兵庫県神崎郡市川町上牛尾
Road Map :県道34号線、船坂トンネル西口手前から笠形山登山駐車所に向かう。
Route Map:笠形山の仙人滝コースのコース名通りに途中にある滝を目指す。
『近畿エリアの滝』 雨後の滝水に期待したが、少々の雨降りでは増水していなかった。
笠形山 仙人滝
”仙人滝”の水量が少ないのは薄々知っていたので、まとまった雨が降るのを待っていたのだが、2日前の雨では足らなかったようで、迫力ある滝を見るには梅雨後にでも再々度来る必要がありそうだ。
仙人滝 (落差20m)
往路:仙人滝まで57分。
復路:仙人滝から56分。
せんにんたき
笠形山
仙人滝コース
笠形山の ”仙人滝”と聞いて何故か聞いたことのある滝名だと思った。
兵庫100山の過去ログを調べて見ると 2001年05月13日に笠形山に登った時に ”仙人滝”を見ていたのだった。 この時の ”仙人滝”を見た感想には良い評価はなかった。
20年前に見た ”仙人滝”、 我がHPには
「これが ”仙人滝” どうっちゅことない。」と感想を書いていた。
県道34号線沿いの周回用駐車場ではなく、林道入口の駐車場に車を停めた。
滝壺近くにあった説明板。
滝見台があるとは聞いたことがないが、
本当にあるのだろうか?
駐車場にはハイカー泣かせの道標が立っていた。 ”仙人滝”まで30分は
まったくのウソで、余程の健脚でないと30分では着かない。
今日は ”仙人滝”を見るだけなので一番楽出来る、
林道入口の駐車場に車を停める。
”鹿柵門扉”と書かれた獣避けゲートを開けて林道に入る。
駐車場の道標とほぼ同じ場所にある道標であるが、既に10分違っていた。
こちらの道標の方が正しいと思われる。
ゲートから砂防堰堤までは車が充分走れる林道が続く。
大きな沢音が聞こえたので寄り道してみた。
小さな段が連続している綺麗な沢であったが、取水パイプが頂けない。
砂防堰堤の横を過ぎた辺りからは荒れた林道となり、
普通車では通行が無理な状態になって来る。
ここまでヒノキに覆われ薄暗い林道であったが、ここで一気に開けた。
陽当たりの良い林道脇には ”ミツマタ”が沢山咲いていた。
林道歩き42分にて登山口に着く。
途中で沢を見る寄り道があったので、妥当な時間だろう。
ここまでの林道歩きから登山道に入る。
好きな感じの懐かしい道である。
20年前の ”仙人滝コース”の記憶はすっかりなくなっていたと思ったが、
沢上の崖っぷち歩きの登山道を見て、記憶が少し戻って来た。
ここを下れば滝下の広い沢に出る。
崖崩れ個所を過ぎると沢に出る。
広い沢に下ると、正面に ”仙人滝”を見ることが出来たが、記憶はまったく残っていなかった。
登山口から ”仙人滝”まで15分掛だったので、20年前はと同じ所要時間で歩けている。
体力的にはまだまだ使えそうであるが、あくる日に疲労が残る。
落差20mの分岐瀑である ”仙人滝”を見上げる。
残念ながら思った程の水量ではなかったが、好みの滝姿であった。
沢から登山道に戻る一部だけがやっかいであった。
滝壺の位置から下流側を見るが、沢水は伏流水となって消えてしまっている。
滝見以外に用はないので、直ぐに復路に入る。
登山道を終えて林道跡に戻る。
危険個所のまったくない快適な登山道を戻って行く。
枝ぶりを見ると ”ミツマタ”なのがよく判る。
林道歩きで見栄えがしたのは ”ミツマタ”の花だけであった。