長野県上伊那郡中川村
Road Map :中央道、松川ICから小渋ダム湖に向かい、県道210号線を北進する。
Route Map:遊歩道入口の駐車場に案内板あり。遊歩道の橋は崩壊していた。
『日本の滝百選』 桑原の滝は三つの滝の総称であるが、メインの三の滝は十分見ることが出来なかった。
中川村観光協会のHPから
桑原の滝は、四徳川の中流にあり距離300m、標高差80mの間に「一の滝」「二の滝」
「三の滝」という落差10m以上の3つの大滝と数個の小滝が連続してあります。
桑原の滝までは遊歩道が整備されており、四季折々の景観を楽しむことができます。
※注意※ 現在、川を渡る橋が流されてしまい、橋がありませんのでご注意ください。
桑原の滝
最後に面白い滝見が出来たが、遊歩道は ”一の滝”までしかなく、これが ”三の滝”
まで整備されていたら、更に面白い滝見が出来たのにと思ってしまう。
駒ヶ根に移動する
明日の ”三ノ沢岳”登山に備えて、菅の台バスターミナルの駐車場へ移動する。
'18年長野県遠征
08/05:大深沢の滝 → あずき洗いの滝 → 不動滝 → 桃里の滝 → 桑原の滝
08/06:三ノ沢岳
08/07:アサヨ峰(中止)
桑原の滝 (落差18m)
やっとスパイク長靴の出番となった。 遊歩道の橋は流されているらしいので長靴は必見と思うが、果たして長靴で遊歩道を通れるのかは歩いてみないと判らない。
くわはらのたき
一の滝 12m
二の滝 13m
三の滝 18m
滝見時間:1時間02分 その内8分は紅葉橋からの県道歩き。
遊歩道を通らなくても県道から一の滝、二の滝へ下りることが出来るが、
案内板、目印が無いので判り難い。
13時30分、簡易地図を確認して歩き始める。
県道210号線に小さな案内板が立っており、遊歩道入口の駐車場は直ぐに判った。気温38℃の猛暑日であるが、日陰が無く炎天下に車を停めるしかなかった。
この日、下呂では40℃越えの気温を記録したらしい。
色々と書かれていたが ”現在、橋が流されありません。ご注意下さい。”と追記されていたが通行止めではなさそうだ。
簡易地図上の橋の位置にはテープが張られ隠されていた。
A、B、どちらが面白いコースなのか判らないので渡渉してAコースに入る。
左岸側を少し歩くと沢に下りる階段が出て来た。
右岸側の遊歩道を歩いて行くが、荒れており、遊歩道の形態は無くなっていた。
小渋川を渡渉してAコースに入るが、水量がやけに少ない感じがした。
滝にはちゃんと水が流れているのだろうか? 心配になる。
超エコな近代的(?)警報器が2ヶ所にあった。
沢に降りる道標が出て来るが、梯子が無くなっていたので、降りるのは止める。
長靴の丈で間に合う水深を渡渉する。
”間もなく一の滝”の道標が出て来て、先を見ると橋が両岸に打ち上げられていた。
落差12mの直瀑(?)である ”一の滝”に着く。 右岸の枝沢に ”小滝”がある様だが、それは見に行かなかった。
小振りな滝ではあるが、納涼にはなった。 さて、先に進む道、ロープがあるらしいが見当たらない。
ロープ場で高巻出来たが ”ニの滝”へ降りる道が無い! 踏み跡らしい所を見付けたが、
地面が軟弱で足を置くと崩れてしまいそうだ。 立ち木も無いので怖かったが、ここを降った。
滝から少し戻った左岸にロープ場があった。 湿ったロープで
気持ち悪いのでロープを使わずに何とか登ることが出来た。
何とか無事 ”一の滝”の滝口に降りることが出来た。
滝壺側には先ほど立っていた滝見台の傾いた板が見えていた。
上流側には落差13mの直瀑である ”二の滝”が見えたが、滝壺へ行くには渡渉が困難なので、ここで滝見を済ます。
高巻きの同じ道?に戻るのはメチャクチャ怖かったが、違う道を通ってしまい、難無く高巻きに戻れた。
高巻きからは県道に戻ってしまった。 二の滝から三の滝に行く遊歩道は無い様だ。しばし、県道を歩いて ”紅葉橋”に向かうが、現実的暑さとなる。
沢に降りる踏み跡がないか、探しながら県道を歩くが、紅葉橋に着いてしまった。
”紅葉橋”の上からは、真下に落差18mの2段瀑である ”三の滝”が見えた。
これで滝見を終えてもよかったのだが、滝口に降りる踏み跡を探してみると、
橋の右岸側にそれらしい踏み跡を見付けることが出来た。
”三の滝”の滝口に降り立つと、上段にも滝壺があることが確認出来た。 これだけの滝なら下段の滝壺から滝見をしてみたい。
滝口の周辺を見渡すと、何と! ロープがぶら下がっていた。
覗き込むと岩壁が垂直で下の様子が見えない。 岩壁に足掛かりがあるのかどうかも判らず、ロープも細いので下るのは躊躇してしまった。
上って下る。 では崖の様子が判るので出来そうであるが、下って上るは遠慮しておきたい。
再度、滝口から眺めるが、下段の滝はまったく見えていない。 滝壺側から滝見したい思いが募る。
一番良い滝を見逃した感じを拭えないまま、県道を駐車場に戻る。
道から沢に下れそうな所があったが、踏み跡は無く、余りにも急斜面だったので、悩んだ挙句、無理はしないでおこうと判断してしまった。
県道歩き8分、散策時間1時間08分にて駐車場に戻る。”三の滝”を滝壺側から見れなかったのは残念であるが、”老人が滑落!”のニュースが流れずに済んだことをラッキーと思うしかない。
日当りの車はアッチチに焼けていた。
今日の温泉
いつもの ”こまくさの湯”で汗を流そうと思ったが、下山して来たハイカーで混雑
していたので、近くの ”こぶしの湯”に入浴する。ちょっとしたことではあるが、
60歳以上のシルバー割引があり、600円が510円で入浴出来たのが嬉しかった。”こぶしの湯”は空いていたのでゆっくりと汗を流すことが出来た。