秋田県湯沢市皆瀬
Road Map :湯沢横手道を湯沢ICで下りて、R398を南下し、皆瀬ダムを
過ぎた辺りにある。
Route Map:R398沿いに遊歩道入口が2ヶ所にあり、どちらからも散策出来る。
『 東北の滝 』 地元の観光名勝の様であり、歩き易い遊歩道が整備されていた。
東北観光ポータルから
小安峡の地形は皆瀬川の侵食によって刻まれた約8kmに及ぶV字谷であり、国道から川底までの高低差は約60mです。大噴湯は川底の三途川層(約600万年前)のすき間や割れ目から高温の蒸気と温泉が轟音と共に噴き出ています。散策路や橋の上からその様子を見ることができます。
小安峡(おやすきょう)
小安峡の存在をまったく知らず、予定外で寄ってみたが、峡谷としてだけでも美しく、手の届く所からの噴気も面白かった。これは観光名勝になっても当然と思う。
小安峡大噴湯
秋田県北秋田市にある ”安の滝”に向かって車を走らせていると ”小安峡”の道標がやたらと多く出て来て、まったく知らない峡谷ではあるが、そんなに有名なら行ってみようと思った。
おやすきょうだいふんゆ
散策時間:30分
駐車場から遊歩道を歩いて、国道で戻る。
大噴湯とは何ぞや! 予備知識がないので、何があるのかまったく予測が出来ない。 クリックで拡大します。
R398を挟んで遊歩道入口と反対側に広い無料駐車場がある。
8時57分に遊歩道に入り、何が見れるのか散策を始める。
遊歩道の階段道はジグを切りながら渓谷のある
皆瀬川まで下って行く。
98℃の熱湯とは蒸気やけどをしてしまうではないか。
皆瀬川に下り立ち、川沿いの遊歩道を上流側に歩く。
良く整備された遊歩道が続く。
右岸に独特の滝姿をした無名滝が流れ落ちていた。
渓谷に入って行くと両側の岩壁から噴気が噴き出していた。 これが ”大噴湯”なのか。
間近で噴気を浴びるのは焼岳、茶臼岳以来かも知れない。
茶臼岳の噴気はジェット機音がしていたが、それに比べれば ”小安峡”の噴気は静かなものだ。
噴気に包まれ、熱湯のしぶきが飛んで来るが、やけどする程の温度ではなかった。
噴気口に手が届くので、ここは恐ろしい所だ。
沢水も透明度が高く良く透き通っていて、ブラボーである。
別府の地獄温泉巡りをしている感じで、渓谷としては独特の景観をしている。
遊歩道は終わり国道に戻る階段道が出て来た。樹林の中に滝が見えたので、国道から滝口に行ってみたが、建屋で滝口を見ることは出来なかった。
普通、光センサーで通行人数を調べるものであるが、ここの遊歩道の出入り口には、手押しの普通のカウンターが設置してあり、気が付いた人が自分で押すのであるが、原始的で面白いとは思うが、押さない人も居るだろうからかなり不正確だと思う。
国道を駐車場に戻って行くと、小安峡を跨ぐ橋があり、
橋の上から小安峡を展望することが出来た。
橋の上から小安峡の上流側を見ると遊歩道と噴気
の一番激しかった地点がばっちりと見えた。
橋の上から小安峡の下流側を見る。