兵庫県神戸市北区淡河町勝雄
Road Map :県道38号線を淡河町に入ると”勝雄不動口”のバス停
があるので、ここから淡河川に向けて東方向に走る。
おさげた橋を渡り、南下すると突き当りに勝雄不動滝の
参道入口に駐車場がある。
Route Map:駐車場から参道で勝雄不動滝を往復する。
『日本の滝百選』 渓流、無名滝群、不動滝の全てが良い感じであったが、沢水の汚さが残念だった。
勝雄不動滝
普段は水量が少ないとのことだったので雨がまったく降らない3月は見送って、菜種梅雨に入った様な4月を待って訪れて見たが、それでも水量が多過ぎることはなく丁度の程々の感じだった。滝見で水量が少ないのはがっかりするだけだ。
沢水が汚い
神戸市の低山からの沢水なので仕方がないのかも知れないが、素晴らしい滝群と渓谷があるのに沢水の汚さで興覚めであった。但し、同じ神戸市の道場の百間滝はゴミが散乱しドブ川の様だったので、それよりは見られる感じではあった。
今日の滝見
勝雄不動滝 ⇒ 岩谷の滝
勝雄不動滝 (落差15m)
今年、'17年3月に帝釈山に登った帰りに勝雄不動滝に寄ってみようと思っていたが、道が判らず見送ってしまった。元々、水量の少ない滝らしいので、雨待ちとしていたが、4月に入って雨が続き充分な水量が得られていると思い出掛けてみた。
かつおふどうたき
散策時間:1時間07分。滝までは参道を15分で行ける。
県道38号線から淡河川を左岸に渡り終点まで南下すると駐車場がある。
舗装道路の終点に参道入口の車5台分程の駐車場がある。
長靴を履いて9時25分に歩き始める。
右側に沢音を聞きながら、不動明王の参道を進んで行く。
べニア板が張られた橋を左岸に渡る。
前方に紙垂(しで)がぶら下がっているのが見えて来た。
ここ3日間程、雨が降り続いたが、沢水は大して多くはなかった。
沢水が汚くてがっかりしたが、これは雨の影響なかのか普段からこんなに汚いのか、それが判らない。
鳥居を抜けた少し上流側に小さな滝があった。
”みそぎ場”の石柱が立っていた。
これがみそぎ場で、これがみそぎの滝? こんな汚い沢水でみそぎになるのか?
雨が降りそうな生憎の天気なので華やかさはないが面白い滝だ。
無名滝があったので沢の中に入ってみる。
滝が近付くとバーゲンセールの様な旗が立ち並ぶ賑やかさになって来た。
歩き易い地味な参道であったが・・・
無名の渓流瀑であるが、無名滝なので一般的には”下の滝”と呼ばれている様だ。
下流側を見ても中々の流れを見せていた。
危なくてこれ以上は下流側に行けなかった。
中々の滝であるので滝名くらいは欲しい所だ。
下流側の流れを脇から眺めて見る。
23分にて落差15mの段瀑である”勝雄不動滝”に着く。
途中でに寄り道をしなければ駐車場から15分もあれば不動滝に着くと思われる。
参道がきつい上りになって来る。
3日間の雨の後でもこの水量なので、普段の水量はかなり少ないと思われる。
滝飛沫は少なく、今日位の水量が丁度良い感じに思えた。水の汚さは目立たなくなっていた。
滝壺周辺には建屋が3つ程あり、どれが本堂か判らない。
滝の両側には観瀑台があった。
右岸の観瀑台から下半分を見る。
落差は低いが、こんなタイプの滝が好きだ。
右岸の観瀑台からは近過ぎて滝全体を撮ることが出来なかった。
滝口へ行く分岐はあったが、更に登れば上流に行けるのではと思い急峻で滑り易い登山道を登って見る。
滝口に行きたくて登山道に入る。
粘土質の路面となり更に滑り易くなる。沢からどんどん離れて行くので、登り切ってから引き返すことにする。こんな所に来るんではなかったと後悔するが後の祭り。
連日の雨で路面が緩んでおり、もの凄く滑り易い。
シビレ山を目指すハイカーはここで難儀している様だ。
生憎の天気で写真写りが悪いが、不動滝の右岸に凄い岩峰が聳えていた。滝壺の不動明王から岩峰をへつる道があったので、この岩峰に登れるの
かも知れない。(未確認情報です。)
振り返ると勝雄地区の田園と淡河川が見えていた。
ツツジが綺麗に咲いていたが、この天気では冴えない。
上流に行くのは諦めて不動滝の滝口に行く。勇気を出して写真を撮った地点より更に2m前に
行くが、見える景観は同じだった。足元が滑ると確実に死ぬのでそれ以上前に行く勇気は無い。
参道の石段道はきついが、それ以外は穏やかな道だ。
滝見を一通り終えて帰路に入る。
参道から見える沢は中々魅力的であるが、今日の沢水の汚さでは興覚めものだった。
1時間07分で散策を終えて無事、車に戻ることが出来た。