岡山県岡山市北区後楽園

2020年09月15日


日本の海岸、湖に戻る
日本の海岸、湖』  コロナ禍の影響か、来園者が少なく、静かに日本庭園を散策出来た。
岡山後楽園の歴史と概要
  岡山後楽園は、江戸時代を代表する大名庭園の一つです。 岡山藩主 池田 綱政が家臣の津田永忠に命じて、1687年に着工、1700年に一応の完成をみました。 その後も藩主の好みで手が加えられ、江戸時代の姿を大きく変えることなく現在に伝えられています。 広い芝生地や池、築山、茶室は園路や水路で結ばれ、歩きながら移り変わる景色を眺めることができるよう工夫された回遊式庭園です。 全長約640mの「曲水」が園内を巡り、池や滝になって優れた水の景色を作り上げています。 園内には藩主の居間「延養亭」や「能舞台」など歴史的な建物があり、通常は非公開ですが、「延養亭特別公開(年2回)」や、能舞台での公演、和文化体験等で一般公開しています。 水戸の偕楽園、金沢の兼六園と共に「日本三名園」の一つとも称され、国の特別名勝に指定されています。 歴代藩主の「やすらぎの場」であった岡山後楽園は、今でも県内外や海外から多くの人が訪れ、愛されています。
岡山後楽園
  山歩きの現役中は日本三大庭園にはまったく興味無かったが、歳を重ねると共に、
楽に絶景を堪能できる日本三大庭園を散策したなって来た。 これまで観光地を避けて来たが、コロナ禍でインバウンドが減っているので、どんどん散策しようと思っている。今日の岡山名勝地散策
  岡山後楽園 → 岡山城 → 岡山後楽園 → 備中高松城 → 鬼ノ城
岡山後楽園
  後楽園にはまだまだ暑い初秋に行くより、紅葉の時期の方が素晴らしい景観が得られるのは判っているが、紅葉期には別に行きたい所があるが、季節的には一番詰まらない時期かも知れない今日になってしまった。
おかやま・こうらくえん
Road Map :山陽道を岡山ICで下りて、R53を南下して直ぐの所にある。
Route Map:園内の東半分を散策した後は岡山城を見学して、その後、園内の西半分を散策する。

日本三大名園
正門から入園して、外周路を時計回りに散策して、月見橋から岡山城を往復する。
岡山後楽園の正門入口。 入場料は一般410円、シニア65歳以上は140円となっていた。
正門を入ると目の前に岡山城の天守閣が聳えていた。 黒塗りの格好良いお城だ。
後楽園の一番大きな ”沢の池”を見る。 池の中に小島が点在し、日本庭園に仕立てられた絶景であった。
茅葺きで仕立てられたお洒落な休憩舎。
”沢の池”に太鼓橋で繋がれた ”中の島”を見る。
紅葉にはまだ早いがモミジが少しだけ色付いていた。
後楽園
”沢の池”の一郭にニシキゴイが集まるエリアがあった。
人が来ると餌を貰えると集まって来る。
何の為の建屋か判らない ”慈眼堂”。
後ろの岩は花崗岩を36個に割って再び元の形に組み直した ”烏帽子岩”らしい。
少し方向を変えて見た ”中の島”
”中の島”に渡るタイコ橋。 仲間と離れてしまい、結局 ”中の島”へは行かず終いになってしまった。
竹林沿いの外周路を進む。
林間コース風の遊歩道を進んで行くと、滝音が聞こえて来た。
”花交の滝”の大きな滝音は、人工的に滝音が大きくなる様に
工夫された人工滝らしい。 これも庭師の仕事だろうか?
大きな滝音の割には小さな ”花交の滝”
休憩舎の ”流店”から流れ出て来ている綺麗な用水。
中でジジーが昼寝していたので写真を撮り忘れたが、”流店”の中央には水が流れていた。
お洒落なイナズマ橋を渡る。 橋を渡っていても鳥は動かなかった。
息を切らして標高6mの ”唯心山”に登る。
”唯心山”は後楽園唯一の展望台となっていた。
”唯心山”には混雑期の配慮なのか、
登り道は1本であったが、下り道は3本あった。
”唯心山”のてっぺんからは、後楽園の代表的な展望が得られた。
この山は人工的に築かれた丘らしい。
同じく ”唯心山”のてっぺんから ”沢の池”の西半分を見る。 芝生が良く手入れされている。
池の一郭に集まっていた ”ニシキゴイ”。 日本庭園に ”ニシキゴイ”は良く似合う。
風情に合わない ”月見橋”を渡って ”岡山城”に向かう。
一旦、南門から出て旭川を挟んで見た ”岡山城”。
お城ファンでなくてもかっこ良いお城だと思った。
”岡山城”の見学を終えて、”月見橋”に戻って来る。 旭川の対岸が ”後楽園”の敷地となる。
南門から ”後楽園”に再入場して、引き続き時計回りで散策を始める。
見事な茅葺き屋根の ”延養亭”は特別な日のみ内部が公開されるらしい。
蓮池に架かるイナズマ橋は通行止めで渡れなかった。 対岸には奥から迂回して行くことが出来た。
巨石に茂る大きなモミジの木。 紅葉を見てみたい。 この先は通り抜け出来ずに引き返す。
広大な芝生を抜けて正面入り口に戻る。
園外にある駐車場は旭川沿いにあり、土手と河原の2ヶ所にあるので、結構広い。
駐車料金は100円/1時間となっていた。