〔088〕龍門山 (756m)

2012年04月08日


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和歌山県紀の川市杉原
ウィキペディアから
  和歌山県紀の川市にある標高756mの山である。龍門山脈の主峰。古くから和歌山平野に位置する名峰として知られ、紀州富士と呼ばれている。 紀伊国名所図会に「府下より是を望むに、その形あたかも
富嶽に似たり」と記されている。
Road Map :阪和道を和歌山ICで下りて粉河町から南下して林道に入る。龍門橋から真っ直ぐに農道に入る。
Route Map:田代コースから登り、田代峠を経由して中央コースで下山する。
標高差:453m
関西百名山』 登山口までの離合出来ない農道が冷や冷やものだった。
コースタイム:2時間13分
下り:1時間04分(中央コースから)
龍門山 中央コース分岐 蛇紋原 明神岩 登山口 田代コースP
14:14 −−− 14:30 14:30 15:05 15:18
田代コースP 地蔵尊 ちりなし池分岐 田代峠 磁石岩 龍門山
13:05 13:22 13:26 13:49 14:06 14:14
登り:1時間09分(田代コースから)
りゅうもんざん
  車で移動中、サクラが満開で花見をしながらのドライブが出来た。紀の川市は桃の産地であり、
丁度、赤色が濃い桃の花も満開になっていた。
標高約300mの駐車場までは一面の果樹園であり、
駐車場からは紀の川、和泉山地を望める展望が広がっていた。
小型車が一杯一杯のコンクリートで舗装された果樹園用と思われる農道には曲がり角に登山口を示す道標があり、対向車が来ないかと冷や冷やする以外は楽に登山口に着くことが出来た。 田代コースの登山口には狭い駐車場があり、既に満車状態であったが、ここに住むおばさんの誘導で車を停めることが出来た。 こんなにハイカーが来ると迷惑だと思うのだが至って親切だった。
駐車場の横、おばさんの家の裏側に登山口があり、13時05分に
登り始める。 おばさんからの情報では田代ルートは緩やかに登り、
中央ルートはきついので、多くのハイカーは田代ルートから登って
いると言っていたが、本人は登ったことがないらしい。
道標はしっかりと整備されており、農道には歩行用と車用と分けて
示されており、更に上の駐車場もしっかりと示してくれている。
雑木林の中、岩盤剥き出しの登山道らしい道が続き雰囲気は良かった。
この辺りの岩は雲母が含まれているのか陽光を浴びて
キラキラと光る綺麗な岩が多かった。
少しだが水が流れている沢の様な道も通る。
この水は ”ちりなし池”から流れて来ているとの話しもあった。
17分にて ”地蔵尊”に着く。
単に小さなお宮があるだけで何てことはなかった。
21分にて ”ちりなし池”への分岐に着くが、
どうせ小汚い沼地があるだけだろうと行く気にはならなかった。
雨水で深く抉られた道を進む。
”田代峠”が見えて来た。 休憩していた御夫婦ハイカーは
我が姿を見てか、直ぐに山頂の方向に向かっていった。
44分にて ”田代峠”(638m)に着く。 飯盛山への分岐であり、
飯盛山にも行きたかったが、今日は割愛して龍門山に向かう。
”田代峠”からは緩やかに登り下りする稜線歩き
となり、木立の間から展望も得られた。
雑木がなければ大展望であろう尾根筋歩き。
1時間にて楽しみにしていた ”磁石岩”に着く。
早速、方位コンパスを取り出して磁石岩を検証してみる。 結果、岩全体が磁石になっているのではなく、部分的に方位が反対に向く箇所があったのみだった。
1時間09分にて三角点のある ”龍門山”(756m)に着く。
北面が大きく開けており、紀ノ川、和泉山地の展望が広がっていた。
三角点のある山頂から少し進むと、広場があり、大きな山頂標識があった。 ポカポカ陽気でここで昼寝をしている御夫婦ハイカーが居た。
休憩することなく下山に入る。
少し下れば中央コース分岐に着く。
下って行くと ”蛇紋原”なる道標があり、脇道に入ると展望所があった。展望は良いが、何を指して ”蛇紋原”なのか判らなかった。
”蛇紋原”からの大展望。 駐車場に停めた自車までも見えた。
これが ”明神岩”の上部。 岩の向こうはオーバーハングの落ち
込みになっている。 蛇紋原同様、明神岩からも展望は抜群だった。
”蛇紋原”から少し下りると21分にて ”明神岩”に着く。
明神岩はR・Cトレーニング場となっているのか真新しいピンが打ち込まれていた。 ガイド板にはハーケンを打ち込むな! とはっきりと書かれていた。
”明神岩”を風穴側から見る。
”明神岩”の直ぐ横に ”風穴”があった。
奥は深く、フラッシュを焚いても内部は写らなかった。
その後、樹林帯の中の道をどんどん下って行く。
この ”行き止まり”と表示された枝道が沢山あった。
気になるのは行き止まりの枝道の方が道がしっかりしていること。
要所には休息ベンチもあり、ハイキングには
持って来いの登山道であった。
中央コース登山口には狭いながら車6台程の駐車スペースがある。
地元のおばさんが山菜採りをしていた。
下り続けて、51分にて中央コースの登山口に降り立つ。
コンクリートで簡易舗装された農道を田代コースの登山口まで
下って行く。 舗装路歩きは展望が良いので苦にはならなかった。
長い農道歩きになると思ったが13分で自車に戻ることが出来た。
下り1時間04分にて ”龍門山”を終える。 駐車場に戻ると下山を
終えたハイカーで一杯だった。 どこかの登山クラブの様だが、
同じ方向に周回していたので山中で会わなかった様だ。
離合のハプニング
  数台の車で来ていた登山クラブの連中より先に出発しようと慌てて車に乗ったが、既に帰宅準備が出来ていた数台の車に先行されてしまった。 車列の真ん中で農道を走る格好になってしまったが、運悪く宅急便の小型トラックが上がって来て、道幅一杯のトラックとは離合出来ないのでてんやわんや状態になってしまう。 多くの車がバックしようとしたが、俺は空スペースに車を押込めて
トラックを誘導し、一番先に走り出すことが出来た。 その後、他の車はどうなったか知らない。