和歌山県新宮市熊野川町能城山本
Road Map :R168沿いの駅の道「瀞峡」手前から田長谷林道に入る。
Route Map:散策道は滝手前で崩壊して通行止となっていた。
『日本の滝百選』 日本の滝百選に入れてもおかしくない素晴らしい滝であったが、全体が見えるビューポインがなかった。
熊野の観光名所から
熊野川町の田長(たなご)谷にある2段の大滝。
国道168号線鼻白の滝バス停脇に(お食事処「はなじろ茶屋」があるので、それを目印に)田長谷林道の入り口があり、林道を車で2分ほど行くと、橋があり、それを渡ったところで車を止めます。
橋のあたりからも右手に滝を一部見ることができますが、全体を見るには遊歩道を少し歩かなければなりません。
遊歩道を5分ほど歩くと、「鼻白の滝」の一ノ滝の滝つぼまで行けます。滝下は崩落した巨岩がゴロゴロしています。
水量が豊かで、周囲も天然林に覆われています。いい滝です。
落差83m。一ノ滝が45m、一ノ滝の上にある二ノ滝が38m。
「鼻白の滝」という名は、昔この滝に鼻の白いウナギが住んでいたことに由来するそうです。
鼻白の滝
滝にお陽さんが当たり素晴らしい滝を見ることが出来たが、上段の滝が見えるビューポイントが欲しい所であった。帰宅後に地図を見ていて気付いたのであるが、林道を更に進むと上段の滝口に出られる様だった。これは悔しい!その時に気が付いていれば絶対に行っているのに・・・後悔先に立たずである。
鼻白の滝 (落差83m)
滝の位置はカーナビにも出て来るので判り易かった。
はなしろのたき
道の駅「瀞峡」手前から田長谷林道に入る。
散策時間:22分
遊歩道入口にはしっかりした案内板があり、これで道間違いの心配は無くなり安心して歩ける。
滝見遊歩道の入口は見付かったが周辺に駐車スペースが無く、林道を少し上がった道路脇に車を停める。8時18分に駐車地から歩き始める。
擬木で整備された階段道を登って行くが、きついのは最初だけだった。
落差が83mの大きな滝と思っていたが、48mと35mの二段瀑になっている様だ。どちらにしろ楽しみな落差ではある。
さあ、これからと言うときに通行止が出て来た。ここで怯む訳には行かないので、この先の状態を見に行ってみる。
水平道になるとの樹林の向こうに大きな滝が見え出した。
山歩きではよくあることで、問題無く対岸に渡れた。
遊歩道は崖崩れで崩壊していた。踏み跡は見当たらないが崩れ沢を渡ってみる。
更に滝壺に近付くと上段の滝はまったく見えなくなってしまった。
滝壺は落石で埋まってしまい無い状態となっている。これ以上は滝飛沫が激しく近寄れなかった。
落差81mの二段瀑である”鼻白の滝” 滝壺付近まで行くと上段の滝が殆ど見えなくなってしまう。
沢の中をウロウロして上段の滝が見えるビューポイントを探すが巧く両方の滝が見えるポイントは無かった。後ろに引いて松の木が入る場所が一番良い撮影ポイントではあったが、かなり不満足な展望である。滝の左側を登って上段の滝壺へ行けそうであったが、下りが怖そうだったので割愛した。
林道に戻り橋の上からは二つの滝が見えるが、かなりの遠景なのでコンデジでズームを一杯使ってもこの程度の写真しか撮れなかった。
'16年紀伊半島の滝巡り(太字は日本の滝百選)