兵庫県神戸市
百間滝は地図にも明記されており存在は以前から知っていた。しかし、行けるものかどうかも判らず、行こうとも思ったことがない。大岩岳で”やまぼうし”さんのHPを見ている内に百間滝に行かれているのを見付けた。行ける所なら行ってみたいが、今回の動機となった。
林道が終り沢中を歩き始めると、前方に4m程の小さな滝が見え出した。滝はゴルジュになっており登れそうにないので右斜面を高巻きすること
にしたが、登り始めてみるとゴルジュの左側にロープがぶら下っている
のが見えた。高巻きは止めて左側からトライする。ロープはぶら下って
いるものの、全然頼りにならず、引き返そうかと思うほど登り難かった。
百間滝は幻の滝になるのか
林道入口の工事現場は採石をしている様であり、この先どんどん崩壊されて行くだろ。本来は入ってはいけない林道だし、入ったところでドブ川の滝を見てもしょうがない。滝まで行って見た人は小数となり、幻の滝になるかも知れない。改めて”やまぼうし”さんのHPを見てみると、ロープの手前に梯子があった様だ。
奥さんも登られているので相当頑張ったのだろう。今回の滝までの往復時間は44分だった。
県道327号線から少し脇道に入ると、広い駐車スペースがあり、その先には”戦没者遺族、憩いの家”と書かれた神社風の建屋がある。この右手から林道に入るが、ゲートで通行止めになっている。
ゲートを越えて林道に入ると、直ぐに完全に封鎖されたゲートに出る。
ポールの左側のフェンスが壊されており、ここから入ることが出来るが、フェンスを壊したのがハイカーなら寂しい話だ。
林道を歩き始めると大きな重機が置いてあった。この奥にももう1台重機があったが、今日は日曜日で仕事は休みの様だ。就業日だと当然、通して貰えないだろう。
しばし右岸の寂れた林道を歩くが、沢水がやけに汚い。
景観的には沢であるが、流れている水はドブ川である。
臭いすらしてきそうな感じがする。
ゴルジュ
渓谷の両岸の岩壁がひどく迫り合った深い峡谷。
層雲峡の大函や黒部川の廊下もゴルジュの一種である。
この先、どんな難所があるのかとゴルジュを越えるとその先に”百間滝”はあった。 ここまで24分、意外と近かった。落差は30mはあると思
われる滝はこの季節にしては水量も多く優美な姿をしているが、この
ドブ水では幻滅である。県下一の天滝も上流にダイコン畑があり、おせ
いじにも綺麗な水とは言えながこれ程汚くはない。どうも上流に住宅街
がある様だ。
神戸のドブ滝
『日本の滝百選』 上流に住宅地があり、そこからの汚水が多く混じっている感じがする。
ひゃっけんたき