栃木県日光市

2017年02月04


関東の滝に戻る

Road Map :日光道を日光ICで下りてR119から滝尾神社に向かう。
Route Map:滝尾神社への林道を車止めまで走る。
関東の滝 』   自分が行った訳ではないが、山友から雲竜渓谷氷瀑の山レポが届いたので勝手にHPにまとめる。
注:本HPは栃木の山友から送られて来た山レポを元に作成したものであり、小生が体験したものではありません。数年前から雲竜渓谷の氷瀑を見たいと思っていたが、自宅から余りにも遠く、冬季の道路状況も判らず、中々、行くチャンスが無かった中、山友が晴天下の元、雲竜渓谷が舞い込んだので、自分が参考にする為にHPにまとめておこうと思い立った。山友にはHP作成と掲載の了承は得ています
今年の雲竜瀑は
山友は昨年も雲竜瀑まで行っており、ピッケルが必要な困難なコースと書かれていたが、今年はピッケルの出番はなく、かなり歩き易かった様である。
晴天下の写真が送られて来ると、悔しい程に羨ましい。おいらも早く雲竜渓谷を歩いてみたいものだが、いつになるやら。
雲竜瀑(落差:100m)
うんりゅうばく
雲竜渓谷の氷瀑
コースタイム:4時間05分
登り:2時間09分
下り:1時間45分
前日の2() 19:40佐野市の自宅を出発。気温8。当日は節分で翌日は立春。ここのところ暖かい日が続いている。雲竜瀑はしっかり凍っているだろうか?  自宅から75km走って日光口PA20:41到着で車中泊。気温は−1℃
月4()3:40起床。気温−2。早めに目が覚めたが、そのまま寝袋から抜け出して明るくなるまで時間調整を行うことにした。真っ暗な林道を走りたくないためである。
6:00出発。滝尾神社を経由する林道を走り、自宅から85km走ってゲート前に到着。意外にも林道に雪は無かった。滝尾神社からゲートに至る約3kmの林道脇には多くの車が駐車していた。皆冒険をせず早めに駐車したのだろう。自分はゲートまで進んで引き返し駐車スペースを見つけて滑り込んだ(6:27)
車両数はカウント不可。おそらく100
台以上ではないかと思う。昨年はこの時間にこれほどの車は無かった。
自分が実際に歩いた訳ではないのでコース図は割愛する。
6:47出発(905m)。気温−3。ゲート(940m)には6:53到着。雲竜渓谷に至るには沢沿いに進む道と林道を進む道がある。沢沿いの道は楽しそうだが苦労が多いと予想されるため林道コースを選択した。ゲート先の林道にも雪が無い。昨年は40cmほどの積雪があり、大型ローダーの深い轍の中を歩いたが今回は乾いた舗装道が続く。右下にある沢沿いの道にも雪が少ないため今回は快適に歩けたかもしれない。7:30稲荷川展望台(1,190m)に着く。ゲートから270mほど登ってきたところ。正面に赤薙山が大きい。女峰山は隠れていて見えていない。林道を更に進むと土木工事用の舗装道路の分岐があるがここは左に進むのが正しい。
7:51洞門岩(1,430m)に到着。ここで林道と分かれ沢沿いの道に入る。林道を進んでも目的地にいけるが長く退屈なだけのようで足跡は少ない。ここで12本爪アイゼン装着した。沢を数度渡渉し、急傾斜の小さな崖道も登る。水量が多い場合、渡渉場所に苦労するが今回はそれほどでもない。ただし水中5cmに沈んでいる石を踏んで渡ることは覚悟しなくてはならない。
8:22雲竜渓谷入り口(1,350m)に到着。このあたりはいつも登っている女峰山登山道の遥拝石から見下ろした場所になるのだろうか。ここからが下って渓谷を歩く。ここにも同様な渡渉があるが先ほどと同様心配には当たらない。昨年よりも氷柱は成長していないように見える。太い氷柱が折れて地上に落下しているものもある。標柱の裏側に廻る道もあるがこの場合はヘルメットが必須。絶景とまでは行かないが青色を発する氷柱はやはり美しい。
渓谷を登りつめ8:39雲竜瀑への登り(1,390m)に取り付く。急傾斜の崖道で昨年は新雪でアイゼンのグリップが効きにくく途中で引き返した。ところが今回は雪がしっかり踏み固められていたためピッケルの出番は無かった。昨年引き返した地点から5分ほど歩くとそこが目的地であった。ここが歩いていける雲竜渓谷の終点である。昨年もう少し頑張ればよかったと思うが安全には代えられない。8:56雲竜瀑到着。
気温0
。例年より少し痩せているそうだがそれでも立派な氷瀑である。20名ほどの人がいるが混雑しているようには見えない。なお、アイスクライミングしている人はいなかった。
9:07下山。9:13上り口の到着。道が狭く急なため人が多いと大変なことになる。9:50洞門岩到着。
ここでアイゼンを外す。林道を下っていくと多くの人が登ってくる。10
名以上の団体もおり、彼らが雲竜瀑に行く場合、大渋滞どころかすれ違いで危険が生じる恐れがある。10:46ゲート到着、10:52自車の駐車場所に到着。道路わきの車はゲート付近上のほうから減っていたが下って行くに従って増えていた。遅くに来た人はゲート付近まで行くのが正解のようだ。11:06出発。気温5。滝尾神社付近で神社参拝の人の車が増え2回ほどすれ違いに苦労した。11:23日光口PAで残りの食料を平らげる。12:30自宅到着。気温7℃。雪の状態で所要時間は大きく変化する。昨年ゲートから雲竜瀑登り口まで2時間22分だったが、今回は1時間42分で40分も早かった。
雲竜瀑が氷瀑しているとのニュースが流れたのか、林道脇には100台以上の車が停められていたらしい。混雑は土曜日も影響しているのか。
林道通行止めゲート前にある観光地図。
林道には積雪が無い。この状態で氷瀑が見られるのか。
林道通行止めゲート。これで雲竜渓谷が遠くなっている。
付近の山も積雪が少ない様に思える。
何を指して”洞門岩”なのかが判らない。
雲竜渓谷の入口から立派な氷瀑が見られている。
斜面の全体が判らないが、かなりの斜度を登っている様に見える。
両側の行儀良く並んでいるツララ(?)が面白い。
”雲竜瀑”(落差:100m)の迫力ある氷瀑。
アイスクライミングをしてくれていると、滝のスケールが良く判るのだが、今日は居なかった様だ。
デブリの写真だろうか?