兵庫県宍粟市千種町河呂

2019年10月31


日本の滝に戻る

Road Map :県道72号線沿いにある行者霊水取水場から板馬見林道に入る。
Route Map:板馬見林道を車で走りながら要所要所で滝見する。
近畿エリアの滝』  板馬見渓谷沿いに点在する滝を散策する。
板馬見渓谷、後山不動滝
  山登りをしていた頃に2度、この林道を通って ”後山”に登っているが、”板馬見渓谷”は
車で通り過ぎるので何も見ず ”後山不動滝”が滝見しているが、何も感じずに素通りしていた。  今回、改めて散策すると渓谷はびっくりする程の物は何も無かったが、退屈しない程には楽しめて、不動滝は中々の変化のある面白い滝と感じた。
今日の滝巡り
  板馬見渓谷、後山不動滝 → いろは滝三室の滝
板馬見渓谷
  今日は ”板馬見渓谷の直ぐ近くの ”いろは滝”の滝見に来たのであるが、
”いろは滝”は西向きに流れており、朝には陽が当たらないと思われるので、
東向きに流れている ”板馬見渓谷”を先に散策して時間潰しをすることにした。
  ”板馬見渓谷”と ”後山不動滝”は過去2回、”後山”に登った時に通って
いるのだが、山登りに夢中になっていた時期であり、渓谷にも滝にもまったく
興味を示さず、通り過ぎるだけで終わっていた。 逆に山への興味を失っている
今日は、じっくりと渓谷、滝見をしたいと思っている。
いたばみけいこく
後山不動滝(落差7m)
散策時間:3ヶ所合計で1時間21分
板馬見林道の入口付近から目ぼしい滝を散策して行く。
林道に入って直ぐに ”不動明王”の駐車場があり、そこに車を停めて
”笛石山登山口”までを散策する。
県道72号線沿いにある、松の木公園、 ”行者霊水取水場”から
”板馬見林道”に入る。
駐車地から林道を少し戻った所にあった無名滝。
この滝には ”くの字滝”の名前が相応しいか。
滝壺側に降りてしっかりと見たかったが、降りるすべがなかった。
写真を撮るな! 的な平凡な ”板馬見渓谷”。
2日前に雨が降ったはずであるが、意外と水量は少なかった。沢水の透明度が高く、これは好印象であった。
”笛石山”の登山口に掛かる橋の下に ”舵取り淵”が見えるはず。
橋の上から見た ”鉈取り淵”と落差4mの ”鉈取り淵の滝
鉈取り淵”の滝口から滝壺側を見る。
林道を走っていると ”遊歩道”の小さな看板が目に付いたので踏み入ってみる。
しかし、それは遊歩道と言えるものでは無かった。
今日は水量がそこそこあるので、渓谷感は出ていた。
著名な滝はある訳が無く、大きな落ち込み程度の無名滝が連続する。
無名の小さな滝。
遊歩道と銘打っているので、流石に危険個所は無かった。
観光地なら ”夫婦滝”の名前が付くのであろう2条の滝。
赤い岩肌が良い感じを出していた。
変化ある渓流。
深い渓谷ではないので、簡単に沢に降りることが出来たが、深追いは避けておく。
散策30分で林道に出て駐車地に戻る。
踏み跡程度しかなかったのに、遊歩道の終わりの看板が出て来た。
< 後山不動滝 >
林道終点には広い駐車場があり、後山への登山口になっている。
林道は簡易舗装されているが、落石が多い悪路であった。
”二の沢”と書かれた通り抜けの休息小屋。
'01年(18年前)に登った時にも、この小屋はあったので、結構、長生きしている。
登山口の近くに流れ落ちていた落差3m程の無名滝。 滝壺が綺麗だった。
これも18年前にも建っていた ”避難小屋”(宿坊跡)であるが、
ボロボロ状態で残っているだけになっていた。
”垢離”とは仏教用語で、水で清めてあかを取ることらしい。
水浴場のことなのだろう。
橋からの強烈な階段道は記憶から消えていた。
登山口から11分で最初の橋に着く。 最初の橋から ”後山不動滝”が見える。との情報は事前に得ていた。
橋の上から見た落差7mの分岐瀑である ”後山不動滝” 18年前に写真を撮っているが記憶には残っていない。
滝の真ん中に鎮座する ”お不動様”
登山中に見た時は ”大した滝ではない!”とバカにしていたが、水量が少なかった様だ。
2条の複雑に流れ落ちる滝は変化があり、滝壺の沢水の透明度も高く好みの滝であった。
散策35分で滝見を終えて駐車場に戻る。
復路も出来るだけ沢を散策しながら歩く。
<板馬見渓谷の遊歩道>