兵庫県姫路市
Road Map :姫路バイパスを姫路港まで走り、姫路港の有料駐車場に車を停める。
Route Map:真浦港に着いてからは左周りに島内を歩く。最終目的な観音崎から男鹿島をみること。
後記
兵庫県民であっても家島諸島に行ったことがない人が殆どであり、行きたいとも思わない人が殆どだと思う。 元々、海が好きなので兵庫の島々をもっと知りたく、今後も離島詣でを続けたい。
船を利用する必要があるので交通費が高く付きそうであるが奈良方面の山に行くよりは安く付く。
家島ではガザミ(ワタリガニ)を名産に詠っている食堂が多かったが、ガザミは子供の頃、潜ってバケツの半分程は獲ったし、美味しい食べ物と思ったこともない。
しかし、採れなくなった今は高級食材となってしまい、食べてみたくなってきたが今日は我慢して次の機会に廻す。
帰りの船で気付いたこと
我が車のカーナビは安物のミニゴリラである。 島内散策ならばGPSを使うよりカーナビを持ち出す方が、よっぽど判り易いのではないかと思った。
次の機会に試してみよう。
ウィキペディアより
瀬戸内海の東部に位置する諸島。兵庫県の淡路島・香川県の小豆島・本州に囲まれ、本州の姫路市の沖合い 18km に位置し播磨灘の海域に属す。東西26.7km、南北18.5kmにわたり大小40余りの島嶼で構成される諸島。なお読みは本来「いえしま」ではなく「えじま」である。その他に「えしま」と呼ぶ地域もある。
家島諸島
職場の友人と山に行く予定であったが、前日に左脹脛を肉離れしてしまい、負傷者は駄目と敬遠されてしまった。それなら坊勢島散策と思ったが、何故か家島に足が向いた。
”城山公園”には1時間32分歩いて着いたが、”真浦港”から登れば
15分で着くらしい。 ここからは眼下に ”真浦港”が望める。
”城山公園”からの展望。
姫路港9時00分発の ”高速いえしま”に乗り27分で家島の真浦港に着く。
切符売り場で観光マップを貰い、9時35分に ”尾崎鼻”を目指して歩き始める。
この島では ”岬”のことを ”鼻”と呼んでいるらしい。
途中、小さいピークがあったので山頂に登ってみるが展望は無しだった。その山への反対側に ”尾崎鼻”への道があった。 軽四なら走れる立派
な道であるが、昨日の雨で路面はヌルヌル状態だった。 普段、山で見
る植生と違いウバメガシ、カクレミノ等が茂っている。鳥もやたら多い。
”真浦港”から歩いていると宅地の庭に ”JS550”を発見。
無断で宅地内に入り写真を撮る。 エンジンフードまでは開けていな
いが、まだ現役の様にみえた。
灯台のライト交換用の足場が組んであり、土曜日は休日なのか作業員
が居なかった。 ならばと岩登りならぬ足場登りを決行してみる。
10分程で ”尾崎鼻灯台”に着く。
樹木が生い茂り展望は無し、がっかりである。
灯台の先端に立ってもこの程度の展望しか得られなかった。
灯台ならば樹木を切って船からの確認を良くするのが必須ではないのか。 見付からない内に足場を降りる。
地図を見ると家島の最高峰は137mであるが、その山には道が無い様なので、途中で見付けた ”98mのピーク”にチャレンジしてみる。
家庭菜園的な畑を抜けてちいさなピークを目指す。
畑が終わると笹薮になってしまう。 踏み跡があるので笹を掻き分けて
進むが、道は ”真浦港”側に降りて行ったので途中で断念し引き返す。
周回道路に戻り進んでいると ”城山公園”の案内板が
あったので横道に入ってみる。
10分程歩くと大師堂のある ”城山公園”に着いた。
”城山公園”から周回道に戻り左周りに歩いていると本州側の
山々が見えたが同定はまったく出来なかった。
それくらい特徴の無い山ばかりなのだ。
小高い丘の上に綺麗な建物が見えたので寄ってみる。”いえしま荘”と泥臭い名前が付いているが見た目は立派なホテルのたたずまいだ。
”いえしま荘”の周辺は公園広場になっており、西島、小豆島の展望がすばらしかった。
ここから海岸までの遊歩道があったが、足が痛く、登り返しがきつそうだったので行かなかった。
坊勢島への連絡船が出ている網手港の向こうには矢ノ島と黒島が見えた。
道路を進んでいると景色がどんどん変わっていき、坊勢島が目の前に
見える様になってきた。 いつになるか判らないが次は坊勢島を散策してみたい。
”天神鼻”に向かっているつもりが、”観音崎”への道を歩いていた。
峠道の一番高いところに脇道があり、上に行けそうなので入ってみる。
踏み跡ははっきりしているが、コシダが生い茂り歩き難い道だった。
5分程、杣道を歩けば男鹿島の時と同じく採石跡の断崖で道は終わった。
”天神鼻”よりこちらの方が男鹿島が正面に見えて結果オーライとなった。
男鹿島から見た ”加島”は小さな島にしか見えなかったが、家島から見ると島の全容が
見えた。 昔、加島でキャンプした時に息子と友達の息子が左の崖斜面で行方不明になり
本当に焦った思い出がある。
今回の家島詣は先週の男鹿島で自分が立った位置を確認したかっただけだ。
地図と写真を照し合せて自分が崖を覗き込んだ地点を割り出す。
ここから見ると大した崖に見えないが崖から覗き込んだ時は凄い迫力だった。
今日は晴れたり曇ったりであるが、晴れると初夏の様に暑くなる。
横の更に高い崖に登ろうとしたが、藪に遮られ断念。
ここで景観を眺めながらおにぎりを食べてお昼とする。
細い路地道を港に向かう。 家島の交通手段はスクータが圧倒的に多く、交番の前をノーヘルで平気で走っている。 車は軽四しか見掛けず、
多分、普通車がこの路地を抜けられないのだろう。
”宮港”から船に乗るつもりが方向を間違えて ”真浦港”まで歩い
てしまう。 4時間10分の島内散策を終えて4時5分の船で姫路港に帰る。
『兵庫100山』 山らしい山は無いのだが、島全体が山と考え散策してみる。
いえじま さんさく