木場山 (61m)

標高差:61m
兵庫県姫路市

2004年01月11日


木場山に登るのが目的ではなく、海岸沿いに小赤壁を歩いた。

周辺には公的な駐車場は無く、海釣り公園の駐車場に車を停めた。

小赤壁は高さ40mの赤茶色の崖が全長800mに渡って続いているが、
瀬戸内では珍しいかもしれないが日本海では当たり前の景観である。

海岸沿いに歩き始めると取っ付きの岩にクライマーが張り付いていた。更に進むと次の岩にも数名のクライマーが張り付いていた。一番手ごろな岩場なんだなと思う。

小赤壁の下は遊歩道となっておりセメントで簡易舗装してあるので、歩き難いところはほとんどない。10分程で八家川側に出る。

波切不動明王からの急な参道を登ると木場神社に出る。木庭山の山頂標識は見当たらないが山頂一帯は公園となっており瀬戸内の展望は抜群である。

歩き足らないので高坪山に登ろうとしたが登山口を見付けることが出来ず、本日は標高61mの木庭山で終える。

標高61mでも立派な山名標識があったが、
山名は”木庭山”ではなく”木場山”が正しいはず。神社は”木庭神社”なので混同している様だ。

”小赤壁”入口の大きな岩はクライマー仲間では ”ケッテ岩”と呼ばれている様だ。
小赤壁全景。 海岸線沿いに遊歩道が整備されている。

遊歩道から見た播磨灘の全景。 左、倉掛島、右、男鹿島、右遠くの高い山は小豆島。

途中の岩場にも数名のクライマーが居た。

播磨灘の”ひょっこりひょうたん島”(正式名、上島)には数度、
上陸したことがあり、てっぺんには灯台が立っている。

”木場山”(61m)山頂の展望台。 山頂と言っても公園の平地の中だ。
ここからの播磨灘、瀬戸内の展望は見晴らし良く最高だ。
山頂公園には桜の木が沢山あり、山頂まで車でも
上がれるので花時には賑わう山と思われる。
低山としては
  ”天保山”の4.5mには敵わないが、ちゃんとした山名が付いている山としては最低標高の山に登ったことになる。

海岸を見ると漁師が覗きメガネで何かを採っていたので見ていると、ヤスに突かれて上がってきたのはナマコだった。 ホンジョ貝でも採れるのかと思ったが期待外れだった。 一体どうしてホンジョ貝は少なくなってしまったのか。
(別に美味くは無いけどね)
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きばやま
兵庫100山』   山と呼ぶには標高が低すぎるが、播磨灘への展望は最高であった。
小赤壁
小赤壁を歩き、木場山から一般道にて車に戻る。
海岸でクライミング出来る場所は全国でも珍しいのでは。
山頂公園内にある ”木庭神社” 現在の鎮座地は木場であるが、
旧地名が木庭であったので神社名は木庭がそのまま残されているらしい。
”帰りの駄賃に ”高坪山”(106m)に登って帰ろうと思ったが、
登山口が見付からずに断念する。