城ヶ倉渓谷
2008年07月23日
今日は八甲田山登頂の予定であったが、今にも雨が降り出しそうな天気なので一日順延することに
したが、明日も天気が悪そうな予想である。一日、ぼぉーっとしているのも退屈なので、酸ヶ湯温
泉の下側に城ヶ倉渓谷があることを知り、通行禁止ではあるが行ける所まで行ってみることにする。
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青森県青森市荒川


暇つぶしに渓谷を歩く
Road Map :酸ヶ湯温泉からR394を下りた所に日本一のアーチ橋である城ヶ倉大橋がある。
Rood Map :城ヶ倉大橋の封鎖ゲートを林道に降りて、舗装路を下っていくと城ヶ倉渓谷に歩道入口がある。
入っていけない所は入ってはいけない
  かつては観光目的で大々的に宣伝しておきながら、落石事故の賠償問題で閉鎖されてしまった様だ。 落石の危険性は多くの登山道でもあることだし、これほど良い渓谷を封鎖して
おくのは勿体無い気がする。 早く整備をして渓谷歩きを開放して欲しい。
青森市のHPから
  城ケ倉渓流には、豊かな自然が手つかずのまま残されています。それは十和 田八幡平国立公園の一部になっ
ているからだけでなく険しい地形・気象のもとで、自分の身を守ってきたからと思えるほどです。
渓流の岩壁は、第三紀中新世中頃(およそ1千万年前)の火山活動でできた石英安山岩が柱状節理を形作ってお
り崩れやすくなっています。 また11月から5月までの7ヶ月間は数メートルの雪に閉ざされてしまいます。流れの水は、強酸性で魚は生息していませんこのような人をこばむような条件が逆に一層強い魅力となってい
ます。 城ヶ倉渓流は十和田八幡平国立公園内にあり青森市から酸ヶ湯温泉に向かう途中の萱野高原の南西を
流れる堤川上流にあたり十和田奥入瀬渓流に匹敵する渓流美を誇ります。
※現在はとても危険な為に散策禁止となっています。
'08年度の東北遠征(欲張った計画をしたが東北・北海道の天候が悪く雨の日には登らないのポリシーから大半を中止とした。)
07/20 中止 中止 07/21 中止 中止 中止 07/23 07/24 07/24 中止 中止
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平成7年10月27日完成された日本一の上路式アーチ橋(全長360m,アーチ支間長255m)。 橋からは八甲田連峰や青森市街、岩木山を望むことができる。 また、十和田八幡平国立公園内有数の景勝池である城ヶ倉渓谷を 眼下122mに見下ろすことができる。
”城ヶ倉大橋”の北端に林道に降りる階段があるが、
入口は閉鎖されていた。
高さ122mの ”城ヶ倉大橋”から覗き見た”城ヶ倉渓谷
秋の紅葉時には見事な景観となるらしい。
この渓谷を登り詰めれば酸ヶ湯温泉に出られる様だ。
階段を下りると舗装された綺麗な道路に出るが、
この道も入口は閉鎖されていた。
林道から見上げた ”城ヶ倉大橋”
流石、122mの高さは迫力があった。
林道を沢まで下ると橋の手前に歩道入口があったが、
ここも鉄パイプでしっかりと封鎖されていた。
渓谷歩きを観光の目玉にしておきながら、こうして封鎖した
のは過去の落石事故による賠償請求が発端になっている様だ。
長年封鎖された遊歩道は藪に覆われ踏み跡も薄い。
しばし崖ぷっちをトラバースして沢に降りる。
沢から大橋を見上げるが、上から見付からないかと
ひやひやする瞬間でもあった。
大きな ”ゴルジュ”が迫る渓谷は最高の雰囲気だった。
綺麗で豊富な水量が心地よい沢音を立てて流れていく。
沢水の中に入ることはなかったが、沢縁の岩は苔生しており、
結構滑り易い。 沢靴を持ってきているが、車に置いて来たのが悔やまれる一瞬であった。
楽しい沢歩きが続くが、一人では面白い写真が撮れず、
又、危険でもあるので、途中で引返すことにした。
対岸の見事な ”柱状節理”の岩壁を見る。
もっと歩いて見たいが安全を優先して後ろ髪を引かれながら引返す。
2000年には、同じく十和田八幡平国立公園城ヶ倉渓谷渓流歩道で男性の登山者が落石を受けて渓流に
転落死亡した。 損害賠償請求訴訟で、一審は青森市の管理責任を認めて2007年5月に2584万円の
賠償を命じた。 青森市は控訴を断念して賠償金を盛り込んだ3461万円の予算要求を市会に提出した。
今日の温泉
  今日はアイドル日、渓谷歩きの後は ”酸ヶ湯温泉”(600円)で時間を潰す。
ヒバ千人風呂は混浴であるが、入浴しているのは、俺も含めてジジ、ババばかり。
2階宴会場では ”ハゲます会”のテレビ収録が行われていたが素人集団の演技は
見ている方がしんどかった。
じょうがくらけいこく