岡山県倉敷市大畠
久須美鼻の遊歩道
当初の目的は久須美鼻の遊歩道から海岸線を見ることであったが、遊歩道入口には厳重にロープが張られ通行止めとなっていた。 崖崩れ程度であれば突破するのであるが、どうも地主の地権が絡む通行止めの様で、警察への通報まで記載されていたので、遊歩道歩きは諦めた。
鷲羽山散策
今回は3回目であり、これまで鷲羽山の山頂と思っていたピークは鷲羽山では無く、鐘秀峰と言う山名であることを始めて知った。 鷲羽山の三角点は展望の利かない林の中にあったので、誰もが相手にしないのが頷けた。
どこからでも見える瀬戸大橋が素晴らしく、写真を撮り過ぎてしまった。
岡山県の望海山は冬季にくるべし
岡山県の望海山は積雪することがまず無いので、毎回、真冬に来ていたが、
今回は何を思ったのか一番暑い時期、しかも山歩きは2年振りで来てしまった。
今回はくそ暑い中、隅々まで歩き、色々な発見が多かったので楽しかった。
この後、王子ヶ岳に向かう。
鷲羽山 (113m)
わしゅうざん
Road Map :瀬戸中央道を児島ICで下りて、県道21号線を南下すると道標が出て来る。
鐘秀峰(133m)
久須美鼻の遊歩道 今回は海岸線が見えるであろう遊歩道を歩きたくて来たのであるが・・・
鷲羽山(鐘秀峰)散策 最高峰は ”鐘秀峰”であることを始めて知った。 極低山であり山歩きとは言えない。
まずは久須美鼻の遊歩道を目指すが、通行禁止で敗退。 車で鷲羽山の駐車場に移動する。
これまで ”鐘秀峰”を鷲羽山として登っており、三角点が低い位置にあることをまったく知らなかった。
駐車場から道路を越えた南側に ”大師堂”の参道入口がある。
参道入口の近くに久須美鼻の遊歩道入口があるのはネットで調べ済。
”久須美太師堂”の参道入口にある広い無料駐車場に車を停める。
遊歩道入口は直ぐに見付けることが出来たが、入口は立入禁止となっており、
入口と更に奥にトラロープでガッチリ立入禁止されていた。
遊歩道の崩壊による立入禁止なら、状態を見る為に立入るのだが、何があった
のかは知らないが、地主の意向らしいので、ここは諦めることにした。
”大師堂”の周囲は樹林に覆われ展望は利かなかったが、
1ヶ所からだけ ”瀬戸大橋”を見ることが出来た。
遊歩道散策は諦めて ”大師堂”から展望が得られるのではと参道に入って行く。
”大師堂”から見た ”瀬戸大橋”。 右側が吊橋となっている ”下津井瀬戸大橋”部分。
同じく、”下津井瀬戸大橋”に続く ”櫃石島橋”、”岩黒島橋”。
やたら広い無料の ”展望台駐車場”に車を停める。
更に上に駐車場があるのは知っているが、出来るだけ歩きたくて下の駐車場に停めた。
”展望台駐車場”からは名前通りに展望が開けていたが、”瀬戸大橋”は四国側の一部しか見えなかった。
駐車場にあった簡易散策地図。 クリックで拡大します。
”展望台駐車場”から ”第二駐車場”まで、階段と道路で上って行く。
少し歩けば小さな ”第二駐車場”に着いたが、車は少なくガラガラ状態であった。
盆栽を趣味としていた時期があったので、このクロマツの樹形に感動した。
自然の樹形ではなく、プロの庭師の剪定が入っている様に思えた。
展望台からは ”瀬戸大橋”の端から端までを見ることが出来た。
展望台の目の前に浮かぶ ”松島”付近は好漁場なのか、漁船が沢山出ていた。
更に奥にあった展望広場からも目の前に ”瀬戸大橋”がばっちり見ることが出来た。
同じ写真を何度も撮ってしまう。 今日は ”瀬戸大橋祭り”で済まそうか。
1968年01月元旦に来た時は、ここから登ったことを薄っすらと覚えている。
当時は舗装整備された遊歩道が無かったのかも知れない。
舗装された遊歩道が整備されているが、あえて露岩を通って登ってみる。
朝日で逆光になってしまったが、露岩帯から東方向の海を見る。
露岩帯からの荒れた登山道から舗装された遊歩道に出る。
展望が利く場所は遊歩道のあちこちにあった。
見慣れない標識が立っていた。 '06年01月に来た時には無かった様に思うが・・・
”鷲羽山”としての三角点が展望の利かない樹林の中にあった。
これまで展望ピークが ”鷲羽山”だと信じ込んでいたので、
観光地的にも、これではまずいのでは?
やはり三角点は一番標高の高い所にあるべきでしょう。
'06年01月に来た時には、この辺りからピークまでは登山道だった様に
覚えているが、今はぎりぎりまで舗装された遊歩道が伸びていた。
遊歩道を進むにつれ、”瀬戸大橋”を見る角度が変わって来た。
何度見ても絶景である。
なんで、こんなに読み難い山名を付けたのだろう。 三角点を引き抜いて
”鐘秀峰”を ”鷲羽山”にした方が一般受けすると思うのだが。
この先を右に曲がれば ”鐘秀峰”(鷲羽山ピーク)となる。
少し登れば、”鐘秀峰”となる。
駐車場から25分程で ”鐘秀峰”(標高133m)に着く。
”鐘秀峰”からは瀬戸内の望海山としは一級の価値があると思う。
”鐘秀峰”の山頂から見た ”瀬戸大橋” 左端は四国側となる。
同じく ”鐘秀峰”の山頂から見た ”多島美”と霞んだ四国への展望。
”山頂から見える島々の解説板。 クリックで拡大します。
”鐘秀峰”から遊歩道に戻って、更に奥へ散策する。
遊歩道を進んで、だいぶ橋脚に近付いて来た。
”下津井漁港”を見る。
分岐となり、左側、地道の ”東屋遠望台”方向の道に入る。
分岐点に立っていた判り易い道標。
”古墳展望台”なる広場に着く。
”古墳展望台”から見た ”瀬戸大橋”
ここが ”東屋展望台”らしい。 この下に瀬戸中央道のトンネルが通っている。
”東屋展望台”から見た ”瀬戸大橋”は ”明石大橋”を橋脚から見たのと同じ雰囲気であった。
復路は裏道を通ることにした。
地道の裏道から簡易舗装された戸津井漁港への道に出る。
あちこちに ”テッポウユリ”が咲いていた。
階段を上れば元の遊歩道に戻る。
復路は緩やかな登り返しだけだったので楽なもんだった。
遊歩道から常に良い展望が広がっていた。
展望を楽しみながら戻って行く。
潮が渦巻いているので、絶好の漁の時間なのだろう。
コロナ禍の影響なのか閉店している ”ビジターセンター”に戻って来た。
気温は35℃を超えているが、汗を掻いた体には吹き抜ける風が涼しい。
眼下に展望台広場とレストランを見る。
往路は登山道を通ったが、復路は遊歩道を歩く。
”歩いて5分”のこの看板に騙されて遊覧船のりば”に行ってみることにした。
第二駐車場に戻って来る。 停まっている車は1台のみだった。
整備された階段道をどんどん下っている。
5分を過ぎても長い階段道が続く。 これの登り返しは堪えそうだ。
道路に出ると、目の前に ”鷲羽山駅”があった。
目の前に ”下電ホテル”が建っていたのでフロントに行って ”遊覧船のりば”の位置を聞いてみると、800m先だと言うので、歩いて5分は完全にガセであった。
”遊覧船のりば”に行くのは中止して長い階段を引き返すことにした。
”下電ホテル”と言えば、久須美鼻遊歩道を立入禁止にした犯人ではないか。
1時間20分の散策をして展望台駐車場に戻ると、車は殆ど居なくなっていた。
まだ8時38分なので ”王子ヶ岳”に行ってみることにした。
最後の最後で長い階段道の登り返しで苦行を強いられた。