兵庫県赤穂市東有年

2022年02月05日


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日本のお城』 山城跡巡りより、展望が良いのに感激出来た。
郷土の歴史と古城巡りのHPから抜粋
  有年・八幡山城(別名、有年城・鷹山城)は標高220mの大鷲山の頂上に本丸(東西25m南北14m)
があり、曲輪、土塁、堀切、井戸等が残され戦国期の特徴を有する城跡である。 築城の時期は
不明である。 城主は本郷直頼(赤松円心の長男範資の三男)が暦応年中(1338〜1342)佐用郡船曳庄
よりこの城に在城し、以後富田(戸田)氏、小田氏、小河氏の名が伝わっている。 戦国末期天正6年
(1578)宇喜多直家のとき、この城や駒山城(上郡町)が上月城攻めの軍事拠点としたと考えられ、
八幡山城には宇喜多家臣の明石飛騨守を配したと伝わる。
有年山城跡
  遺構の無い山城跡を歩いても何も面白い事はないが、有年山に関しては低山ながら展望が良かったので楽しむことが出来た。 地元民が有年山城跡の知名度を上げ様としている努力がやり過ぎででは無いかと思えた。
有年城跡
  地元民が有年城跡の売り出しに躍起となっているらしく、必要以上に上り旗が立てられ
ていた。 何の遺構も残っていない山城跡うんぬんより、標高たった201mの低山ながら
展望の良い山なのが気に入った。
うねじょうあと
Road Map :R2号線の東有年交差点で南側に曲がり、直ぐに右に曲がると駐車場がある。
Route Map:”宮前待合所”と書かれたハイカー用無料駐車場から歩き始める。

西播磨の山城跡
八幡神社側から登り、薬師堂側で下山する。
駐車場近くから見た ”有年山”には ”高瀬舟灯台”が見えていた。
ここからでは ”有年山”の山頂は見えていない様だ。
R2号線の東有年交差点の南側にあるハイカー用無料駐車場。
”宮前待合所とはタクシーの待合所らしい。
登山道は行き成りの岩峰登りとなる。
R2号線の陸橋を渡り、八幡神社の鳥居を潜る。
階段の先には獣避けゲートがあり、開け閉めして中に入る。
林道と出合い、その先に ”高瀬舟灯台”が建っていた。
”高瀬舟灯台”とは千種川を運行する船の灯台であったらしい。
その灯台が照らした千種川を見る。
干支の大きな寅が見守る ”有年八幡神社”の境内に入って行く。
”有年八幡神社”の右側に進んで行く。
”八幡神社”の横にあった ”石垣の「飾り石」”の解説板。
3つあるらしいが、1ヶだけ見付けることが出来た。
常に3つの山名が出て来るのも鬱陶しい。
どれでも良いから一つの山名に統一して欲しい。
いよいよ登山道に入って行く。 数多く立っている上り旗が鬱陶しい。
大岩にぶち当たるが、2ヶ所に登る道があった。
矢印の数だけ見ても地元民の ”有年山城”への力の入れようが判る。
奥側の道はロープが張ってあった。 ロープに頼る程の斜面ではないが、
路面がザレているので、滑り止めにロープを使った方が良さそうだ。
同じく、大岩からの東側の展望を見る。
大岩の上からは展望が開けていた。
山頂(本丸跡)に向けて徐々に斜度がきつくなって行く。
山頂まで ”あと300m”の表示が出て来た。
この後にも50m毎に表示が出て来た。
楽しそうではないか!
ここには休憩ベンチがあり、
”おのおのがた、一休みしてまいろうぞ”の労いのお言葉あった。
矢印の上に ”見張台”の表示板が括ってあった。
ここも路面がザレていて滑り易いのでロープが張ってあった。
”見張台”であれば展望が良いのだろうと
振り返り見るが、樹木が大きく成長していた。
うるさい程に出て来る赤矢印に案内される。
標高201mの低山とは思えない雰囲気の中を進んで行く。
駐車場から32分にて ”有年山山頂”である ”本丸跡”に着く。
古くからありそうな ”本丸跡”の表示。
比較的新しそうな ”有年山城跡”の大きな表示板。
手作りの丸太椅子も御愛居である。
このパノラマ写真には相当、金が掛かっていそうである。
千種川の周囲にこれだけ山城跡があるのは驚きである。
北側の展望には ”白旗山城跡”と ”後藤陣山城”が見えている様である。
”白旗山城”には3回行ったことがあるが、”後藤陣山城”は初耳である。
”土壙”(どこう)を調べて見ると、墓穴のことらしい。
本丸跡地に墓穴があるのか?
本丸跡から西側に進み、曲輪巡りをする。 大体の山城の曲輪は樹木が茂り放題であるが、
ここの曲輪はいい加減ではあるが樹木が伐採されていた。
どの曲輪を見ても面白いことも珍しいことも無いが、一応見ておく。
曲輪巡りをしながら下山して行く。
どの曲輪もいい加減な伐採がされていた。
曲輪を番号で呼ぶのではなく、愛称を付けれないものか?
”中世石垣”の表示は薄れて読めなかったので上書きしている。
これが有年山城跡としての石垣なのか?  とても石垣には見えなかった。
得体の知れない人形は何者なのか?
大きな岩が出て来た。
地下山道から離れるが、大岩群の文字に
釣られて寄ってみる。
”大岩群”の表示の後ろ側に大岩、巨石があった。
”坊主岩”とかの名前を付けて欲しい大岩。
この崖っぷちが ”展望台”なのか? 確かに展望は開けていた。
崖っぷちから下を覗くと30m程の落差があった。
崖っぷちの下側に行ってみる。
緩い斜度の斜面に何十にもジグを切った
登山道なので距離がやたら長い。
大きくジグを切った七曲り的な下山に入る。
仲の悪い夫婦だったのであろう、少し離れた所にある
”夫婦岩”の”雌岩”。
大昔の落石であろう ”夫婦岩”の ”雄岩”を見る。
”薬師堂”からは一般道路となる。
”薬師堂”の手前には獣避けゲートが張られていた。
薬師堂を下ると、ハイカー用の無料駐車場があった。
駐車場の一郭にパンフレットになった無料地図が置いてあったので1枚頂いた。
後は一般道路を歩いて駐車地に戻るのみ。
登り:本丸跡まで32分。
下り:本丸跡から50分。
周回:1時間27分。