岡山県真庭市延風
『日本の滝百選』 下段の滝までは辿り着けたが、滑り易い急斜面に阻まれて上段の滝まで行くことが出来なかった。
おかやま旅ネットのHPから
滝の規模は小さいが,清楚で女性的な美しさを持っている。滝壷のそばに不動明王を祀った小祠があって,かつては京阪神方面からも信者が訪れていたという。(情報が少な過ぎる。)
八反不動滝
滝下まで来ているのに上段の滝を見ることが出来なかったのはタキラーとしては至極残念であったが、逆に言えば滝如きに危ない思いをしたくない。とも思える。
今日のetc
関の塩滝 → 神代鬼の穴 → 龍宮岩の滝 → 八反不動滝 → いじりの滝 → 万葉の岬
八反不動滝 (落差35m)
八反不動滝への登り口は龍宮岩から800m程北側にあり、至近距離であった。
林道入口の急な坂道に積雪があり、車は国道沿いに停めることにした。
下の滝までは容易に行くことが出来たが、そこからの急斜面が地面が柔らかくなっているので、グリップが得られず、下りのことを考えると登るのを止めた。つまり途中リタイヤで終わってしまった。
はったんふどうたき
Road Map :米子道の久世ICからR181を西進から北進し、
八反地区に入る。
Route Map:R181沿いに車を停めて出雲街道から参道跡を歩く。
”出雲街道出入口”の標識が滝への入口となる。
林道入口の積雪を振り返り見る。下には自車と国道が見えている。
この標識から林道に入ると駐車場があるのだが、林道入口は急坂で除雪されておらず、仕方なく国道沿いの空きスペースに車を停める。
スパッツ代わりの長靴を履いて10時45分に歩き始める。
直ぐに駐車地に着く。林道の積雪は入口付近だけで駐車地付近にはまっ
たく雪が残っていなかった。フェンスの間から出雲街道跡に入って行く。
沢と平行してはっきとした街道跡が続く。
この沢が不動滝に続いている様だ。
初めて ”不動滝”への道標が出て来て、この道で間違いないことに一安心出来た。
前方に見える鳥居を潜り参道に入って行く。
参道を塞ぐこの倒木は枝の下を潜り抜けることが出来た。
かつては整備された参道であったろうが、今はあちこちが傷んでいた。
”不動滝”への表示あり。
脇道に新しめの小屋が建っていた。滝見小屋にしては滝からまだ離れているのでお参りの信者用の休憩小屋なのか? 小屋には見に行っていないので用途は不明。
歩くこと15分で ”八反不動滝”の下端に着く。詳細は判らないがこの上流に大きな滝が何段か続いているらしい。ここからも上流の滝が少し見えていた。
かつては石階段で整備されていた参道であったろうと思うが、大雨時には雨水が流れ込んでいる様で、今は沢の中を歩いている様だった。
前方に小さく滝が見えだした。
滝の右側の崖っぷちにある岩窟に不動明王が祀られていたが、これを目当てに京阪神から信者がお参りに来ていたとは信じ難い。
不動明王から先は道が見当たらない。適当に斜面を登ろうとしたが、落葉に覆われた地面が軟弱過ぎてグリップが取れない。おまけに立木が無くて掴む物が無いので、滑落すると崖下まで一直線だ。
登れそうな所を探してみるが、どこもホールド出来る岩が無く、立木も無いので、下りのことを考えると上段の滝は諦めるしか無かった。
もう少し地面が乾いてステップ切れる様になれば更に登れたのであるが、
”八反不動滝”の本質を見ないまま泣く泣く引き返す。
出雲街道とは
かつて兵庫県姫路から島根県松江に通じる街道、宿場があったらしい。