標高差:982m
累積標高差:1,311m
北海道河東郡上士幌町
登り:4時間36分、下り:3時間58分、コースタイム:8時間41分
ウィキペディアから
東大雪の最高峰であり、なだらかな山の多い北海道の中では数少ない、鋭い山容を持つ単独峰として知られる。登山道は、上士幌町側から二本の道が存在する。
音更川の支流十六の沢(杉沢とも呼ばれる)からのルートと幌加温泉からのルートの二つのうち、前者がよく利用されている。
Road Map :R273沿いにニペソツ山、石狩岳への林道入口表示があり、約8km林道を走ると終点が登山口。
Route Map:十六の沢登山口より天狗岳を経由して山頂を往復する。
『日本二百名山』 連日の悪天候で失意の山歩きとなる。 ガスで山頂からの展望は得られなかったがリベンジはしない。
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十六の沢登山口 |
小天狗 |
天狗のコル |
前天狗 |
天狗岳 |
ニペソツ山 |
登り→ |
4:05 |
5:39 |
5:54 |
6:58 |
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8:41 |
←下り |
12:46 |
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10:13 |
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8:48 |
前日の移動
前日は降雨の為、斜里岳リベンジを中止し、層雲峡を観光しながらニペソツ山登山口である十六の沢林道に入る。 昼過ぎに登山口の様子を見に行くとツアーバスが一台停まっていた。
留守番の運転手と話しすると大阪からのツアー登山で、早朝の5時半に出発したらしい。 一旦、登山口を離れて糠平の町で買い物をして、レストランで不味いカレーを食べてから登山口に戻ると、ツアー登山者はまだ下山していない。
運転手は退屈なのか色々話しをしてくれた。 ツアー登山者が下山して来たのは5時半なので12時間掛かっていることになる。 雨の中、ご苦労さんでしたと思うと同時に俺も12時間掛かるのかと思おうと登る気力が無くなっていく。
'09年度の北海道遠征
〔103〕ニペソツ山 (2,012m)
注:小天狗、天狗岳等の途中の山頂表示が何もなかったので、ニペソツ山以外の到達時間は不確実。
登山口から直ぐに ”十六の沢”を渡るのであるが、丸太を倒しただけの
いい加減な橋しかなかった。 滑ってドボンしそうで、これが渡り難かった。
”十六の沢林道”終点の登山口。 駐車スペースは車15台程しか
停められない。 奥にはトイレがあるが、利用していないので程度は
不明。 雨は降っていないが、草木はまだ濡れているであろうから
カッパを着て、4時05分に歩き始める。
笹を掻き分けて登り続ける道が何時間も続く。 ”祖母山”の風穴
コースに匹敵する最悪の登山道だ。 草木は前日の雨でぐっしょりと
濡れているので雨が降っていないのにびしょびしょになる。
ここで初めて前方に岩峰が見えて来た。 あれが ”小天狗”だろうか?
少し登ってから ”十六の沢”を振り返り見る。
2時間53分にて携帯トイレ用ブースのある ”前天狗”に着く。
ここも何の表示も無く自位置は後から知る。
ここには幌加へのコース分岐の表示はあった。
岩峰を乗り越えると下りとなり、1時間49分にて鞍部に下りる。
ここが ”天狗のコル”だろうか? 表示がまったくないので自分の
位置が判らない。 テントは愛知からの御夫婦のもので、
既に ”ニペソツ”に向けて登られている様だった。
ここはどこ? 自位置が判らないまま進んでいると天狗に似た
岩が出て来た。 通り過ぎて振り返り見ると更に天狗に似ていた。
笹道が終わればハイマツ帯となり、
まともに気分良く歩ける登山道はほとんど無かった。
途中、下山してくる愛知からの御夫婦とすれ違って
4時間36分にて ”ニペソツ山”(2,012m)に着く。
山頂はガスガスで期待した ”トムラウシ”、”大雪山”はまったく
見えず、クソ登山道を長時間登ってバカみたいな結果となった。
おにぎり1ヶを食べて直ぐに下山する。
下山途中で ”ナキウサギ”を見るが、ここでも素早く逃げられて
写真に収めることは出来なかった。 ”天狗のコル”でテントを片付け
ていた愛知の御夫婦と再会し、明日は石狩岳に登ることを聞く。
御夫婦はタクシーで移動しているらしい。
”小天狗”からの道は笹が生茂り掻き分け下山する。 標高を下げる
に従い虫が多くなりうっとおしくなる。 天気予報通りに天気は
回復して来た。 が、山頂を見るとまだガスガスであった。
ニペソツ山を登り終えて
今日はガスガスの中を登ったので晴れて大展望が得られれば評価はまったく変わると思うが、登山道に思うには笹薮、ハイマツ帯が続くのはまったく頂けない。
心配したコースタイムはツアー登山者の様に12時間も掛かることはなく、9時間弱で下山出来たことに安堵した。
今日の温泉
石狩岳の登山口は直ぐ隣であるが、一旦、林道を降りて”幌加温泉”(500円)に入る。 フロントでは呼んでも誰も出て来ずだったので勝手に温泉に浸かる。 帰りには500円をフロントに置いておいた。 温泉は入ってみて判ったのであるが混浴であった。
しかし、他に入浴客は誰も居らず。
三国峠に行く
入浴後も時間が余ったので、ニペソツ山が見えると言う三国峠に行く。
表題写真の様に正面にニペソツ山が望めたが、山頂はガスで覆われていた。逆に今、山頂が顔を出していたらがっくりするとこだった。
石狩岳登山口に移動する
登山口の駐車場には愛知からの御夫婦とニペソツ下山時に会った栃木からのハイカーが来れれていた。 栃木からの青木さんは8千m峰を無酸素で
登られたことがあるらしく、現在は栃木の山岳救助隊の隊長をされている
らしい。 話しが弾み、焼酎をご馳走になりながら夕暮れまで話しする。
もし晴れていればこんな ”景色”が見れたのだろう。
景色が見えない中で登っていると、こんな山の険しさを全然感じなかった。
”幌加温泉”には何軒かの温泉宿があるが
一番奥にあった ”鹿の谷”に入る。
脱衣所は男女別だったが浴室は一つしかなく混浴だった。
生簀の様な湯船はそれぞれ泉質が違う様なことが書いてあったが、
入ってみての違いは判らなかった。
露天風呂は前に沢が流れ、中々雰囲気が良かった。
栃木の青木さんが手作りで作られた軽四輪キャンピングカー。
屋根に付けられたルーフテントが羨ましい。 軽四は走行燃費が悪いと嘆いておられた。 もう20日間程、北海道に滞在されているとか。
登山口には色々な表示板が揃っていたが、一歩登山道に入ると・・・
今日の温泉
濃いガスの中に尖がり岩が見えたが、名勝かどうかは判らなかった。
”天狗岩”を通り過ぎてから振り返り ”天狗岩”を見る。
結局、”天狗岳”のピークがどこだったのは判らなかった。
2024年1月30日改定