兵庫県香美町村岡区大笹

2021年08月23


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兵庫エリアの滝』  昇竜の滝、夫婦滝までは、予想外に立派な滝見道が整備されていた。
駐車地点選びから大失敗
  ネットで充分下調べして ”水芭蕉の里”から ”グリーンパークハチ北”への道に入る予定であったが、少しでも近道しようとR9からハチ北温泉街を通ったのが運の尽きで、通りたくなかった農道に入口に先に着いてしまった。
車で農道に入ろうとしたが、農道入口に ”車の進入禁止”との看板が立っていたので、ならば歩いて行こうと思ったのが間違いの元になった。
  更に進んで、本来の ”グリーンパークハチ北”への道へ向かえば良かったのであるが、何故か農道を歩くことを選択してしまった。 この農道歩きが思った以上に傾斜がきつく、長い道のりとなった。
  林道である滝見道の入口までは25分を要した。
昇竜の滝
  ”昇竜の滝”行きは春先から予定はしていたが、滝水が充分な滝を見たかったので
梅雨明けを待っていた感じとなってしまった。 梅雨明け後にはなるが前線が停滞して連日の雨降りだったので、滝水が多過ぎて写真が撮れないのでは感じであったが、実際は程々の滝水がしか流れておらず、問題無く沢の遡上も出来た。
  今回のエントリー道路の失敗があったので、次回には滝見道の入口まで間違いなく車で行けるだろうと、その時には展望台への登ってみようと思っている。
本日の滝巡り
  昇竜の滝、夫婦滝、昇竜二の滝 ⇒ 猿尾滝、作山川の滝女郎ヶ滝
昇竜の滝 (落差10m)
しょうりゅのたき
    夫婦滝(落差10m)
昇竜二の滝(落差10m)
本来、滝見道である林道近くに車を停めることが出来たのであるが、
駐車地のミスから簡易舗装られたきつい勾配の農道を登り25分、下り34分歩く。
後からよく見ると ”昇竜の滝”の矢印は両側を指しているのであるが、
この時点は急勾配の農道しか頭になかった。”車の進入禁止”とのことで
トラブルは嫌なので、歩いて行こうと思ってしまった。
”ハチ北温泉街”を抜けて、更に登り続けると、
”昇竜の滝”への枝道を見付けることが出来た。
農道入口に立っていた簡易観光地図には、”昇竜の滝”もはっきり載っていたので意を強くしてしまった。
この地図をもっとしっかり見ていれば、農道歩きをしなくても済んだはずなのだが・・・
農道入口付近は急勾配の狭い道であったが、歩き進むと広くて車で
充分走れる道となってきた。 車には引返さずに歩き続ける。
農道入口付近には駐車スペースが無かったので、少し離れた高台に車を停める。
林道になると駐車スペースもあり、車で来れば良かった! は既に遅い。
田んぼの中の道であったが、上るに従い樹林帯に入って行く。
”昇竜の滝”の滝見道入口には、てんこ盛りの案内板が立っていて、
まさに観光滝の状態であった。
農道歩きは切り離して、滝見道だけの軌跡とする。
滝見道の入口付近は一帯がコケむしており、屋久島の ”もののけの森”を彷彿する景観だった。
展望台への道を見てみると、尾根筋の急登の様であった。
興味はあるが、今回は割愛して次回に残しておく。
滝見とは書かれていなかったが、多分 ”昇竜の滝”の展望台であろうが、
”上級者向き”と書かれていた。 復路で体力が残っていれば登って見る
ことにする。 結果、復路でもパスしてしまった。
樋(とい)を沢水が流れるユニークな橋を右岸に渡る。
この先に駐車スペースがあったが、この滝見道は車進入禁止となっていた。
ここ2週間程続いた梅雨後の長雨で、沢は怒涛の流れになっており、渡渉が出来るのか
心配して来てみたが、沢には普通の水量が流れているだけで、がっかりだった。
林道入口から10分程歩くと、登山道の分岐点となった。
まずは滝見道を進んで ”昇竜の滝”へと急ぐ。
13分程で滝見道は終点となり、2つの滝が流れ落ちていた。
祠を挟んで左側が ”昇竜の滝”、右側が ”夫婦滝”となる。
”夫婦滝”側から2つの滝を見ると、祠の境内的な感じに見えた。
落差10m、2条の分岐瀑である ”夫婦滝”は、途中で分岐している滝なので
”夫婦滝”としての感じはまったく無かった。
滝名の名付けと落差はいい加減なものが殆どだ。
落差10mの段瀑である ”昇竜の滝”は、もう少し水量が多ければ2条の滝になる様である。
滝の左側2条の滝の片鱗が少し見られた。  ”昇竜の滝の動画
意外と歩き易い登山道が伸びていた。
右側には滝見道と沢が樹林の間から見えていた。
滝見道を ”ウリワラコース分岐”に戻り、急登の登山道に入る。
”昇竜二の滝”に行くには、この分岐を直進する必要がある様だ。
右に曲がると沢に降りて、流石防止ダムの手前に出る様である。
樹木が邪魔をして、登山道から見える ”昇竜の滝”はこの程度。
”無理はしない!”の鉄則の元、滝口には近寄らないことにする。
登山道が沢から離れ出したので、沢に降りて沢を遡上することにした。
復路で判ったことであるが、登山道とは別に沢沿いに踏み跡程度の
滝見道が伸びていたのであった。
沢の水量が少ないので助かったが、スパイク長靴では滑滝で苦労した。
途中に沢の分岐があり、右俣(左側)の沢を選んだが、中々 ”昇竜二の滝”が出て来ない。
この沢では無かったのかと引き返そうとした時に前方に滝が見えた。
この滝が樹木で見えなければここで ”昇竜二の滝”を諦めていただろう。
”昇竜の滝”とよく似た構成の ”昇竜二の滝”に突き当たる。
左の ”昇竜二の滝”は仮名であり、右の水量不足の滝は無名滝の様である。
落差約10mの渓流瀑の ”無名滝”はもっと水量があれば見られる滝になると思う。
現状はちょろちょろ滝の流木の墓場である。
落差約10mの2段瀑である ”昇竜二の滝”はこの味の滝姿であった。
昇竜二の滝の動画
この沢を遡上して来たのであるが、よくあることで
復路方向で見ると微かな踏み跡が現認出来た。
踏み跡程度であるが、倒木も無く、何とか判る滝見道の痕跡が続いていた。
この辺りが遡上に一番苦労した滑滝の辺りである。
滝見道からは先程遡上していた沢を見ることが出来た。
大幹線林道への分岐となる ”流石防止ダム”に戻って来る。
沢にエントリーした地点に戻って来る。
もし、滝見道の痕跡があることが判っていれば滝見道を選んでいただろう。
”昇竜二の滝”から23分で滝見道入口に戻る。
ここからは、無駄な農道歩きで車まで帰ることになる。
滝見道と登山口の分岐に戻って来る。
虚しく農道を下っていると、遥か下に自車が見えた。 滝見より距離は長そうだ。
累計2時間20分で車に戻った後は、当初予定の道路で ”グリーンパークハチ北”に行って見ると、
狭い道も多かったが、問題無く滝道の入口に行くことが出来た。
注:どの滝も滝の落差はいい加減なものです。