標高差:278m(山頂ではない)
累積標高差:562m
兵庫県宍粟市一宮町黒原
道間違い周回時間:2時間42分。
宍粟別撰5山から抜粋
宍粟郡(現宍粟市)、養父郡(現養父市)、朝来郡(現朝来市)の3郡に またがる山で笠杉山から銅山の稜線上 に位置する。山頂から少し下ると黒原川源流碑があり、ルートの地形はやや
複雑だが、歩き応えのある秘境の山。 紅葉の美しい幻想的な極楽尾根が魅力 です。
Road Map :R429の笠杉トンネルを西に抜けた最初の集落である黒原集落に入って行く。
Route Map:簡易水道施設横の駐車場から登山口@に入り、周回するはずであったが・・・
『宍粟50山』 肝心な尾根取付に道標がなく、道間違いで山中を迷走してしまう。
第一弾は道間違えで終える
道間違え率が高いので、いつも道間違えだけはやるまいと気を付けながら歩いているだが、今回は宍粟市発行の登山地図にも肝心の尾根取付のこは何も書かれておらず、取付地点に何の道標も無かったで、比較的明瞭な沢側に導かれてしまった。やはり、道間違えに気付いて時点で鉄則通りに引き返すべきではあった。
第二段は逆回りとする
道間違え迷走で3時間近い時間を浪費してしまったが、もうひと一山登るつもりで、登山口Aから逆回りで ”三郡山”に登り、見落とした尾根取付を確認することにする。
〔53〕三群山 (950m)
さんぐんやま
明神山 (791m)
三郡山 (950m)
黒原山 (978m)
奥組山 (846m)
三郡山第一弾は宍粟市発行の登山地図では沢から尾根への取付点が判らず、道間違いしてしまう。迷走している内に正規の登山道に入った様だが、それすら判らずに下山して、仕切り直す。
第一弾:道間違い編
簡易水道施設の横から伸びる林道に入って行く。
黒原集落からの道を北進し、登山口Aを通り越して簡易水道施設の横の広い駐車場に車を停める。気温18℃、最高の天気だ。8時50分に駐車場を出発する。
林道を5分程歩くと登山口@に着いた。
”揖保川支流・黒原川源流”の標柱が立っていたが、源流なんてものは何も無いのが判っているので興味は無い。林道にはどこからかの水が流れていた。
沢沿いの登山道を進み、2度、簡単な渡渉をする。
赤テープが多く、安心して進めた。
沢沿いに進んで行くと赤テープがぱったりと出て来なくなった。これは
道間違いしていると思い、途中から尾根に登ろうとしたが、斜度がきつ
くて滑って登れない。斜度の緩い個所を探しながらトラバースして行く。
2つの沢が合流する地点の間が凄い急登の尾根になっていた。尾根には薄い踏み跡が見えたが、沢沿いにもはっきりした踏み跡と赤テープがあったので、まだ、沢沿いの道が正しいと思い沢沿いの踏み跡を追ってしまった。この時点で登山道を間違ったのだ。
ここも斜度がきつくて途中で登るのを断念する。更にトラバースして行く。
トラバースは踏み跡に見える所を通るが、本当に踏み跡なのかは判らない。赤テープが一切出て来ないので道間違いしていることは確かだ。
どこの斜面も急過ぎて登れる斜面が無く、トラバースを続けていると沢に出てしまった。道間違いは元に戻るが鉄則であるが、もう、引き返す気は無くなっている。
比較的緩やかな支尾根を見付け、登ることにしたが、地面が緩んでいるので、この斜度でも登るのはきつかった。
支尾根の肩まで登るとやれやれの斜度になってくれた。
現在地は判らないが、登って行けば登山道に出るだろう。
下草が無いのでどこもが登山道に見えるのだが、赤テープが出て来ないので正規の登山道に戻っていないのは確かだ。時間ばかりが経って行く。
支尾根を登り続けていると主尾根らしいのが見えて来た。
主尾根に入ると立派な登山道に見えたが、踏み跡は薄い。GPSで確認すると、どうも沢をさ迷っている内に方向を間違っていた様だ。この主尾根は ”三郡山”方向に伸びているので、このまま進んで正規の登山道を探す。
途中にあった谷間から下れば沢には下りられるはずであるが、ここは先が草むしっているので見送った。帰宅後に判ったことではあるが、この谷間からの下山を見送った先で正規の登山道に入っていたのだった。
正規の登山道には沢山の赤テープがあるのだが、運悪く、赤テープの無い区間を歩いており、正規の登山道だとは気付かなかった。
尾根筋は緩やかに登り下りを繰り返して行く。道標、赤テープが出て来ないので、まったく違う所を歩いているのかも知れないと考えだし、それならいっそうのこと、下山して仕切り直そうと思い出した。
次の谷間で下山することにしたが、ここまでは正規の登山道を歩いているのだった。赤テープの一つでも見ることが出来たらと悔やまれる。
踏み跡の無い谷間を下り、沢に出ると踏み跡らしいものが伸びていた。この枝沢を下れば本流の沢に戻ることが出来た。再度、登山道を探すこともありだとは思うが、取付きが判らないので、登山口Aから逆回りで登り直すことにする。この時点ではそれが一番確実だ。