〔064〕虚空蔵山 (596m)

兵庫県篠山市

2015年03月23日


兵庫100山に戻る

Road Map :デカンショ街道の国道372号線を篠山市に入り県道292号線で陶の里に向う。
Route Map:陶の里の無料駐車場から自然遊歩道にて山頂を往復する。
虚空蔵山に初めて登ったのは'01年03月、今回と同じ自然遊歩道で登っている。2回目は'07年05月に油井から縦走したが代わり映えしなかったので、今回は最短距離の自然遊歩道で再度登ってみる。
本当の山頂は?
  GPSで軌跡を取ったから判ったことであるが、ガイドブックの標高592mと山頂表示の標高596mが食い違っており、カシミールの地図でも標高592mは違う所にある。
ハイキングするのにこんなのは関係ないと思うが間違いを知ってしまうと気になってしまう。 個人的には標高の高い方である596mが合っていると思いたい。
    標高差:386m
累積標高差:405m
兵庫100山』   鞍部までの関電プラ階段の数が凄かった。山頂からは展望在り。 
こくぞうさん
コースタイム:1時間46分(山頂での休息9分を含む)
登り:54分(登山道進入10分を含む)
下り:43分
道路沿いに ”虚空蔵山”の道標があったが、示されている方向は陶の里関係者専用出入口と書かれた道路であった。 ここが近道の様なので従業員専用の道路を歩いて行く。
”陶の里”(すえのさと)と道路を挟んで反対側に広い空き地があり、
ここに車を停める。 陶の里にも駐車場はあるが、入場者以外は駐車禁止の様なことが書かれていたので、この空き地に車を停める方が無難ではある。 12時丁度に駐車地を出発する。
トイレ、炊事場のあるバンガロー村を見ながら
遊歩道を進んで行く。
陶の里の施設の屋根越に見た ”虚空蔵山”
登山道としては踏み跡ははっきりしていたが、兎に角、薮道であり枝を掻き分けながら進んでみるが、こんな藪扱き道がどこまで続くのか判らないので引返すことにした。
おや!」 遊歩道沿いに登山道の道標があった。
山頂まで(登山路)1.6km”と書かれており、
ならば行ってみようと登山道に入ってみるが・・・
簡易舗装された道路が終るとプラ階段で整備された
関電巡視路となる。 そしてヒノキの植林帯に入って行く。
遊歩道に戻る。 ハイキングはこんな道でなくては・・・
プラ階段が必要なほどの斜度ではないが、どこまでもプラ階段が整備されていた。 ヒノキの植林は枝打ちもされていて良く手入れされていた。 なので植林帯にみられる暗さはなかった。
ヒノキの植林帯に入ると枝道が多く出て来る。
赤い ”火の用心”は関電がいつも使っているやつだ。
道標に従って右に入る。
斜面に取り付き、ジグを切って登って行くがとことんプラ
階段で整備されていた。 味気無いが歩き易いのは確かだ。
過去の関電には資金的に余裕があったんだなぁーの感じだ。
30分にて主尾根の ”鞍部”に着く。 山頂まで0.6kmの
表示があったので、ここで半分を消化したことになる。
前方に鞍部が見えて来た。
ヒノキの植林帯は終り雑木林に代っていた。
尾根筋の道は鞍部から真っ直ぐに山頂まで伸びている様に見えた。
休息ベンチがあったが展望はあまりよろしくなかった。
見えているピークは ”和田寺山”ではなさそうであるが、
それの連なりのピークだろう。
プラ階段はまだ終っていなかった。 急登りにもプラ
階段が整備されており、歩き易くて助かる。
歩き難くても自然道の方が好きなんですが。
プラ階段が続くと言うことは送電鉄塔があるはずであるが、登山道からは見当たらない。 麓からは送電鉄塔が見えていたのだが・・・
左写真と略同じ所に分岐が出て来た。
”藍本駅まで2.1km”と書かれていた。
山頂まで300mの表示が出て来た。 この道は自然遊歩道なのでプラ階段は関電と関係無く、自然遊歩道として整備されているのかも知れない。
尾根の肩に着くと登りも一段落してフラット道となる。
等間隔で綺麗に割れ目の入った岩が出て来る。
尖がり岩を廻り込むと山頂となる。
岩場が出て来る。 岩の上は展望が良さそうであるが、
下山時に寄ってみることにして山頂へ急ぐ。
ここで大きな疑問が!  ”兵庫50山””兵庫100山”のガイドブックも、そしてカシミールの地図でも虚空蔵山の山頂はここでは無く、更に北に進んだ592m地点となっている。 縦走した時に592m地点を通っているが、何の表示も無かったと記憶している。 誰が何を間違っているのか・・・
54分にて ”虚空蔵山”(596m)に着く。 岩場の山頂であり展望が
良さそうに見えるが、樹木が邪魔して展望はそう良くはなかった。
岩場の山頂風景。 鳥瞰図は痛んでおり殆んど見えない状態になっていた。14年前の山頂写真と比べると樹木は背が高く大きく育っていた。
眼下には武庫川沿いの田園が見えたが、遠くの山々はどれがどれか判らない。
遠く ”六甲山系”が見えたが、霞んでいて絵にはならない。
山頂から少し南に戻った所にある ”展望岩”に移動する。
山頂よりも ”展望岩”の方が見晴しが良い。
場所を代えても霞んでいるのは同じである。
長くは続かない尾根筋のフラットな道。
登って来た道を引返す。 尾根筋だけが雰囲気良い。
樹幹の間から見えた ”和田寺山”(591m)
プラ階段の良し悪しは半々であった。
尾根の肩まではフラットな道であったが、肩からは
急降下となる。 プラ階段で滑ることなく楽に歩ける。
登り時から気になっていたのだが、表示のまったくない分岐があった。これが藍本駅への登山道と合流するのか、全て不明の中、通り過ぎる。
鞍部を挟んだ向かいのピークには '01年03月に
”虚空蔵山”の写真を撮る為に登ったことがある。
ヒノキの植林帯に戻る。これだけヒノキが整列していると気持ちが良い。
鞍部に戻りジクを切った斜面を下って行く。
東屋の背後に見えているのは ”虚空蔵山”
駐車場まで戻り43分にて ”虚空蔵山”を終える。
バンガロー村への遊歩道に戻る。
前方に見えているのは ”和田寺山”