林道に入る入口が見付け難く、杉平の集落を3回も往復する。
Road Map :R368を杉平の集落から水谷林道に入り、簡易水道前に車を停める。地図に山名が出て来ない。
Route Map:水谷林道を歩き、途中から登山道で林道終点までをショートカットし、山頂を往復する。
標高差:596m
関西百名山』  最悪の登山道であったが山頂からは360°の大展望だった。
コースタイム 登り:1時間26分、下り:1時間11分
がくのどうやま
12時30分に歩き始める。 林道は落石、倒木で荒れており車で入ら
なかったのが正解だった。 7分程、林道を歩くと左手に脇道があり、
ナビテープがあったので入ってみる。
この ”水谷林道”の入口が見付け難く、R368から民家の細い路地に入る。 林道はまだ続いており、車で更に走ろうとしたが、路面が荒れており、車高の低いひ弱な車では無理と判断して簡易水道施設の横に車を停める。 北面に ”大洞山”が見えていた。
樹木の隙間から ”大洞山”の雄山、雌山が望める所があったが、展望が得られたのはここが最後、後は展望の無いスギの樹林帯となる。
入った脇道が林道をショートカットする登山道であり、
所々が崩壊していた。 この部分は完全に登山道が無くなっていた。
紀伊山地の山はどこに行ってもスギかヒノキの植林帯を
歩くことになり、精神的にしんどい道が続く。
要所には道標、矢印があり、道間違いの心配はなさそうだ。
これでもかと言う程のスギの木が鬱蒼と茂る急斜面をジグを切って
登って行く。 上方に空が見えたので、尾根筋かと思って頑張ったが
尾根筋ではなかった。
30分にて”林道終点”の広場に出る。 かつてはここまで車で
上れたのであろうが、今は相当荒れているので車では無理だろう。
ここから対面の登山道に入っていく。
1時間05分にて ”県境の尾根”に出た。 普通、尾根で出れば少しは
展望が得られ雰囲気が良くなるものであるが、ここは違った。
相変わらずのスギの植林帯で展望はまったく無しの最悪状態だった。
道標には落書きで ”杉平峠 908m”書かれていた。
尾根筋と間違えた比較的フラット所に出て更に急登が続く。
先に見える空は本当に尾根筋の様だ。
この辺りから登山道は滑り易く歩き難くなってくる。
明るい雑木林に出るが、これも長続きはせずに再び植林帯に入って行く。
尾根を穏やかな登りで東進して行くが、この植林帯にはまいってしまう。
1時間26分にて ”学能堂山”(1,022m)に着く。 登山道の
雰囲気の悪さから想像出来なかったが、山頂からは360°の
大展望だった。 適当な杭があったので久し振りに自分撮りをしておく。 雪解けのジュクジュク道を想定して長靴としたが、
3山共、長靴は役に立たない程に乾燥していた。
山頂手前では雑木林となり、ギリギリまで樹木が茂っているので
山頂からも展望は得られないかもと思ったが・・・ 山頂には6匹の
シカが居たが逃げてしまった。 やさしいおじさんなのに・・・
山頂から南面の ”三峰山”方向を見る。
この尾根筋は ”三峰山”まで伸びており、縦走出来る様だ。
山頂から東面を見ると、特徴ある山が多いのだが、まったく同定出来ない。
この山々の中に明日、登る予定の ”局ヶ岳”が見えているのかも知れない。
山頂からの北西方面は何度も見ている馴染みの山々が良く見えていた。
特に ”大洞山”は山頂のハイカーまで見えそうな位に近かった。
登った山を他の山から見るのが大好きなのでこれは感激ものだった。
尾根筋からの激下りでは長靴なので足の指が痛くなり、思ったスピード
では下りられない。 階段道では長靴で問題ないが、一枚下り斜面は長靴は
不向きである。
山頂で10分程休憩して下山する。 植林帯に慣れてきたのか、下りだからか、登り時に思った程の雰囲気の悪い登山道と思わなくなってしまった。
下り43分にて ”林道終点”に戻る。
登山道の崩壊箇所に戻る。 登山道は雨水で完全に無くなっているが通行にはさほど困難ではなかった。
1時間11分にて駐車地に戻る。 登山靴だと1時間を軽く切れた
と思うが、長靴ではピッチが上がらなかった。 平日でもあり
ハイカーとはまったく会わなかった寂しい山登りを終える。
学能堂山
  まず読めない覚えられない山名が頂けない。山容が尾根筋の一郭としか見えなく頂けない。 鬱蒼とした植林帯の登山道が頂けない。 が、山頂の展望だけは特筆ものだった。
道の駅 ”御杖”に隣接するみつえ温泉 ”姫石の湯”に入る。
この辺りに道の駅は沢山あるが、コンビニが殆どない。
案内所でコンビニを聞くと30分程先と言われコンビニ弁当は
諦めて温泉内の食堂で晩飯を食べる。
今日の温泉
  道の駅 ”伊勢本街道・御杖”に隣接している ”姫石の湯”に入る。
入浴料は600円と高かったが、この辺りの相場の様だ。
露天風呂もあり施設は良いが循環風呂であり、泉質も温泉を感じなかった。ここの食堂でラーメンライスを晩飯として食べるがチャーシューが美味く
なかったのが印象的だった。
今日の寝床
  御杖の道の駅で車中泊するつもりだったが、まだ16時で寝るには早過ぎるので ”局ヶ岳”の登山口が近い道の駅 ”飯高駅”まで移動することにした。 飯高までは ”三峰山”を挟んで反対側に周り込むのであるが、R368が離合出来ない峠道で対向車が来ないかと冷や冷やしながらの走りとなった。 四国の400番台の酷道以来の久々の酷道だった。
 途中、スーパーで買い物をして、道の駅 ”飯高駅”に入る。
ここも温泉が隣接しており、ここの温泉に入れば良かったと後悔する。
この季節、道の駅の駐車場はガラガラであり、例によりトイレ近くに車を
停めて車中泊とする。 寝る前にはチューハイのロング缶2本を空ける。
おやすみなさい!
途中敗退
今回の遠征
この辺りの道の駅には駅名が着いている所が多いが、
本当に電車が走っているのかと勘違いしてしまった。
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