岡山県備前市日生町
『日本の海岸、湖』 国土地理院の地図に載っている鹿久居島の遊歩道を探しに行ったが、見付からなかった。
ウィキペディアからの鹿久居島
鹿久居島は、日本の瀬戸内海にある有人島のひとつで、岡山県備前市に属す日生諸島の島である。 本土と「うちわだの瀬戸」を挟んで向き合う。
日生諸島のみならず岡山県内でも最大の島で、地形は山がち。 島内には鹿が多い(＝久しく居る)ことから鹿久居と名付けられた。 無人島の期間が長かったが１９４７年(昭和２２年)から入植が進められ、２０１０年（平成２２年）３月末現在の人口は１２人。
野生のシカが鹿久居島からが橋を渡る姿(頭島へ)がしばしば目撃されている。
島南西部の湾を現寺湾、その北側の湾を米子湾、島中南部の湾を千軒湾と言う。
鹿久居島、頭島
両島共に観光的なものは何も無い。 と言うのは判っていたが、天気が悪かったせいもあるが、本当に感激出来るものは何も無かった。 以前、手ぶらで帰ったのを思い出した。
予定を変更して長島に行く
鹿久居島で遊歩道が見付かれば、充分に時間を掛けて歩くつもりだったのが、遊歩道が無かったので、時間が一杯余ってしまった。 これで帰るのは勿体ないし、昼には天気も良く無しそうなので、まったく予定していなかった
”長島”に行って見ることにした。
今日の岡山県の島巡り
楯越山 → 鹿久居島、頭島 → 長島 → 楯越山
鹿久居島、頭島
数年前に鹿久居島、頭島に行ったことがあるが、見るべきものが何もなく、素通り的に帰って来た覚えがある。 今回は国土地理院に点線で表示されている遊歩道が気になって本当にあるのか確かめてみようと思った。
遊歩道なのか作業道なのか、既に廃道になっているのか、判らないし、ネットで検索しても、この道を散策した報告は見付からなかった。
かくいじま、かしらじま
Road Map ：Ｒ２５０沿いのＪＲ日生駅付近から備前日生大橋を渡る。
Route Map：遊歩道は見付からなかったので適当に少し林道をあるいただけ。
大きな ”鹿久居島”には果樹園が点在するだけで何も無い。
小さい ”頭島”は漁業中心で民家がぎっしりと建っていた。
地図にはないが別荘地までは舗装道路が通っていた。
まほろばの郷への林道はゲートで通行止めされており、予約制となっていた。
鹿久居島側から見た全長７６５ｍの ”備前日生大橋” この橋が出来て鹿久居島に簡単に行ける様になった。日生町内にある ”楯越山”(標高126ｍ)には早朝に車で上っているが、濃いモヤで何も見えなかった。
今日は天気が良いはずであったが、朝には霧雨が降って、橋の上も濡れていた。
まずは鹿久居島の南端まで車で走ってみると、そこは別荘地になっており、
道路を挟んで山側にも海側にも別荘が建ち並んでいた。
別荘地に海岸に向かって簡易舗装された道が伸びていたので行って見る。
海岸側の別荘地を散策してみる。
簡易舗装の階段道は薮で打ち切られていた。
道標板のさび具合から、海岸まで行けたのは相当昔と思われる。
海岸への道標があったが、その先には道らしい形跡は無かった。
薮扱きしてまで海岸には行きたくないので、ここで海岸に出るのは諦める。
本来の目的である ”まほろびの郷”に行く林道と平行して伸びているはずの
遊歩道(作業道)を探しに行く。 林道ゲートには入場料や予約制とかが書いて
あったので、車を停めて歩いて遊歩道入口を探しに行く。
昔には遊歩道があったのかも知れないが、今は完全に廃道になっている様で、
遊歩道入口の形跡すら見付からなかった。 諦めて ”頭島”に行く。
”頭島大橋”の全容を見たくて、鹿久居島側の小さな船着き場に下りてみる。
”鹿久居島”と ”頭島”を結ぶ全長３００ｍの ”頭島大橋”
”頭島”の適当な所に車を停めて ”たぬき山”までは歩いて行くつもりであったが、車でウロウロしている内に ”たぬき山”(標高５５ｍ)に着いてしまった。
”鹿久居島”から頭大橋で ”頭島”へ移動する。
”たぬき山展望台”に上ってみる。
展望台は螺旋階段で上る。
展望台には山方向の鳥瞰図が提示されていた。
雨雲で見通しが悪く絵にはならないが、肉眼でも薄っすらとしか見えていない。
小豆島方向の鳥瞰図。
小豆島は写真に載っていないが、肉眼ではシルエットだけ見えていた。
鳥瞰図では ”長島”と ”鴻島”がばっちり見えていることになっていたが・・・
見通しの悪さに加わって、茂った樹木で殆ど見えなかった。
車で ”頭島”の西海岸に行って見ると、風光明媚な所に ”グランドゴルフ場”があった。
”たぬき山展望台”からは見えなかった ”鴻島”が、ここからは対面に見えた。
”鴻島”名物の別荘群。 別荘ブームの折に数多く建てられたが、今や格安で販売されているらしい。
グランドゴルフ場からは ”頭島大橋”も見ることが出来た。 カキイカダが多く並んでいる。
ホタテの貝殻を一杯積んだ漁船が走って行く。 天気が残念であるが、風情は出ていた。
朝一番、”鹿久居島”に渡る前に、”鹿久居島”を見ておこうと車で ”楯越山”に上ったが、
雨雲での見通しの悪さで、展望は得られなかった。
