兵庫県宍粟市一宮町福知
Road Map :R29を安積から県道6号線に入り、一宮福知から県道39号線に入ると県道沿いが福知渓谷となる。
『日本の滝百選』 渓谷としてのスケールが小さく感動するものはなかった。
ウィキペディアから
雪彦峰山県立自然公園内、豊富な水量と巨岩が両岸に迫る山深い渓谷で、ひょうご風景100選も選ばれた奥播磨を代表する景勝地の一つである。 宿泊施設やキャンプ場が整備されており、新緑、紅葉のシーズンには多くの人々が訪れる。
福知渓谷
何度も来ているのに車を停めて散策したことがなかったので、早く訪れたいと思っていた。今日は母栖の滝へ行く序でが出来たので西向きの母栖の滝は遅い時間の方が日当たりが良いであろうと、時間調整の為に福知渓谷を朝の内に散策した。
渓谷としては全体に小振りであるが、飽きない程度に変化があり良い所とは思えた。もう少し早ければ盛りの紅葉が見られたのであるが、それは残念だった。
母栖の滝
道の駅”播磨いちのみや”でごはんお代わり自由のワンコイン定食(500円)を食べて、母栖の滝に向う。
福知渓谷
これまで県道39号線は砥峰高原に抜けるのに何度も通っており、福知渓谷の存在は知っていたが、車を下りて散策しようと思ったことがなかった。今回は福知渓谷の散策目的で行って見る。
散策時間:往復約1時間
どこをどう歩いてよいのか判らなかったので休養センター横の駐車場に車を停める。駐車場は県道沿いに数箇所あった。
10時丁度に歩き始め、吊橋を渡って左岸に入る。
吊橋から福知渓谷の上流側を見るが、まだ普通の河原であった。
立派な建屋は休養センターであり、上流に見えている橋までは左岸を歩くことにした。休養センターは'09年の水害で温泉が使えなくなり、観光客が減って現在は閉館中らしい。
左岸を上流に向って歩いて行くと大きな岩が出て来たが、まだ渓谷らしさは無かった。左岸の一体はバーベキューサイトになっていた。
バーベキューサイトから近くの山を見ると黄葉している感じであるが、
既に枯れている感じにも取れる。
右岸、県道側に戻る橋から上流側を撮るが、天気が良過ぎて水面の反射がきつく逆に暗い写真になってしまった。
同じく橋の上から下流側を撮る。
県道沿いの広葉樹は落葉してしまっているが、山の樹木は黄葉していた。
県道を上流側に歩いて行くと、段々と渓谷らしさが出て来た。
2〜3日前に雨が降っているので水量は多い方かも知れない。
天気の助けを借りて段々と良い感じにはなって来た。
道路沿いに”おとせ岩”の表示があったが、どの岩のことかが判らない。
兵庫県の渓谷としてはかなり頑張っている透明度の水が流れており、最近、観光した面河渓にも匹敵する透明度であるが、やはり少し負けてはいる。
左と同じ場所をアングルを変えて見る。
水量が多いので小さな落ち込みでも良い感じの流れとなっていた。
小さい滝と呼べる程の落ち込みがあった。これ位になると名前を付けて欲しい。
モミジの木はすっかり落葉してしまい、堆積した葉っぱも紅葉を通り過ぎて枯葉になってしまっていた。
右手の支流から流れ込む大きな滝があるのだが、手前の樹林で阻まれて殆んど、その姿が見えない。ビューポイントを色々探してみたが写真を撮る程に見える場所はなかった。残念!
左写真と同じ場所を上から見る。
渓谷度は序々に上がってくるが、極端に大きな流れはなく、平凡な流れが続く。
全て規模は小さいが、飽きない程度に次々と落ち込みが出て来る。
大きな滝が無いので夏には沢登り出来そうなれ沢ではある。
ここは滝と言って良い様な落ち込みであり、滝壷(?)が綺麗だった。
砥峰高原に抜けることが出来る県道39号線は、この辺りから離合が出来ない狭い道になってくる。
ここまで県道を40分歩いて来たが、どこまでが福知渓谷かが判らず、流石ダムが見えた地点で引返すことにした。引返しながら見落とし箇所をチェックして行く。
これ位なら滝と言って良いと思う。
高い山での透明度には叶わないが、兵庫の沢としてはかなり綺麗な透明度だと思う。
往路でも見ていた思う流れを再度チェックして行く。
透明度が高いだけで雰囲気は凄く良くなる。
渓谷度がなくなった地点まで戻って来た。前方にはバーベーキューサイトへの橋が見えている。
まだ頑張っているモミジの紅葉。
BBQの受付所に戻って来る。ここでBBQの道具、あみ、鉄板、炭等の全てが有料で借りられ、焼肉セットもあったので手ぶらでBBQが出来る様だ。最近のアウトドアは落チンになったものだ。
復路25分にて駐車場に戻る。左の建屋は現在営業休止している”休養センター”であるが、観光の目玉が赤字で営業休止しているのは寂しいことである。
ふくちけいこく