兵庫県豊岡市日高町羽尻

2012年07月24


兵庫県の滝に戻る

Road Map :播但道を和田山ICで下りてR312を走りR482から県道259号線に入り道標に従う。
Route Map:金谷集落からの林道終点の駐車地から右周りに周回する。
ウィキペディアから
兵兵庫県豊岡市日高町の金山峠(標高760m)を源とする阿瀬川の最上流部一帯の渓谷の名称。
阿瀬四十八滝ともいわれる数多くの滝と広葉樹の森林が3kmmにわたる景勝渓谷を演出する。

氷ノ山後山那岐山国定公園の区域に指定され、また「ひょうご森林浴場50選」、
「ひょうご風景100選」にも選ばれている。
コースタイム:3時間08分(右回りに周回)
登り:1時間30分
(洗心台まで)
下り:1時間38分
(洗心台から)
納涼にはならなかった
 阿瀬渓谷の登り口は標高240mしかなく、幾ら渓谷と言えど標高が
低過ぎ、更に今日は夏日の35℃まで気温が上がり納涼どころではなかった。しかもそれに山歩きが加わり、たっぷりと汗を掻いた汗渓谷だった。
沢水の汚さにがっかり

  渓谷は沢水がコバルトブルー色で綺麗と思い込んでいたが、阿瀬渓谷の水の汚さが今日だけなのか、それともこれが兵庫の渓谷の実力なのか、本当にがっかりだった。
阿瀬四十八滝
  阿瀬渓谷の滝は何でもかんでも名前を付けた感じで、見応えのあった滝は源太夫滝、不動滝、龍王滝の三つだけだった。
夏の低山は暑いだけ!』ならば渓谷歩きは涼しいのではと思い出かけるが、渓谷の標高が余りにも低過ぎ、真夏日と重なり納涼とは程遠かった。
阿瀬渓谷
林道を進んで行くと”通行止”の看板が現れるが、これは通り抜け可能とネットで見たことがある。ここから先は離合出来ない狭い道が続き、対向車が来ないことを祈りながら進む。
更に林道を進むとくさりでゲートされており、横には30台以上は駐車可能な広い駐車場があった。奥には簡易トイレも見られる。何故か5台の軽トラが停めてあったが人影は見られない。
左下の沢に滝があるらしいのだが、樹木で覆われて滝の姿は
見えなかった。 もしかして見えていたのかも知れないが、
小さい滝で見逃している可能もある。
10時16分に駐車場を出発し、ゲートされた林道に入ると、
直ぐに遊歩道入口となった。
簡易橋を対岸に渡る。 水が綺麗で無い!
深い渕であるが、水が汚い!
小さい滝であるが、水が汚い!
広い河原に出ると左右に二つの滝が見えた。
枝沢から流れ落ちる ”源太夫滝”(落差30m)はレースの
カーテンの様で綺麗なのだが、水が汚い!
二つの流れが出合っていない ”出合滝”(落差9m)は水が汚く興ざめ。
綺麗な落ち込みであるが、全て水の透明度の
悪さで損をしている。
滝と言うほどではない”鉄砲滝”。 兎に角、水が汚い!
道から随分下の方にある滝なので、覗き込むのが危ない。
良く整備された遊歩道であるが、靴はしっかりしたものを
履いた方が良さそうな道だ。
枝沢の道に入り、緩やかに登って行くと
蔵王大権現”と書かれた小さなお宮に着く。
写真を撮りながらのゆっくり歩きで、25分で分岐点となる
思案橋”に着く。思案橋を渡って右周りで周回することにする。
沢は下の方であり、雑木も茂り、この滝がどこにあるのか
判らなかった。 表示さえなければ気にすることなく通り
過ぎているのに・・・
しばしは沢の上の方の道を進む。 納涼どころか
谷間なので風がまったく無くクソ暑い
この滝も樹木が茂り、殆ど見えない。
上から見る限り、名前程の滑滝ではなかった。
滝口から見た ”楓の滝”どこにでもある小さな滝だった。
滝壺側から見た ”楓の滝
沢の上方を進んで行く。
広い河原歩きとなり渓谷感は無くなる。
石切道が続くと ”磨崖仏”の表示があり、崖の上からくさりが
ぶら下っていた。 このくさりを頼りに30m程登ると岩に掘ら
れた石仏が在るらしいが、見たいとも思わないので割愛した。
沢音を聞く限り、見に行く気が無くなり、この滝は見ていない。
取水口設備の裏手に登山口となる”若林口”があった。
腐った丸太橋を気を付けながら渡る。
56分にて ”関電取水口”の設備に着く。
一登りして尾根筋に出ると、天然クーラーの風が吹き抜けてきた。
伐採地があり、初めて展望を得る。知っている山は無さそうだ。
しばらくは枝沢沿いの道であるが、若林口からは完全に
登山道に変わる。 納涼渓谷歩きのつもりだったが、
山歩きに変わってしまった。暑いなかきつい登りが続く。
プラ階段で整備された先に空が見えたので
ピークに出られそうだ。
今日は山歩きはしたくないのに・・・と
思いながら急登をこなしていく。
立派な標識があるが、他に何もない。心が洗われる程の展望でも無い。
1時間30分で”洗心台”(650m)に着く。洗心台とは何か
判らなかったのであるが、山頂ピークだったとは。
多分、無名ピークに勝手に名前を付けたのだろう。
”洗心台”から西方向の展望。 蘇武岳は更に右側であり、樹木で見えていない様だ。
”洗心台”から東方向の展望。 日高町の町並みが見えているのみ。
展望は無いがみどりが濃い雑木林で雰囲気は良い。
”洗心台”は尾根筋を緩やかに登り下りを繰り返しながら進む。
”松風園”には何があるのか楽しみにしていたのだが、
手作りのブランコが二つぶら下っているだけで何もない。
何を指して ”松風園”なのかさっぱり判らない。
下山13分にてあっ気なく ”松風園”に着く。
分岐に着き、「急勾配につき注意!」の”白寿階段”を選ぶ。
白寿階段とは百段の階段があると言うことなのか。
”松風園”を過ぎると道は激しく下る様になる。
”白寿階段”を下り終えて見上げる。
整備されている普通の急階段だった。
”白寿階段”を上から見る。真っ直ぐな道だ。
ヌタヌタ道を通り抜けて阿瀬渓谷に出る。 ここから金山峠を
経由して蘇武岳に行ける様であるが、6.5kmとやたら遠い。
この直ぐ下に関電取水口設備があり、駐車場の軽トラ関係者と思われる作業者が登山道整備をしていた。
関電取水口設備の直ぐ下にある ”不動滝”(落差15m)に行ってみるが、上で登山道整備を
しているので泥水が流れ込んでいる。 水の汚さと相まって水量が少ないのが残念。
”龍王滝”への分岐があったので、当然、行ってみる。
”不動滝”から下って行くと沢の下の方に凄い岩峰が見えた。
出来ればあの沢まで下りてみたいと思って更に道を下って行くと・・・
道は沢で終わり、後は岩ゴロゴロの沢を進んで行く。
沢に下りた時点では”龍王滝”は見えていない。
龍王滝”(落差30m)は圧倒される岩盤であったが、水量が寂しい
過ぎた。それに加えて泥水の色にがっかり。 でも、岩盤の迫力は凄い。
”よろい滝”の滝壺を滝口から見る。上流の泥水は伏流水と
なり、随分と浄化されているが汚い水には変わりない。
滝口の岩がよろいの様にゴツゴツしているだけの滝。
相変わらず水が汚い!
角材を抱えた道整備の作業員が登って来た。 聞くと7kgの
角材だと言う。 結構なジジーなのに良く頑張るよ。
ガラン橋”を渡る。
段々、しょうもない滝に名前を付けるなよ!の思いに
なってきた。 ここまで無視した小さな滝も多い。
下流側から ”百畳がふち”を見る。
水が汚い分、大した景観ではない。
百畳がふち”に出る。
滝とは言い難い ”座禅の滝”を通過、この後、
思案橋に戻り、再度”源太夫滝”を眺めて駐車場に戻る。
倒れ岩”の横を通る。 ガイド板には謂れが書いて
あったが読まずに通過。
下山1時間38分にて車に戻る。林道ゲートには鍵が掛けられておらず、ポールを抜くと進入することが出来るが、Uターンする場所が無い様だ。
あせけいこく
阿瀬四十八滝
兵庫県の滝』  真夏の納涼渓谷歩き。