鎌倉峡,百丈岩 (292m)
2006年02月11日
やまびこ売店からは、営業しているのかしていないのか判らない
古びた茶店前を通り、ササ薮を抜けて、右手に船坂川を見ながら
穏やかな道を進んで行く。
この先の狭くなった部分が鎌倉峡の核心部。雨後に水量が増すと通れなくなる部分が沢山出来ると思うので、天候には要注意。
急な部分にはロープ、くさりが設置してあり助かるが、
岩が一面苔むして滑りやすくなっている箇所もあり緊張する。
登山道は無く、歩ける所を探しながら渡渉を繰り返し進んで行くのは思ったより面白い。 苔むした滑り易い石が多いので、川に落ちたくない一心から緊張感は続くが、それが又楽しい。 ルート選定を誤り引き返すこと数度。 夏なら川に入りジャブジャブも可能だがこの季節では、それはしたくない。
カシミール地図の登山道
”鎌倉峡出会”まで引き返すと、対岸に” 松茸山、入山禁止 ”の立札が見えた。 近付いてみると登山道らしい踏み跡があったので行って見ることにする。 薮の深い道でありゴルフ場のフェンス沿いにあるので、ひょっとするとゴルフ場の管理道ではないかと思いながらも、希望を持ってドンドン進んで行くが道は悪くなる一方。
左写真の崩落帯に入り込んでしまう。 ここから薮扱きをして尾根まで上がってみるが、途中の山が高くて ”百丈岩”を見ることが出来ず、方向が断定出来ないので引き返すことにした。
カシミール地図に登山道が明記してあっても実際には道が無いことを何度も経験しているので諦めは早かったが、それでも1時間程は薮山を徘徊している。(薮扱きは大嫌いなのに・・・)
下りは平田配水場への一般道ではなく、 ”鎌倉峡”が面白かったので再度、 ”鎌倉峡”を通ることにしたが、登りと下りでは感じが大分違っていて楽しく下ることが出来た。
”鎌倉峡”は下り側にルート設定されており、マーキングは下り側から見える様に書かれているが、道間違いの心配はないのでマーキングは無い方が楽しいかも知れない。
百丈岩 鎌倉峡をやまびこ売店まで引き返し、分岐点を百丈岩の左へ進む。登山口には百丈岩への二つのコースが書かれており、無難な一般コースを選ぶ。
やまびこ売店から見た百丈岩。
この後、あの頂点に立つことになるが・・・
一般コースとは言え、かなりの急登が続き、ロープ、くさりの
助けを借りながら登っていく。
間近に見る垂直60mの ”百丈岩” クライミングしているのは
手前の壁の様であるが、今日は誰も来ていなかった。
百丈岩のてっぺんに立つ 頂点に行くまでが相当怖く、一人なら引き返していたが、先輩はどんどん行ってしまうので年寄り(?)に負けておられないので恐々付いて行く。 頂点には一人がやっとのスペースしかなく、順番に行ってみるが、立ち位置の向こう側は60mの落ち込み、覗くのも怖かった。 風も吹き出し、高度恐怖症は極度に高まり30秒と居られない。 写真を撮って早々に立ち去る。