兵庫県神崎町田口
『近畿エリアの滝』 大雨の後の滝水の増水を期待して行ってみたが、滝水は大して増えていなかった。
七種の滝
梅雨時でも水量不足と感じたので、次回に来る時には台風の後にでも来てみたい。 その時は増水で滝壺に行くことが出来ず、滝飛沫が激しくて写真が撮れないかも知れない。
七種の滝 (落差72m)
梅雨明けも近付いた昨夜は結構な大雨が降ったので、滝水がたっぷりな豪快な滝見が出来
るであろうと近場の ”七種の滝に行ってみる。 逆に滝水が多過ぎてカメラを向けられない
かも知れない。 考えてみると今日は日曜日。 ”七種山”は人気の山なので多くのハイカー
が来て、5台程しか停められない上の駐車場は満車になってしまうかも知れない。
今日は昼から天気が良くなる予報であったが、駐車場確保の為に早目に家を出る。
なくさのたき
車道終点の駐車場には車5台分程の駐車スペースしかない。
鳥居の奥に滝見の太鼓橋、その奥に ”虹ヶ滝”が見えた。
駐車場から鳥居までの渓流を見ると、対して増水していなくて、
昨夜の大雨の影響はまったく受けていない状況であり、がっかりする。
既に御夫婦が下って来たが、道の状態が悪く、途中で引返して来た感じであった。
かなりの増水を期待して来てみたが、普段より少し水量が多いかな? 程度であった。
渇水期には滝水が殆ど流れていない時もあるので、今日は滝見出来る状態だとは言える。
2段に流れ落ちる落差8mの ”虹ヶ滝” 。
これまで ”虹ヶ滝”の落差を記載してるネット記事は見たことがない。
下流側は ”無名滝”、上流側は2段になった ”虹ヶ滝”。
”虹ヶ滝”の横面を見ると、昨夜の雨降りの影響を受けており、
多少は増水しているのが判った。
”虹ヶ滝”の上流側に着くが、滝口を覗ける所までは近寄れなかった。
登山道は昨夜の雨の影響で湿っており、岩肌は滑り易くなっていた。
そろそろ、ヒルチェックをしながら歩くが、今の所はヒルの姿は見なかった。
この滝は落差が少なく ”無名滝”のままの様だ。
よく滑る岩肌にはステップが切ってあり、安全に通り抜けることが出来た。
落差10mの斜瀑である ”八龍滝”に着く。
'15年07月に訪れた時よりかは水量が少し少ない様に思えた。
濡れて滑り易い岩肌を消化すると平地に出る。
時々、思い出した様にヒルチェックをするが、今の所、ヒルの姿は見ていない。
”雌滝”を滝口側から見ると、かなりの傾斜に見えるが、実際には滑滝である。
間違っていたらごめんなさいであるが、これが ”七種の滝”の ”雌滝”であろうと思う。 いつ来ても樹木で日影となっており、綺麗な滑滝でありながら華やかさは感じられない。
”七種の滝”の滝壺へ下りる道の途中に、1個所だけ ”七種の滝”の全景を写せる所がある。
これが写真を繋ぐことなく撮れた ”七種の滝”の全姿であるが、樹木で隠れてしまうのは致し方ない。
中段部の写真。 滝壺には行くすべは無いのか?
上段部の写真。 オーバーハングした岩から落ちるすだれ状の滝水が綺麗であった。
この後、滝口まで行って覗いてみたが、アングルが悪く、何も見えなかった。
落差72mの段瀑である ”七種の滝” 普段よりかは水量が多めであるが、
期待した水量では無かった。 これは以下の3枚の写真を繋いでいる。
下段部の写真。 滝壺は存在せずに、そのまま沢に流れ続いていた。
”七種神社”への長い階段を上る。
これは ”七種神社”では無く、能舞台と呼ばれているものだろうか?
”七種神社”は後ろに少し見えている小さなお宮。
神社の境内である滝見台からは樹木で邪魔されて全体が上手く見えない。
”七種神社”の横から、再び登山道が始まる。 ”七種山”までは
50分と書かれていた。 滝口までは200mの距離の様である。
この小さな社が ”七種神社”の様である。
この登山道を下ったのは3年まであるが、古いトラロープに
平行して新しいトラロープが整備されていた。
滝口に行っても、危険過ぎて何も見ることは
出来ないのは判っているが、取合えず行ってみる。
ここを登り切れば ”滝口広場”(仮称)に出る。
”七種山”へは様々なコースで登っているので、この登山道はを登りに
使ったのは19年前の1回切りであり、記憶はまったく残っていない。
”滝口広場”には3年前に滝見遊歩道で来ているおり、滝口からも
覗いてみたが、足場が悪く、危険過ぎて充分な写真は撮れなかった。
滝遊歩道との合流点に着く。 このまま登山道を進めば30分程で
”七種山”に登れるのだが、山頂には行く気がしなかった。
もう半歩踏みだすが、これが限度である。 今日はカメラだけを持って来たので、自撮り棒を持って来ていないのが残念であった。
越しが引けて前回より良い写真は撮れなかった。
”七種の滝”の上流の沢を見てみるが、渓谷感がまったく
無かったので、ここで引返すことにした。
3年前は ”滝見遊歩道”を使って、ここに出てきている。
淡々と下り、登山口である滝見太鼓橋に戻る。
駐車場に戻ってみると、車1台、バイク1台が増えているのみだった。
山門の駐車場は満車になっていたので、離合が出来ない車道(林道)を嫌った様だ。
車道途中にある ”夫婦滝”と”雌滝”は今回も割愛した。
虹ヶ滝 落差8m
八龍滝 落差10m
雌 滝