岡山県津山市阿波
『日本の滝百選』 落合渓谷に流れ落ちる3つの滝を巡る。 観光名勝になっている布滝はやはり素晴らしかった。
落合渓谷周辺の滝
白髪滝、大滝は落合川本流の滝ではなく、枝沢からの滝なので普段から水量は少な目らしいが、布滝は落合川本流の滝なので水量が多く、迫力は他の滝より数段上だった。
今日の滝巡り
白髪滝 ⇒ 大滝 ⇒ 布滝 ⇒ 尾所の大滝 ⇒ 廻り滝。
布 滝 (落差25m)
のんだき
ウィキペディアより
吉井川の支流である加茂川支流、中国山地の黒岩高原(標高920m)を源流とする落合川上流域にある。落差は25m(上流のナメ滝を含めると落差50m)で、滝の斜面は玄武岩の柱状節理となっている。
この岩肌を斜めに落ちる様が、白い布を晒しているように見えるので布滝の名が付いた。
昔は大きな滝壺があり、大きなオオサンショウウオが棲んでいたという言い伝えがある。
Road Map :県道118号線を経て阿波森林公園への林道に入るとそれぞれの滝への道標が出て来る。
Route Map:それぞれの滝への駐車場があり、林道、又は遊歩道で滝下まで行く。
布滝、白髪滝へは '12年6月に訪れているが、この時、大滝を見逃していたので再訪したいと思っていた。前々日にまとまった雨が降ったので、水量が増えているだろうと急遽出掛けた。
白髪滝:15m
大 滝 :10m
白髪岳(落差15m) 滝見散策時間:大滝と合せて30分。
大 滝(落差10m) 滝見散策時間:白髪滝と合せて30分。
布 滝(25m) 滝見散策時間:
林道を走っていると ”大滝”の表示、続いて ”白髪滝”の表示が出て来る。
道路沿いに広い駐車場があるが ”大滝”への林道入口にも広い駐車場があった。
白髪滝を経由して林道に入り、大滝を往復する。
駐車場から数分歩くと ”白髪滝”が見えて来た。
雨が降って2日後なので以前見た時より水量は多くなっていた。
落差15mの直瀑である ”白髪滝” 水量が少し増えても何の面白味もない滝だった。
滝口だけを見ると迫力感が少し出て来る。
左サイドから見てみる。
白髪滝から南側に滝見者用の駐車場があり、そこから ”大滝”への林道が伸びていた。前回はこの林道を見逃しており ”大滝”を見ることが出来なかった。
白髪滝と同じ地図です。
林道を5分程歩くと ”大滝”が見えて来た。かつての滝見遊歩道は陥没して大きな穴が空いていた。
車でも走れそうな林道であるが、この先で小さな崖崩れがあり車での乗り入れは出来なくなっていた。
柱状節理の崖を流れ落ちる好きなタイプの滝だった。
落差10mの段瀑である ”大滝”は変化としては少な目であるが、好み滝だった。
少しサイドから見てみる。滝壺は小さ目だった。
前回はこの滝を見逃しているので比較ではないが、今日の水量は充分に思えた。これ以上水量が増えると滝に近付けなくなる。
今回、車を停めた道路脇の広い空き地。
この舗装道路で ”布滝”へ向かう。
帰路、林道の崩壊部分を撮っておく。通行禁止等の標識は無かった。
”布滝”への遊歩道入口にある駐車場は公園風になっており、東屋とトイレが整備されていた。土日には観光客が多く訪れるのだろう。
林道(舗装道路)の終点が ”布滝”への遊歩道の駐車場となる。
階段道を一登りするとフラットな遊歩道となる。右側には落合渓谷からの大きな沢音が聞こえてくる。
ここの標高が書かれた標柱は良く覚えていた。
遊歩道を進むこと5分足らずで”布滝”が見えて来る。薄曇りであったが時折陽が射す様になってきた。
落差25mの段瀑である ”布滝”も柱状節理の岩肌を流れ落ちる迫力ある滝だった。
この滝も落差はいい加減だと思うが、落差を越えた迫力があった。
更に高い場所からは樹木が被ってしまうが、これらの樹木はモミジなので、紅葉時には素晴らしい滝が見れるものと思われる。
少し高い場所から見下ろす感じで見てみる。
滝口から上流にナメ滝が続いているとあるが、そこに行く手段はあるのか?
林道から行くのかも知れないが、今日現在、黒岩高原に行く林道は通行止めだった。