兵庫県香美町香住区訓谷
『日本の海岸、湖』 若い頃に素潜りで何度か訪れた海岸であるが、記憶は残っていなかった。
山陰海岸ジオパークのHPから
海面上昇による谷の沈水でできた入り江を佐津川が運んできた土砂が埋積。
海岸部の砂州上に街ができ、上流の後背湿地と谷沿いに水田が作られました。
長さ700mの砂浜・佐津海岸は防波堤がないのが特徴。 自然の浜の風景が今も
残っています。 また、高台の展望塔「魚見台」からは、陸繋島・嶋山と砂州
の成り立ちが一目でわかります。
佐津温泉
ほんのり磯の香りがただよう、知る人ぞ知る隠し湯。香住温泉郷の一つ。
佐津海水浴場の民宿・旅館で楽しめる佐津温泉。 すぐそばに透き通った海があるからか、ほんのり磯の香りがただよう。 海の幸と温泉を一気に味わえる贅沢なひと時を楽しめる。
香住温泉郷のなかで最も長い歴史を持つという佐津温泉。
塩泉の良質な湯でよく温まり、湯上がり後も長時間ポカポカしている。
香住海岸から見える美しい夕陽は「日本の夕陽百選」にも選ばれた。
佐津海岸
毎年、夏には伊勢志摩へ美味しい海鮮料理を食べに行っており満足していたのであるが、今回はこの季節にしか食べられない日本海のシロイカ生け姿造りを狙ってみた。
伊勢志摩の民宿も毎回、貸切り状態であったが、海水浴場がある今回の民宿もコロナ禍の影響なのか貸切り状態であり、おまけにGoToトラベルキャンペーンの35%の割引も受けられそうである。
佐津海岸には若い時に素潜りで何度か来ていたので、周辺には観光名勝が何も無いのは知っていたが、やはり何も無い海岸であった。
竹野浜海岸によってみると
海岸沿いの県道で猫崎半島のある竹野浜海水浴場に寄ってみると、普段は無料の駐車場が全て1500円〜2000円の有料駐車場に化けていた。
高いのにも程がある。
車から下りることなく、そのまま観光せずに帰路に付いた。
佐津海岸
綺麗な海水浴場以外に何も無い佐津海岸を散策するのが目的ではなく、年に1回の
昔のMXレース仲間との宴会が目的である。 海鮮料理にプラスして、この時期にしか
食べられない ”シロイカ”の生け姿作りを頼んだが、これは高いだけだった。
さづかいがん
Road Map :R178から県道256号線に入り、北進して佐津の集落に入る。
Route Map:周辺には何もないので、散策と言う程は歩いていない。
地名 ”訓谷”と書かれた海岸が ”佐津海水浴場”である。
朝の6時過ぎに民宿から佐津海水浴場に散歩に行く。 梅雨明け1歩手前の曇り空でお陽さんも確認出来ない生憎の天気であった。
小島が連なる絶景であるが、天気が悪く白黒のシルエットとなってしまった。
佐津集落には30軒以上の温泉民宿があると聞く。 海岸沿いにあった
民宿 ”源六”が海岸に近く、次に佐津に来るなら、この民宿にしたいと思った。
コロナ禍の影響で海開きがまだ行われていない佐津海水浴場。
岬には ”鳩山”(標高223m)が聳えているが、明確な登山道はないらしい。
海水浴場の右側は岩礁地帯となっており、散策してみたが、大したものは見当たらなかった。
ズームで見た小島群。 島々の名前は判らなかった。 晴れていれば素晴らしい景観になっていたと思われる。
岩礁帯の先に進み、振り返り見た佐津海水浴の全景。 見えている範囲は旅館か民宿を営んでいる。
岩礁地を東に廻り込むと、水の綺麗な入り江を見ることが出来た。 崖の上には、県道11号線が伸びている。
岩礁帯に小さなタイドプールが出来ていた。
香住地区の海岸線には奇岩の名勝が多く見られるのであるが、
佐津の海岸には何も無く、波寄せる小さな洞穴があっただけだった。
海岸から県道11号線に登る階段を上がってみる。
”山番”はログハウスの小さな小屋であり、
中では冬の暖が取れる様に焚火が出来る様になっていた。
”山番”に上がり、窓から見た展望は本来、海岸全体が見えるのであろうが、
現在は樹木にくずのつるが這い上がり、展望が悪くなっていた。
”山番”の窓から見た展望。 樹木が茂り、海を見渡せなくなってしまっている。
県道11号線から見た佐津の集落の内、30軒以上は温泉付きの民宿を営んでいる様だ。
県道11号線を散歩して民宿に戻る。
県道から今回宿泊した民宿 ”みはら”を見ると、丁度、相棒が窓から顔を出していた。
民宿 ”みはら”の建屋は古くてボロク見えるが、中は旅館風であり、ヒノキの温泉風呂であった。
前夜の民宿 みはら での宴会もよう。
当然、目的は日本海で獲れた海鮮料理であるが、ランク的には
伊勢志摩での海鮮料理には敵わなかった。
夏場の季節では ”マツバガニ”が冷凍なのは致し方無いが、
味は充分美味しかった。 新鮮な刺身、サザエのつぼ焼きも美味しかった。
”マツバガニ”の甲羅を使った ”グラタン”
既に箸を付けてしまったが、今回の目的である夏の季節限定の ”シロイカ”の
生け姿造り。 5分前まで泳いでいたものである。 正直、高い値段の割には普通のイカだったので ”アワビ”の鉄板焼きにしとけば良かったと思った。
ハマチが獲れなくなった悲しい話が書かれていた。
”佐津海水浴場”の名誉回復の為に ”HYOGO!ナビ”のHPから晴れた日の写真を
頂いて来ました。 HPには駐車料金1,000円と書かれていたが、民宿宿泊者は無料です。
民宿街の入口には大きな案内板が立っており判り易い。
温泉民宿 ”みはら”