兵庫県朝来市生野町真弓

2021年05月06


近畿エリアの滝に戻る

Road Map :R312を生野町真弓地区から生野高校に向かう道に入り、
             越年神社から宮の谷ダムに向かう林道に入る。
Route Map:滝見遊歩道から登り、林道で戻る。
近畿エリアの滝』  短い渓谷に大小様々な形態の違う滝を見ることが出来た。
宮の谷渓谷の滝巡り
  短い距離の中に大小、各形態の滝が点在しており、遊歩道も歩行困難な所もなく、
久し振りに面白い滝見が出来た。 滝見だけではなく、奇岩巡りにもなってくれた。
宮の谷ダムへの林道
  帰宅して記録、資料を探してみたが、何も見付からず、薄い記憶を引き出してみると、”高畑山”の登山口がある宮の谷ダムまで車で上ったのであるが、登山準備を
始めると管理人がやって来て、宮の谷ダムは立入禁止だと追い返されていたのだった。
後日、宮の谷ダムに行ったのは '04年04月03日の事だったと判った。
宮の谷渓谷の滝群
  そろそろ ヤマビルが出て来る季節になったが、昨日にまとまった雨が降ったので、小さな滝でも見栄えがするであろうと、以前から目を付けていた生野町の滝巡りに出掛ける。 生野町の真弓地区には山歩きで訪れている記憶があるが、その時の記録の写真があるのか無いのか見付からない。 現地に着いて宮の谷ダムに向かう林道を見て思い出した。 いつ行ったのかの記録は残っていないが、宮の谷ダムを抜けて ”高畑山”に行こうとしたことがあったのだ。 その時、
林道に平行した滝見遊歩道(参道)があることをまったく知らなかった。
みやのたにけいこくのたきぐん
一の滝   落差3m
二の滝   落差4m
三の滝   落差5m
観音滝   落差4m
もみじ滝 落差5m
夫婦滝   落差6m
不動の滝 落差30m
最奥の滝 落差5m
往路:滝見遊歩道(参道)にて57分。
復路:林道にて11分。
越年神社から宮の谷ダムまでは舗装さてた綺麗な林道が伸びていた。
”越年神社”はR312から見えるが、直接国道からは来れないので真弓地区に入り、
国道を潜る必要がある。 車はここに駐車したのではなく、神社入口に立っていた
簡易地図の写真を撮る為に一旦、停車しただけである。
”越年神社”の入口に立っていた簡易地図は
随分と役に立つ、有難い地図であった。
神社から右側に宮の滝ダムへの舗装道が伸びているので、それを進む。
初めての場所なので何とも言えないが、滝見遊歩道で登って、
舗装道路で下る予定。
宮の谷ダムと林道跡の分岐点に広い駐車場がある。 通常は宮の谷ダムへの道は
通行止めになっているらしいが、今日は解除されていた。
道を聞いた地元の人が言っていたが、この渓谷はヤマビルが出るらしい。
用心の為、長靴に ”ヒル下がりのジョニー”を吹き付けておく。
宮の川の沢の普段の水量は知らないが、昨日の雨で充分な水量に思えた。
しばし、沢沿いの林道跡を歩くが、緑の樹木は”モミジ”なので、
秋に来たら綺麗な紅葉が楽しめそうだ。
個人的には滝見遊歩道と思いたいが、結構、宗教色が強いので、
元は参道なのだろう。 奥に見えているのは ”一の滝”であった。
適当な水量で大きな滝も無く、沢歩きも楽しいだろう。
”一の滝”の手前で左岸に渡る。
落差3mの二段瀑である ”一の滝” は小さな滝であるが、
独特の滝姿であり、深い滝壺と相まって魅力的な滝であった。
”一の滝”の上流部には続いて ”二の滝”となっていた。
そこそこの滝には滝名が付けられ表示されていた。
落差4mの斜瀑である ”二の滝”はシンプル過ぎて面白味には欠けていた。
二の滝の動画
”亀”に見える岩はこれしかなかったが、亀には苦し過ぎる。
後ろは ”二の滝”の流れである。
”お亀石”とは、どれなのか? 付近を探してみる。
ひと登りして ”二の滝”の滝口から滝壺側を見る。
複雑に流れ落ちる ”三の滝”に着く。
落差5mの変則的な二段瀑である ”三の滝”。 流れに変化のある滝は面白い。
三の滝の動画”。
ここまではっきりしていた遊歩道(参道)であるが、遊歩道の形跡が無くなってしまった。
岩の間を抜けると、次の遊歩道に出合えた。
落差4mの斜瀑であり分岐瀑でもある ”観音滝” 落差の低い滝とは思えない程の大迫力であった。
観音滝の動画
上流には ”夫婦滝”があり、どこからどこまでが ”もみじ滝”なのかが判らなかった。
落差5mの渓流瀑である ”もみじ滝”の上流部には二筋の ”夫婦滝”が見えていた。
”もみじ滝の動画”
入って見ると予想以上に広く、這いつくばらなくても通り抜けることが出来た。
邪魔臭いものが出て来たと思ったが・・・
”もみじ滝”の滝口から ”もみじ滝”を見下ろす。
”夫婦滝”の滝下に着く。
巨石の間に流れ落ちる落差6mの直瀑である ”夫婦滝”は
横からしか見ることが出来なかった。
大岩の上に出る。
参道とは思えない梯子が出て来るが、
梯子自体はしっかりしていた。
岩に囲まれ ”無名滝”の全容を見ることは出来なかった。
小さな無名滝のユニークな流れ。
どの岩が ”おしわけ岩”なのか判らなかったし、その意味も不明であった。
”無名滝”の下流側を見る。
”おしわけ岩”かも知れない岩の下に流れる ”無名滝”
これがメインの滝となる落差30mの渓流瀑となる ”不動滝下段の滝
この上流には長々と ”不動滝上段の滝”が続いている。
”不動滝下段の動画”
”滝見台”は ”不動滝下段”の滝見台であった。
何故、滝名を表示しないのだろう。
”くぐり岩”のくだり以外、何も意味が判らなかった。
上部に石を載せた、この立岩と標識の文面とは何か関係があるのだろうか?ろ
”参道中道”との合流点には道標が立っていた。
”不動滝上段の滝”の渓流瀑を眺めながら、崩壊寸前の遊歩道(参道)を進む。
”宮の滝不動尊”の入口に着く。
”不動滝上段の滝”の滝口付近。
不動滝の落差は30mであるが、渓流瀑なので距離は長い。
こんな不便な地に ”不動堂”が建っていた。
渓流に架かる鉄橋を左岸に渡れば ”宮の滝不動尊”に出る。
広場の一郭の大きな岩の上には ”不動明王”が祀られていた。
滝見の最後の滝になるだろうと思われるろ落差5mの ”最奥の滝
滝の形態としては判断し辛い。
滝見をしながらの往路には57分掛かったが、下るだけの復路は11分で車に
戻ることが出来た。 水量、天気の条件も良くて、素晴らしき滝見が出来た。
復路は舗装された林道とする。
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