兵庫県養父市大屋町筏

2019年05月08


日本の滝百選に戻る

Road Map :R29の戸倉から県道48号線に入り、天滝公園に向かう。
Route Map:林道に入り、ハイカー用の無料駐車場から天滝までを往復する。
日本の滝百選』 兵庫県最大の滝も素晴らしいが、滝までの登山道、渓谷も素晴らしかった。
やぶ市観光協会のHPから
  天滝(てんだき)渓谷入口の駐車場から、渓流沿いの登山道を約1.2km(片道約45分)
登ると、突然目の前に白い水の柱が現れます。 まさに、天から降るかのように流れ落ちるこの滝こそ、落差98mと県下一を誇る名瀑「天滝」です。 この天滝は、その荘厳で力強い姿と、滝にまつわる伝説などから「日本の滝百選」に選定されています。 また、天滝までの渓谷には、夫婦滝、鼓ヶ滝、糸滝などの滝群があり、春の新緑、秋の紅葉を背に落ちる滝、厳寒に凍る滝(完全に凍ることはありません)、四季折々楽しい姿を見せます。 この天滝渓谷には、森林浴場として「森林浴の森百選」や「ひょうご森林浴場50選」にも指定されています。
天滝渓谷、天滝
  歩き易く整備された登山道(遊歩道)は齢を取っても歩けそうで、積雪期を除くどの季節に来ても楽しめそうだ。 人気の滝なのでシーズンの土日祭日には混み合って登山口の駐車場に入れなく可能性が大である。 下の駐車場からの1kmの舗装道路歩きは辛いものがありそうだ。
  今日の登山道は乾燥していたので心配したヤマビルとの遭遇は無かった。
〔060〕天 滝 (落差98m)
  今日の目的は久しぶりの ”原不動滝”であったが、余りにも天気が良いので ”天滝”をも見て帰ろうと思った。 ”天滝”は勿論、素晴らしかったが ”天滝”までの渓谷、登山道が素晴らしくハイキングとしても良い滝見が出来た。
てんたき
天滝渓谷
滝見散策時間:往復1時間32分
天滝公園からの林道入口に立っている大きな道標。
林道は離合出来る道路幅があるが、シーズンには登山口の駐車場は満車になる恐れがある。
駐車場横では土木工事をしていたが、ハイカーが通るには何の支障もなかった。
登山口入口の駐車場には平日なのに4台の車と1台のスクータが来ていた。
10時42分に歩き始める。
登山口に立っていた注意書き。
他の看板にはヤマビルに対する注意書きも見られた。
駐車場から舗装道路を少し歩けば登山口となる。
滝とは呼べない程に小さな無名滝。
登山道に入って直ぐの所にあった ”しのび滝”
渓流瀑的な一連の小さな滝群が ”岩間の滝”なのか。
歩き易い登山道を進んでいると ”岩間の滝”の表示板が出てきた。
歩き易く整備された渓谷沿いの登山道。
”岩間の滝”の上流部。
これは15年前の '04年05月に写した
”白糸の滝” クリックで拡大します。
肉眼では樹木の奥に水の流れが見えていた ”白糸の滝”
”久遠の滝”
”連理の滝”
最近の雨降りで崖から ”にわか滝”が流れ落ちていた。
甌穴では無いと思うが、小さな滝壺が並んでいた。
休憩舎の後ろ側の沢は、2条に流れているだけで、別段、何も無かった。
屋根とベンチだけの休憩舎に着く。 昔、来た時に休憩舎の後ろ側の
沢を覗いた記憶があるので、今回も沢を見てみる。
音水渓谷の ”明神滝”によく似た ”夫婦滝”に着く。
Y字状の ”夫婦滝”
”夫婦滝”に架かる橋の下流側に流れ落ちる無名滝。
登山道であろうが、遊歩道的に歩き易い道が続く。
200m置きに滝までの距離表示が出てきた。
”天滝”を見るまでもなく、渓谷沿いの雰囲気に癒やされた。
木製の橋が左岸へ、右岸へと渡る雰囲気の良い所に出た。
橋の上流側に流れ落ちる無名滝。
橋の下を流れる無名滝。
右上の無名滝を登山道から見る。
以前は木製橋だったはずの ”鼓ヶ滝”に架かる橋が新しくなっていた。
上記の様に木製橋が壊れ、新たに鉄筋橋が新設された様だ。
鉄骨橋が新設されてから1年程しか経っていない様だ。
新設の鉄骨橋はレゴブロック製に見えてしまう。
落差18mの直瀑である ”鼓ヶ滝”は天滝渓谷では落差第2位の滝である。
鉄骨橋は本当にレゴブロックの様にボルト締めで組み立てられていた。
左岸に渡り ”鼓ヶ滝”を側面から見る。
新しく建てられた様に見える休憩舎に着く。
この右側から展望所への鉄製の階段が始まる。
修復はされている様だが、登山道が崩壊している個所があった。
次の大雨で登山道は崩壊してしまうかも知れない。
休憩舎の対面に祀ってあった不動尊。
休憩舎には判り難い表示があったが、滝見展望所にある神社?の
ことを指している様だ。
滝見展望所へ上る鉄製の階段道。 左に折れて更に続く。
この上り口手前から沢に降りると ”天滝”の滝壺を
見ることが出来る。
2つ目の鉄製階段を上れば滝見展望所に出る。
この石碑の正面に ”天滝”が一望出来る。
47分にて権現さんが建つ、滝見展望所に着く。
落差98mの分岐瀑である ”天滝” 展望所からは滝壺が見えていない。
”天滝”を側面から見る。 近付き過ぎると滝飛沫でカメラのレンズが濡れてしまう。
滝の迫力は実際に見てみないと判らないだろう。
展望台でゆっくりして復路に入る。 鉄製階段を下り終えた所から沢に降りて、
滝壺を含めた ”天滝”を見上げる。 このスポットを知らないハイカーが多い。
崩れた土砂は沢まで達していなかった。
以前に来た時は天滝渓谷の沢水は汚かったが、今回は綺麗な沢水に戻っていた。
復路側から見た崩壊帯は更に危なっかしく見えた。
ここを通れるのはそう長くはない感じがした。
風情のある木製橋を次々と渡っていく。 この辺りが一番好きな景観だ。
”鼓ヶ滝”横のレゴブロック風の橋に戻って来る。
沢登りが楽しめそうな渓谷。
通称では登山道となっているが、整備された遊歩道と呼んでも間違いではなさそうだ。
到るところに一般観光者でも歩ける配慮がされていた。
平日の今日でも体力のなさそうな方と多くすれ違った。
今日は新緑が綺麗であるが、紅葉期には更に綺麗な景色が見られそうだ。
モミジの木が多く茂っているので、次は紅葉狩りで来てみるか。
今日の沢水は比較的綺麗と言いながら、上流にある高原やさい畑の
影響なのか、目が覚める程の透明感は無い。
急峻な崖に古びた花束が置かれていたが、滑落者でもあったのか?
復路で ”天滝”の滝壺横で食事をした時間を含めても37分で
駐車所に戻って来た。 車は更に増えていた。
登山口に戻って来る。 今日は1日、良い天気だった。
表示の滝以外にも小さな無名滝が沢山ある。