福井県坂井市三国町東尋坊

2020年09月21日


日本の海岸、湖に戻る
日本の海岸、湖』 整備された遊歩道は予想していたより楽に歩けた。
荒磯遊歩道 福井県観光情報HPから
  三国の荒磯遊歩道は、越前加賀海岸、三国町米ケ脇から東尋坊を経由して雄島までの松林を通りぬける
約4km遊歩道です。 この遊歩道周辺は今から50万年前新第三期の火山活動により隆起し、やわらかい礫岩や凝灰岩、泥岩、砂岩とかたい色々な安山岩からできています。 変化に富んだ海岸景観が発達していて、特にやわらかい岩の層でできた東尋坊の北にある福良海岸では、海蝕洞や海蝕崖、岩礁、島など多様
な海蝕地形を見ることもできます。
東尋坊 福井県観光情報HPから
  荒々しい岩肌の柱状節理が延々と1kmに渡って続く勇壮そのものの東尋坊は、国の名勝・天然記念物に指定されています。 なかでも岸壁の高さが20m以上に及ぶ大地の断崖は勇壮というより壮絶で、日本海の荒波が打ち寄せる姿は恐ろしいほどの迫力です。 遊覧船ではライオン岩、ろうそく岩など自然の造形が目を楽しませてくれます。
荒磯遊歩道からの東尋坊
 日本の海岸線巡りを始めて、直ぐにでも ”東尋坊”に行きたかったが、如何せん、自宅から300kmの遠方であり、天気を外してしまえばと思うと、中々踏ん切りが付かなかった。
  ”東尋坊”を見るだけなら、ただの観光となってしまうのだが、荒磯遊歩道の存在を知り、”東尋坊”を裏側からも見ることが出来た。
今回の越前海岸散策
  荒磯遊歩道〜東尋坊 → 荒磯遊歩道〜雄島周回越前松島
これだけ散策しても全て無料であり、バス代250円が掛かっただけで済んだ。
荒磯遊歩道にて東尋坊へ
  東尋坊には '1999年07月に息子と訪れたことがあるが、キャンプの合間に訪れただけで興味もあまりなかった。 東尋坊は直ぐ近くまで車で行くことが出来る楽チン観光地であるが、それでは観光だけになってしまうので、荒磯遊歩道の入口から歩くことにした。 所要時間が判らないが、東尋坊まで歩いて体力が残っていたなら雄島まで歩いてみようと思っていた。 バス便があるなら帰路はバスで帰る予定。
ありいそゆうほどうにてとうじんぼうへ
Road Map :北陸道を丸岡ICで下りて、坂井市街を三国町に向けて西進する。
Route Map:景勝地としては東尋坊、雄島、越前松島を散策する。
東尋坊までと観光時間を含む:1時間08分
雄島までと雄島周回時間:3時間21分

日本の天然記念物
”荒磯ふれあい公園”から東尋坊までの遊歩道はよく整備された歩き易い道であった。
直ぐ隣りに広大な無料駐車場と、バス停があった。
トイレがある ”荒磯ふれあい公園”の駐車場は狭く、車5台分のスペースしか
なかった。 ”荒磯遊歩道”は、ここから始まる。 8時24分に歩き始める。
遊歩道は荒れている心配があったが、荒れているどころか、簡易舗装がされていた。左側は海岸線であるが、ササが茂り展望の得られる地点は少なかった。
草木の背丈の低い地点から得られた海岸の展望は大したものでは無かった。
遊歩道から海岸線に下りたいと思っていた頃、”製塩遺跡”への下り道が出て来た。
脇道で海岸線まで下りてみるが、”製塩遺跡”がどこにあるのか判らなかった。
路面と共に道標もしっかりと整備されていた。
海岸線からの景観は、先ほど遊歩道から見た景観と同じであった。
海岸線には崖が迫り、海岸線を歩けそうになかった。
どこまでも簡易舗装された遊歩道が続き、ここまで崩壊個所は無かった。
海岸線への展望が少なかったのが欠点ではあった。
所々に現在地を示した簡易地図があり、これは役に立った。
”荒磯遊歩道”は文学にゆかりのある遊歩道らしく、数多く石碑が立っていた。
少しは展望が良くなるかもと、東屋に上って見る。
意外と早く ”東尋坊タワー”が見えて来た。 もう ”東尋坊”は近いのか。
”展望東屋”から見た海岸線。 少しは磯岩が多くなって来た。
絶好のダイビングスポットではないか!
”東尋坊”が近付いて来たのか? 岩峰が荒々しくなってきた。
ここは既に ”東尋坊”の裏側と思われる。
どの時点を持って ”東尋坊”に着いたのかカウント出来なかった。
後から思えば、これが ”七つ岩”だったのかも知れない。
先程も違う方向から見ていた ”立て岩”は、正規の名前では無く仮称である。
高台に ”東尋坊”全体をバッチリ見られる場所を見付けた。
東尋坊”から ”雄島”までの簡易散策地図。 荒磯遊歩道は ”雄島”まで続いているのだ。
”東尋坊”の絶景が目に入って来た。 テッペンがフラットなのが特徴の ”三段岩”
駐車場から一番簡単に行ける ”大池”には観光客が群がっていた。
直線距離では近くに見える ”雄島”へは遊歩道では遠かった。
周辺を見て ”七つ岩”と言えるのはこれしかなかった。
左側の岬が ”東尋坊”への展望地。
左は ”ローソク岩”で中央が ”ライオン岩”だろう。 ライオンとして見ているとライオンに思えて来た。
”ライオン岩”には簡単にテッペンまで登ることが出来る。
柱状節理が良く判る ”大池”に群がる観光客。
”ライオン岩”へのテッペンまでのルートを示す。
後ろから見ると ”ライオン岩”に見えないが、登り易いのが良く判る。
”ローソク岩”とタイドプールで遊ぶ子供達。
綺麗な水とゴミがまったく浮かんでいないのに好感が持てる。
深く入り込んだ入り江。
深い入り江を挟んで見た ”大池”。 ”大池”の名前の謂れは知らないが、名前を替えて欲しい。
先程までウロウロしていた ”ライオン岩”の裏側を見る。
最後に観光の主要地 ”大池”に行くと、歓迎されない様に曇ってしまった。
ベタ凪ぎの様に見えるが、打ち寄せると波が大きく盛り上がる。
打ち寄せる波を見ているだけで、時間が潰せた。
この入り江が遊覧船の発着場であるが、今日は波が高いので、
ここには発着しないのアナウンスがあった。 これで波が高いのか?
コロナ禍でインバンド客が居らず、今日はまだ人が少ない方なのかも知れない。
前回も見た自殺の名勝地? 海面までの高さは一番あった。
曇り空で逆光なので暗い写真になってしまったが、駐車場からのお土産屋さん通りを見る。
”東尋坊”観光を終えて 荒磯遊歩道を ”雄島”に向けて歩き始める。 遊歩道からは海蝕洞は見えなかった。
次の目的地 ”雄島”を見る。 柱状節理が剥き出しの島である。