岡山県高梁市備中町
Road Map:中国道を東城ICで下りてR182を南下して小野集落から県道107号線に入る。
『日本の滝百選』 備中湖の湖岸道路は落石、木の枝の落下物が多く、車の走行に要注意。
おかやま旅ネットから
一般にはほとんど知られていないが,高梁川水系ではその規模・水量とも最大規模の滝。二段の滝になっていて,奥の滝壷からの眺めは非常に迫力がある。
鈴木の滝
どうも道路沿いの道標と登山口の案内板は最近設置された様だ。特に登り口を示す案内板がなければこの滝には辿り着けなかったと思う。豪快な見事な滝であるので、滝見を邪魔している樹木を伐採してくれれば更に良かったのに・・・
鈴木の滝 (落差60m)
備中湖の北側に滝への登山道があるのかは判っているのだが、走れども走れどもそれらしき登山道入口が見付らない。細い林道があったので入って行くと民家の庭に出てしまった。
備中湖の東端まで走った頃に諦め掛けたが、老人5名が日陰で喋っていたので聞いて見るとこの辺りで住んでいるが、そんな滝、聞いたことが無いと言う。引返すつもりだったがもう少しと更に進んで見ると直ぐに鈴木の滝の道標があった。あのジジー共はこんなに大きな道標が判らなかったのか。
すすぅぎのたき
駐車場の近くの三叉路には”鈴木の滝”の道標あり、登り口には右の説明板が立っている。
登山口にある説明板には遊歩道となっているが、道の状態は悪く明らかに登山道であった。片道10分程で滝まで行ける。
臭い滝名であるが、地元の人は”すすぅぎのたき”と呼んでいるらしい。
沢を挟んで登り口の反対側に”小谷鎮守”のお宮が建っており駐車場はこれの参拝用かも知れない。
鈴木橋の上から沢の状態を撮る。期待出来る感じではあるが沢水は少なく感じる。登り道は右手の薮の中に伸びている。
説明板の左手に踏み跡があり、荒れた道だと聞いているので登山靴を履いて歩き始める。
ササ原となるが、踏み跡はしっかりと付いていた。
どこかで拾ってきた様なビニールのロープが垂らしてあったが、ロープが必要な斜度ではなかった。雨後の滑り易い路面になるとロープの助けが必要かも知れない。
このロープ(紐)は2ヶ所に設置してあった。
樹林で薄暗い中、沢沿いに緩やかに登って行く。
ストレートに落ちる滝よりも、三段の折れている”鈴木の滝”は見応えがある。
約10分程であっけなく”鈴木の滝”に着いた。思っていた以上に見事な滝ではあるが、途中に樹木が茂り滝見が寸断されているのと、水の汚さが悔やまれる。実際には水が汚いのではなく沢底が汚いだけだ。
”鈴木の滝”(落差50m)の全景。どうアングルを変えても途中の樹木が写りこんでしまう。
”鈴木の滝”の下流にあたるゴルジュ風の景観。今日は訪れるのが遅い時間となり沢に陽が当たっていないのが残念であるが、沢底の汚さから陽が当っていても景観的には良くならないかも知れない。
更に下側の小さな滝。上に見えているのが”鈴木の滝”本体。
40分程、滝見見物で40分程散策して小谷鎮守の駐車場に戻る。
帰路、地元を知らない地元のジジー連中に文句を言ってやろうと思ったが、ジジー連中は既に散会していて居なかった。
登り口に近い側の渓谷。陽が当っていないと薄汚れた感じしかしない。
今日の滝巡り