〔073〕大岩岳 (384m)

2007年01月14日

兵庫県神戸市北区道場町
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神戸市の水瓶、千刈ダムへ
  ”やまぼうし”さんのHPを見ていると、千刈ダムの横にある大岩岳に何度も歩かれている。 冬季はダムの放水量が少ないかもしれないが、行ってみたくなった。
登山口までは千刈ダムで波豆側をUターンすることになる。
対岸には車で抜かした15名のハイカーが歩いてきた。
これに巻き込まれないようにしたい。 他に6名のハイカーが
先行しており、結構、人気のある山の様であった。
谷間の道を登り、雑木林の気持ちの良い道を25分も歩くと
千刈水源池が見え出す。 先行していた6名のじっちゃん
グループは休憩ばかりしており、ここで抜かすことになる。
駐車場から波豆川沿いに歩くこと6分で ”千刈ダム”に着く。
水量は少ない季節であろうが、ダム前面に綺麗に流れ落ちる水は見事であった。
ダムからの放水路が大きな滝となっていた。
滝名があるのか無いのか? 調べていない。
2時間39分で ”大岩岳”を終える。
  東山橋から道路を歩き、駐車場に戻る。朝は1台しか車はなかったが、下山時には8台の車が停まっていた。 大岩岳は山頂直下だけは急であるが、その他は穏やかな道であり、息を切らすことなく散策出来る山である。 枝道が多い割には道標が無く、常に自分の現在位置を把握している必要がありそうだ。 次はダムの水量の多い梅雨時にでも、放水だけを見に来たいと思う。 この後はすぐ近くの ”百間滝”に向かう。
標高差:244m
Road Map :国道176号線から道場に向かって走る。 鎌倉峡へ
            の道と同じだった。
Route Map:千刈ダム側から登り、丸山湿原側から東山橋へ下山する。
千刈ダムに向かって車を走らせると、ダム施設前に広い駐車場が
あった。 JR道場駅からも近く、ここまで歩いて来るハイカー
も多く見かけた。
北但の針葉樹の植林帯と違い、冬枯れの雑木林は木立ちからの
隙間から展望も得られ散策にはもってこいの道であった。
千刈水源池から離れると ”大岩岳”が見えてきた。
”大岩岳”は手前のピークと思っていたが、
奥のピークが山頂だった。
公設の山頂標識は無く、この注意書きがあっただけ。
実際にはこの上側にもゴミの持ち帰り、タバコのポイ
捨て等の注意書きがあった。
1時間05分にて ”大岩岳”山頂に着く。 今日は日曜日でもあり多くのハイカーで一杯を
予想したが、他のルートからのハイカーも居らず、又、寂しい一人ぼっちの山頂となった。
右、東大岩岳とそこから伸びる ”やまぼうし”さんお気に入りの馬の背を見る。 見た感じ、馬の背は大したことが無い様に見えたので行かなかった。
丸山湿原側に激下りをして谷間を歩くと松の多い尾根筋に出る。 展望の良いザレ場から ”大岩岳”を振返り見る。
ほとんど勾配の無い道を緩やかに下って行く。
珍しくちゃんとした標識が立っていた。 脇道が多い割りに、
この手の標識をほとんど見掛けなかった。
穏やかな道を歩き続けると2時間30分で登山口である
東山橋に着く。 登山道は尾根筋にもあるようだが、
このピークの向こう側の谷筋から降りて来た。
高圧線の鉄塔が近付くと道は巡視路として整備されている。
下るに従って小さな沢沿いの道となり、何度も沢を渡る。
泥濘も多いが靴を汚す程のことはなかった。
女性の声も聞こえるのでズームで撮るが、どれが女性かは判別
出来なかった。 クライミングでは無く、山歩きで登っている
人が居れば自分も挑戦してみたい。
東山橋から駐車場の方に帰っていると東の岩峰に多くのクライマーが張り付いているのが見えた。
ざっと数えると9名が見えた。 ここは ”不動岩”と呼ばれ、”百丈岩”と共に有名な岩峰らしい。
頭上は晴れているのに周辺は曇りだした。 千丈寺山、羽束山、大船山、
剣尾山、妙見山が見えている様であるが、同定は邪魔臭いので割愛する。
この山、全般に言えることであるが、山頂に3本の道がありながら道標が何も無い。
そのことをネットで知っていたので今日は地図とコンパスを見ながらここまで来た。
カシミールに描かれている登山道とはまったく違うのにも驚いた。


おおいわだけ
兵庫100山』 2007年1月に登った大岩岳を ”千刈ダム”を主体に2022年10月に改定する。  
過去には多くの滑落者を出したクライミングも最近は装備も
充実して、講習さえ受ければ誰でも出来ようになった様だ。
”不動岩”の西面を見るとクライマーの姿はなかった。
次に来る時はクライマーの下山道を往復してみたい。
千苅ダム