岡山県総社市

2017年12月09


岡山100山に戻る

Road Map :岡山自動車道を岡山総社ICで下りて砂川公園経由で更に北進する。
Route Map:ビジターセンターの駐車場から鬼ノ城を散策し、その後岩屋寺の奇岩巡りをする。
岡山100山』  再訪してみたかった山域は退屈することが無かった。
ウィキペディアから
鬼ノ城(きのじょう)は、岡山県総社市の鬼城山(きのじょうさん)に築かれた、日本の古代山城(神籠石式山城)である。城跡は国の史跡「鬼城山」(1986年(昭和61年)3月25日に指定)に包含される。
鬼ノ城山、岩屋の奇岩群
前回は時間の関係で一部しか散策出来なかったが、今回はこの山域だけに絞って来たので、興味ある所を好きなだけ散策することが出来た。
ただ、岩屋の奇岩群は ”鬼の差上げ岩”以外は嘘臭い詰まらない物ばかりで、がっかりではあったが、退屈しのぎには充分貢献してくれた
〔066〕鬼ノ城山 (397m)
鬼ノ城山は2010年01月に訪れているが、1日に岡山の低山を5山登った後なので時間が無く、バタバタと散策しただけで充分に見ていないので予てから再訪してみたいと思っていた。今日は岩屋の奇岩巡りを含めてゆっくりと散策したいと思っている。
きのじょうやま
散策時間:3時間10分
気温は2℃と低いが風が無く日差しがあるのでポカポカ陽気である。9時02分にビジターセンターからの遊歩道を歩き始める。
前回と同じビジターセンター前の無料駐車場に車を停める。
土曜日であるが来場者は少なめであった。
展望台から西門を見る。角楼が第一展望台になっている。
遊歩道の途中に展望台があったので行ってみる。木道が白くなっているのは朝霜が下りている為であり、滑らない様に気を付けて歩く。
古代山城としての良い雰囲気を感じられる絶景だと思う。
角楼の第二展望台から西門を見る。
西門を潜り中に入る。西門の三階展望所には今回も立ち入り禁止だった。
”礎石建物跡”の案内があったので寄ってみるが・・・
鬼ノ城山(397m)の横を抜けて第二展望台に向かう。
山頂周辺は平らで広い遊歩道が整備されていた。
”礎石建物跡”とは昔に建屋があってそれの基礎石が残っているだけだった。
同様の場所が数ヶ所にあったが、以後は見に行かずだった。
大きく下って ”第二展望台”に着く。
崖っぷちの自然の展望台なのですこぶる雰囲気が良い。
山頂付近には遊歩道が沢山伸びているが、分岐部にはしっかりした道標が立っているので道間違いの心配はは少ないかと思う。
”第二展望台”からは見晴らしが良いが、見れているのがゴルフ場とかで詰まらない。
北方向に前回は見ていない ”屏風折れの石垣”を見ることが出来た。
遊歩道は ”屏風折れの石垣”へ伸びており、上部に立つことが出来た。
”屏風折れ石垣”には何やらの石碑と説明板が立っていた。
石碑のある少し高台から ”屏風折れの石垣”を眺める。かつてはここに見張所等が建っていたのだろうか?
山城にはよく見かける ”土塁”がここにもあった。
更に奥には訳の判らない石碑が立っていた。
北西方向の展望が開け、この山中に岩屋寺があるのだろうか?
”北門”に着いて、ここから市道への登山道に入る。
血吸川には遊歩道が伸びていたが、滝を見付けるまでに通行止となっていた。通行止から更に先に進んでみるが、山側に登って行くだけの道になってしまったたので滝探しは途中で断念する。
これまでの遊歩道と違い、まんま登山道となりシダをかき分けながら下って行くが悪い道ではなかった。市道に出た所に岩屋寺への登山道があったが、まずは恐ろしい名前の血吸川渓流に滝探しに行く。
岩屋休息所の駐車場までは舗装された林道が伸びており、これが1km以上続いた。これなら車で来るんだったと後悔する。
市道に戻り、登山道からではなく舗装道路で岩屋寺に向かうことにした。
林道は休息所横の広い駐車場で終わる。
市道からの登山道で登っていれば休息所近くのここに出たのであった。
トイレのある休息所の裏側から岩屋寺への参道が伸びていた。
”皇の墓”への分岐があったが、人様の墓なんぞ見たくもないので岩屋寺に急ぐ。
えっ!プレハブのお寺?と一瞬思ったが、これは社務所の様だった。
良く整備された歩き易い参道が続く。
石階段を上ると”岩屋寺”に着いたが、思っていたより可成り小振りなお寺だった。このお寺の右横に”鬼の差上げ岩”が聳えていた。
社務所?の横から参道に入っていくと長い石階段があった。
案内板の写真を撮ったが、この時、文面はまったく読んでいなかった。
巨石が積み重なった ”鬼の差上げ岩”。岩の下には岩窟が出来ている様だが、中には入らなかった。
”鬼の差上げ岩”の横には ”鯉岩”への方向指示があったので行ってみる。
”鯉岩”より先に ”鬼の餅つき岩”が出てきたが、なんて言うことの無い岩だった。
”鯉岩”の周囲を見てみるが、鯉を思わす形体はどこにも見られなかった。観光目的で無理やり名前を付けられただけに思われる。
この辺りには奇石群が在るようで ”鯉岩”の案内が出て来た。
平面状に八畳あれば良かったのであるが、ウネッた面だと八畳岩を名乗る資格は無いのでは?
次に出てきたのが 八畳岩”だった。
これも周囲を見渡したが 屏風感はまったく無く、マッコウクジラの方が似ているのでは。
奇岩が次々と出て来る。
奇岩群の一部の説明が書いてあったが岩名の説明にはなっていない感じがする。その他にも ”鬼の棲家”に付いての説明もあった。
休息ベンチがある ”馬頭観音”に着く。奥に石仏があるだけであるが、それが ”馬頭観音”なのかも知れない。
”汐差岩”の上に上ってみると大きな岩がぱっくりと割れていた。
岩の上からの展望が良好であった。
”馬頭観音”の分岐からも奇岩があった。
岩の命名に付いての説明は何も無かった。
横から見るとよくある ”重ね岩”であった。
ここまでなるほどと思う奇岩は無かった。
次に ”方位岩”と表示された変哲の無い岩が出て来た。
分岐が出て来て、踏み跡がしっかり付いているのは ”岩切観音”側であったが、ヤマカンで ”犬墓山”方向に進む。
登山道は下草の無い歩き易い道であるが、終始、展望は利かなかった。
同じパターンの登山道を登って下りに入ると、又道標が出て来た。
”犬墓山”へは行けないものと思っていたが、左側に寄り道すれば
”犬墓山”に行ける様だ。
分岐から少し歩けばピーク感の無い ”犬墓山”(443m)に着く。
南東方向の展望が開け ”鬼ノ城山”見ることが出来た。
山城としては 朝来の”竹田城跡”に負けている感じがするが ”鬼ノ城山”も中々の物である。
”犬墓山”から分岐に戻り、登山道を下っていくと ”犬墓山”からより良い展望が得られる展望岩があった。
朝にはほとんど停まっていない車が昼になると満車近くになっていた。
長く急峻な登山道を下り終えるとビジターセンターの目の前に出た。この登山道は長く退屈な道なので登りに使わない方が良いと思う。
登り口にあった ”岩屋三十三観音”の石仏案内図。これらの前を通って来たが、石仏にはまったく興味が沸かなかった。 クリックで拡大します。
岩屋の奇岩巡り